司会者をMC( マスター・オブ・セレモニーの略)と呼びますが、
フリーアナウンサーを長くやっていると、自分には不似合いな仕事も受けなくてはならない場面があります。
例えばキャラクターショウ…。
以前、ある大手企業の運動会のMCを頼まれ、
個人的な繋がりもあったので、断りきれずに引き受けたのですが、
その中でウルトラマンショウがあったのです。
こう言う場合、MCは登場シーンで必ず
「みんなで一緒に呼んでみよう!せ~のっ!ウルトラマ~ン‼ 」
と呼び込むことになっていますが
声のトーンをオクターブ高く、しかもハイテンションでやらなければなりません。
そういう時は、自分でもムリしてるなぁ…と思うのですが、遠目でみれば“オネエさん”で通用した事も数多くありました。(^^;;
ところが、ごまかしがきかない場合もあります。
今から数年前、県庁前で幼稚園児を対象にした群馬県のゆるキャラ「ゆうまちゃん」(現ぐんまちゃんの幼名)のお誕生日イベントの司会を頼まれた際は、本当に困りました。
台本に「オネエさんと一緒に、おめでとうって言ってね!」
などと書いてあったんです。(~_~;)
私、常日頃から子供にウソはいけないと思っている真面目人間です。
ステージのないフラットな広場で間近に園児たちがいるのです。
( どうしよう…)と思いながら
結局、「オネエさんと一緒に」を「私と一緒に」と言い換えました。
同じフリーアナウンサーの知人は
「オバサンと一緒に…」といったらイベント会社からクレームがきたそうです。
夢を売る商売ですから、俳優のようにMC自身が“オネエさん”というキャラクターになり切る事が要求されるのです。
その昔、「ぐんま童謡祭り」で、ご一緒した坂田おさむさんが
「大きな息子がいても、自分の事を“歌のおにいさん”といってました」とステージで笑いながら仰っていましたが、
MCにも、要求されるキャラに堂々と成り切る覚悟が必要なのです。
(*^^*)
清水由美
フリーアナウンサーを長くやっていると、自分には不似合いな仕事も受けなくてはならない場面があります。
例えばキャラクターショウ…。
以前、ある大手企業の運動会のMCを頼まれ、
個人的な繋がりもあったので、断りきれずに引き受けたのですが、
その中でウルトラマンショウがあったのです。
こう言う場合、MCは登場シーンで必ず
「みんなで一緒に呼んでみよう!せ~のっ!ウルトラマ~ン‼ 」
と呼び込むことになっていますが
声のトーンをオクターブ高く、しかもハイテンションでやらなければなりません。
そういう時は、自分でもムリしてるなぁ…と思うのですが、遠目でみれば“オネエさん”で通用した事も数多くありました。(^^;;
ところが、ごまかしがきかない場合もあります。
今から数年前、県庁前で幼稚園児を対象にした群馬県のゆるキャラ「ゆうまちゃん」(現ぐんまちゃんの幼名)のお誕生日イベントの司会を頼まれた際は、本当に困りました。
台本に「オネエさんと一緒に、おめでとうって言ってね!」
などと書いてあったんです。(~_~;)
私、常日頃から子供にウソはいけないと思っている真面目人間です。
ステージのないフラットな広場で間近に園児たちがいるのです。
( どうしよう…)と思いながら
結局、「オネエさんと一緒に」を「私と一緒に」と言い換えました。
同じフリーアナウンサーの知人は
「オバサンと一緒に…」といったらイベント会社からクレームがきたそうです。
夢を売る商売ですから、俳優のようにMC自身が“オネエさん”というキャラクターになり切る事が要求されるのです。
その昔、「ぐんま童謡祭り」で、ご一緒した坂田おさむさんが
「大きな息子がいても、自分の事を“歌のおにいさん”といってました」とステージで笑いながら仰っていましたが、
MCにも、要求されるキャラに堂々と成り切る覚悟が必要なのです。
(*^^*)
清水由美