昭和、平成、令和の3つの時代を生きてきた私のような世代は、
宇宙開発も含めて世界は時代とともに未来に向かって発展して行くものと思い込んでいた。
その思い込みが根本から覆された今、
ロシアのウクライナ侵攻を発端とする歴史が逆戻りしている現状を、どう考えればいいのか戸惑っている…
Twitterを買収するイーロン・マスク氏は
仮想現実を提唱している事で知られているそうだが、
そうであれば、
現実と信じている戦争も何もかもコンピュータゲームのようなものだと思い込めばいいのだろうか?
ゲームをしない私には、到底理解できない。
目の手術をして以来、
今ここに見えるものが現実の色でない事を自覚するようになった…
特に蛍光灯の下で白いタオルを広げた時に、タオルをが青っぽく見えるのが気になっている。
眼内レンズの特徴だと納得してはいるが、
奇妙な感じだ。
自然の眼で見た時の色はやや黄みを帯びているが、
それだって水晶体の色を媒介して見ているわけだから真実の色とは言い難い。
果たして真実の色とは、存在するのだろうか?
現実世界で起こっている事だと思う戦争も事件や事故も
イーロンマスク氏が唱えるような全てが仮想現実であれば、
真剣に怒ったり悩んだりすることは無駄なような気さえしてくる…
俯瞰で見れば、何事も冷静に思考をめぐらせる事が可能だと、
そんな事を示唆しているようにも思える。
メタバースの世界ならば、ある時点からゲームをリセットして戻せたりできるのだろうか?
宇宙開発では人類が火星を目指そうと研究開発を進めている。
ロケットの逆噴射で火星着陸が可能になって既に次のフェーズに入ろうとしているらしい…
そんな時代に地球上で小さな国土を無理矢理奪おうとする侵略戦争が起こる…
この理解不能なアンバランスな状況を、
イーロンマスク氏は、全て仮想現実だと言い切れるのだろうか?
それなら1日も早く、
時代遅れの妄想狂の国家元首キャラクターをメタバースの世界から除外して欲しいものだ。