みなさん、おはようございます。今日は一転雨の鹿児島です。雨に煙る皇徳寺、世間が見えていません。
ということで今朝ご紹介するのは「郡山八幡神社」です。別名を「焼酎神社」と言います。ですが、決して焼酎を飲む神様の神社とか、焼酎を作る神様の神社とかいう訳ではありません。歴史のある神社です。本殿の解体修理時に発見された木片の墨書により永禄2年(1559年)8月頃に改修した事が分かりました。465年前に改修ですよ。間違いなく歴史があります。この木片に「焼酎」という単語が使われており、「焼酎」という単語を使った日本最古の資料として有名になりました。「其時座主ハ大キナこすてをちやりて一度も焼酎ヲ被下候(くだされずそうろう) 何ともめいわくな事哉(ことかな)」意味は、(工事の時、施主が大変けちだったので一度も焼酎を振る舞ってくれなかった、とてもがっかりした)というものですが、この大工の棟梁の愚痴で焼酎が1500年頃から日本で飲まれていて、焼酎という単語を使っていたことを証明することになったのは、愉快ですね。この落書きのおかげということではないのでしょうが、国の重要文化財に指定されています。
-伊佐市大口大田1549