ハンドメイドlu-x(るっくす)

手作りアクセサリーショップlu-x(るっくす)の店主ホイミのつぶやきブログ
  ~他ブログよりお引っ越ししてきました~

衝撃の事実・・ -前編-

2015年06月06日 | つぶやき
こんにちわ~^0^

父の術後の容態は特に変化無く、とりあえず順調(?)というところ。

若い人と違い、ゆっくりペースの回復です。

強い痛み止めを注入しているので、意識が朦朧としているみたいです。
大丈夫かしらと時々不安になったりします。

全身に無数のチューブが刺さっていてサイボーグ状態になっております。
見ているだけで痛々しいです。


さて、今回の手術は、当初予定していた手術とは異なりました。

当初の予定では、誤嚥を避けるため、気管を切開してポンプの様な機具を取り付ける手術と同時に、
胃へ直接流動食を入れるための穴を開ける『胃瘻』の手術の2つでした。

高齢者にはよくある手術なので、1時間程度の手術になると聞いていました。

しかし、日々衰弱していく父にその手術に耐えられる体力が残っているのか微妙でしたし、
そこまでしてまで・・・と可哀相になって手術をしない事を選ぶ家族さんも多いそうです。

ワタシは、手を尽くす術が有るのなら直ぐにでも受けさせたいと希望し、
2つの手術をしてもらえる病院を3つ程 問い合わせて頂いていたのですが、

問い合わせに直ぐに良い返事をくださる病院は無く、焦るばかりの日々。

毎日、医師にまだ返事もらえないの?と せかせていました。

数日後、父が動脈瘤を手術して経過観察してもらっている第一候補の病院から、『手術出来ない』の冷たい返事を突きつけられ途方に暮れましたが、、その次の日、第二候補の病院から『OK』の返事を頂きました。

即日、転院するべく、慌ただしく寝台車の手配をし、荷物を運び出しました。

転院をした病院は今まで一度もかかった事のない病院でしたので、
病歴などを詳しく話し、一から検査をしなおしです。

担当医はとてもお若く、まだ医大を卒業して間もないような、、

研修医なのでは?という感じの男性医師で、

正直言いますと、あわゎ;;経験値少なそう。。大丈夫なのかしら;;;とたじろいだワタシです。

研修医だとしても、気管切開+胃瘻の手術は 登竜門なのかもしれないし、
手術の依頼を受けて下さっただけでも、有難い事なので、ワラにもすがる気持ちでございました。

さて、若い医師は、熱の引かない父の肺のレントゲンを見て、
肺炎はすっかり完治しているのに、熱が引かないのは、つじつまが合わない!と、
しきりにベテラン医師に絡みつき、CTやエコーやらを使ってあらゆる方向から原因を探り、

今までどの医師からも警告された事のなかった臓器 『胆嚢(たんのう)』に着目。

胆嚢が異常に膨張している事が熱の引かない原因である事をつきとめた。


膨張した胆嚢が食道を圧迫しゴックンが上手く出来なくなり、
誤嚥を引き起こしている可能性を指摘しました。

気管や胃瘻の手術よりも優先事項を引き当てたのだから、大したものである。

胆嚢は風船のような臓器で、その中には胆汁が入っており、食べ物が胃に入ったら、
風船から胆汁が流れ出す仕組みなのだが、ずっと食べ物をストップしていた父の胆嚢は
胆汁が溜まる一方だったのかもしれない。

溜まり過ぎた胆汁を吸引するための方法を内科の医師と夜遅くまで検討してくださっていました。

吸引するのは簡単だが、リスクが有り、胆嚢と肝臓の位置関係でそのリスクは極端に大きくなるのだそうです。

時間をかけた検討の結果、父の場合には吸引術は不適切であると判断されたのでした><

残された方法はただひとつ、リスクは大きいが、思い切って開腹し、胆嚢を全摘する方法を選択せざるを得なくなった。

けれど、一日でも急がなければという状況でしたから、迷っているヒマはありません。


ラッキーな事に、たまたま次の日の手術がキャンセルになったので、父の手術は次の日に決定しました。

手術当日、胆嚢全摘する手術はそんなに難しくないから、2時間程度だと言われていたので、
お勤めを早く切り上げさせてもらい、待合室で一人ぽつんと終了するのを待っていました。

手術開始から、2時間経っても終わらない。。3時間・・・まだ?

4時間待っても 一向に『手術中』の赤いランプは消えません。

 もう、いてもたっても居られず、待合室でウロウロ、手術室の前でウロウロ。

ランプが消えたのは4時間半以上経っていました。

ベッドに寝かされ出て来た父は人工呼吸器を外され自分で息をしているのを確認し、
ひとまず安堵。 医師の結果報告を待ちました。

そして、衝撃の事実を知らされたのです。


   と、長くなったので続きは後日と言う事で。。。^^;