声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

神対応って…

2015-07-31 07:55:33 | 最近の話題
最近、気になる言葉に「神対応」というコトバがあります。

イベントの停電で女性タレントが神対応…

クレームに対して丁寧に対処したから神対応…

など、挙げればキリがないのですが


そもそも何が「神」なのでしょう?

当たり前の事を当たり前にやって喜ばれるなら全てが「神対応」になるのでは?


イベントでの停電は、MCの経験があれば予測できる事です。

その昔、

私が司会を担当した奈良県の披露宴会場で落雷があり、音響機器や照明が全てダウン…

その時に何をやったかというと

新郎の学生時代の友人達に呼びかけ

ローソクの灯火の中で新郎新婦を囲んで
学生時代によく歌ったという応援歌を歌ってもらいました。

新郎新婦もウルウル…
けっこう感動的でした…。

こう言う時は、新郎新婦と打合せした時の情報が役立つものです。

それに、訓練した声の場合、いざという時は、マイクがなくても伝わるのです。

同業の知人の場合は、披露宴の司会中に媒酌人が脳卒中で亡くなった事がありましたが

高砂の席で座ったまま目を閉じて動かない媒酌人を

お客さんに気づかれないよう椅子ごと、そっと運び出したとか…
(~_~;)


イベントはアクシデントやハプニングがつきもの、
キャリアを積んだMCになれば機転を効かせるのは当たり前なのです。

タレントの場合も同様で、苦労や下積みの多い人ほど柔軟な対応力を持っているようです。


また、クレームへの対応は外国と比べると、
丁寧で当たり前なのが日本の文化。

クレーム対応マニュアルを作っている企業は多くても、当然、相手が違えば内容は変わる…

で、
最終的には人に委ねられているわけですから

少しくらい損しても、上手く対応できればPR効果バツグン。

企業にとってはOKなワケで

クレームをつけたお客さんにとっても、
親切で丁寧な会社だな…となる

それが、今は「神対応」と言われているようですね。


でも、なぜ「神」?

「◯◯すぎる」という表現もそうですが

少し大袈裟すぎませんか?
(~_~;)

清水 由美



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