声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

独身を満喫する息子

2022-09-28 20:13:00 | Diary
広島から羽田までの帰りの飛行機は始発便。

機内に入ると、
すぐにCAさんがやってきて

「失礼ですが、昨日もご搭乗いただいていましたか?」

と声をかけられた。

「はい、覚えていてくださったんですね!」

と答えると、

「とんぼ返りですね!」

と目を丸くして笑うCAさん、

「そうなんです、甥の結婚式に新幹線でいくはずだったのが運休になって、急きょ空路に変更したんです。おかげさまで披露宴に間に合いました」

と答えると、
「それは、よかったです。少しの間ですが、ごゆっくりお過ごしください」

と、ニッコリ笑った。

旅の疲れを癒やしてくれるような素敵な笑顔だった。

(あんなお嬢さんだったらいいなぁ…)

我が家の長男も30代半ば、年は甥っ子より1つ下だが、
全く結婚する気もないらしく独身生活を満喫している。

親としては、本人の意思を尊重しているが、
甥っ子の幸せそうな姿を目の当たりにすると、どこかに良い御縁はないものかとつい思ってしまう。

長男とは5月14日に都内で30分ほど会って話したが、
横浜に引っ越ししてからは電話で話すだけだ。

ちょうどいい、新幹線に乗る前に会いに行くか…羽田からならリムジンバスで30分程度だし直通で行ける。

そう考えて夫に話すと、
「引っ越した部屋でも見に行くか」
と頷いた。

夫と長男が会うのは、
私の手術の日以来だから、約4年ぶりだ。

マンションまで少し歩く事になるが、さすがに久々のパンプスは疲れる。
バスを待つ間に空港内のショップでフラットシューズを買って履き替えた。






息子の1LDKの部屋は、思いのほか整理されていた。

街並み全体が落ち着いたレトロな雰囲気だからか、
それとも息子も、それなりの年齢になったからなのか…
8月まで住んでいた湾岸エリアのワンルームと比べると、ぐっと落ち着いた雰囲気だ。

天気が良いので、街を案内してくれると言う息子に誘われて、
親子3人で散歩がてら、近くのカフェでティータイム。

街路樹のポプラの葉に陽が降り注いでいる。

こんな穏やかな時間を息子と過ごすのは何年ぶりだろう…

遠回りして得した気分だ。

これも空路で時間の余裕ができたおかげだなぁ…

前日のドタバタから24時間、
本当に中身の濃い2日間だった。

帰りの新幹線で何を思ったのか突然夫が言う。

「両家代表の謝辞かぁ、オレああ言うのは苦手なんだよなぁ」と…。

「心配ご無用、そんなチャンスは一生ないわよ!」

と、迷わず即答しながらも一抹の寂しさを感じる自分がいた。

(-。-;














この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 万感の思い | トップ | 鼻をかじられたHal »
最新の画像もっと見る