NHKスペシャル「戦慄の記録 インパール」を観た。
久しぶりに“インパール”という言葉を聞いたのが
たしか、数カ月前の朝ドラ「ひよっこ」の主人公みね子の叔父宗男が登場するシーンで、
ビートルズ来日公演のエピソードの前後の回だったか…
佐々木蔵之介扮する洋食屋のシェフが
宗男に
「インパールの生き残りなのか…」
と、驚き
全員の表情が凍りつくシーン。
それ以前にも、もちろん言葉は知っていたけれど
インパール作戦が、どれほど無謀で無計画な作戦だったか、
実のところ、私は、よく知らなかった。
今夜のNHKスペシャルでは、
英国軍の記録映像と
司令官の遺品、生き残りの兵士たちの証言によって、作戦そのものを検証していたが、
“肉薄攻撃”や“白骨街道”という言葉の意味を知れば、
死者3万人とも言われる犠牲者の末路が想像できる…
それは、まるで地獄そのものだ。
長く降り続く雨の中、
行けども行けども延々と続く泥濘んだ場所で、
食料もなく瘦せ細り、多くの兵士が力尽き屍になり、骨さえも帰って来なかった…
例え、生き残って帰還しても
その当時のことを思い出したくないという気持ちが強く、
中でもマラリアにかかり置き去りにされた当時24歳の若き青年将校の
ノートに残した記録が、彼の当時の記憶を呼び覚ました際の、
絞り出すような慟哭に近い叫びが、私の心を締めつけた。
作戦は、
その時の司令官の考え方1つ、
部下の忠告を無視し、
犠牲になる兵士の数など虫けら同様で問題視せず
勝ち目はないと分かっていても動き始めると簡単に撤退できない、
外地での戦いとは、どんなものなのか…を改めて思い知った。
インパール作戦で亡くなった兵士は3万人以上、その6割が作戦中止の後で
帰還途中の餓死や自殺だった…
という驚愕の事実、
それらを裏付ける証言者たちは既に90歳を超え、語られる機会も少ないインパール作戦の記憶…。
過ちを繰り返さないためにも、
“戦争史上最も愚劣な闘い”の記録に
目を背けてはいけない、と思う。
久しぶりに“インパール”という言葉を聞いたのが
たしか、数カ月前の朝ドラ「ひよっこ」の主人公みね子の叔父宗男が登場するシーンで、
ビートルズ来日公演のエピソードの前後の回だったか…
佐々木蔵之介扮する洋食屋のシェフが
宗男に
「インパールの生き残りなのか…」
と、驚き
全員の表情が凍りつくシーン。
それ以前にも、もちろん言葉は知っていたけれど
インパール作戦が、どれほど無謀で無計画な作戦だったか、
実のところ、私は、よく知らなかった。
今夜のNHKスペシャルでは、
英国軍の記録映像と
司令官の遺品、生き残りの兵士たちの証言によって、作戦そのものを検証していたが、
“肉薄攻撃”や“白骨街道”という言葉の意味を知れば、
死者3万人とも言われる犠牲者の末路が想像できる…
それは、まるで地獄そのものだ。
長く降り続く雨の中、
行けども行けども延々と続く泥濘んだ場所で、
食料もなく瘦せ細り、多くの兵士が力尽き屍になり、骨さえも帰って来なかった…
例え、生き残って帰還しても
その当時のことを思い出したくないという気持ちが強く、
中でもマラリアにかかり置き去りにされた当時24歳の若き青年将校の
ノートに残した記録が、彼の当時の記憶を呼び覚ました際の、
絞り出すような慟哭に近い叫びが、私の心を締めつけた。
作戦は、
その時の司令官の考え方1つ、
部下の忠告を無視し、
犠牲になる兵士の数など虫けら同様で問題視せず
勝ち目はないと分かっていても動き始めると簡単に撤退できない、
外地での戦いとは、どんなものなのか…を改めて思い知った。
インパール作戦で亡くなった兵士は3万人以上、その6割が作戦中止の後で
帰還途中の餓死や自殺だった…
という驚愕の事実、
それらを裏付ける証言者たちは既に90歳を超え、語られる機会も少ないインパール作戦の記憶…。
過ちを繰り返さないためにも、
“戦争史上最も愚劣な闘い”の記録に
目を背けてはいけない、と思う。
こちらをご参照ください
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-3097.html
NHKは真実を報道してるようで
偏向報道の疑いがあると思います
ご一読くださるとうれしいです
おはようございます。
私どもの稚拙なblogを読んでくださり、ありがとうございます。
link先の記事の最後にインパール作戦に参加した日本兵に餓死者が多く出たのは村人から食料を略奪するような事をしなかったからだとありましたね。
その部分に関してTVでは、あまり取り上げられていなかったように思いました。
TVでは、作戦ミスが強調されていたように感じますが、link先の記事では、優秀な兵士ばかりで、彼らの意志で命令に忠実に従った…という事でしょうか?
司令官のご遺族がTV取材に協力されたのは「二度と戦争してはならない」という思いからで勇気ある選択だと思います。
戦争は人を変えます。どんなに立派な人格者であっても、国の為なら鬼にもなる…
私の伯父は三味線やお琴を嗜む優しい性格だったと聞いていますが、その伯父が銃剣を持って
二度、外地に出征し、一度目は帰ってきましたが二度目はマニラで戦死…それも餓死だったそうです。祖母は長男だった伯父を失った直後「東条英機の人殺し!」と叫んだそうです。
戦犯の扱いは戦後も議論されてきました、
link先の記事にもありましたが、負ければ賊軍ですものね。
ですが、戦争は全て愚劣な行為です。
NHKは、そのことを「戦慄の記録インパール」として伝えたかったのではないかと思います。
コメント、ありがとうございました。