声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

フィギュアの選曲

2014-02-20 05:40:53 | Diary
ソチ五輪女子フィギュアSPの演技を見て改めて感じた事があります。

演技に使用する音楽ですが、

その曲に合った振り付けと選手の技術、そして曲そのものが持つドラマ性と、選手の個性…、それらが醸す雰囲気で、どれだけ観衆を魅了するかが、評価に大きく影響を与えているなら、よりインパクトを与える選曲が有利なのでは、という事です。

男子SPの「パリの散歩道」のようなメリハリある、しかも、やや俗っぽい曲が、
羽生選手のユニセックスな雰囲気とのギャップを感じさせ、
それが観衆の心を鷲掴みにしたように、

技術面は当然ですが、それ以上に選曲の要素って大きいですよね?

高橋選手の場合もSPの曲は、とても振り付け良く合っていたと思いますし、フリーの「ビートルズメドレー」も本当に彼の演技と個性に相応しい選曲で感動しましたが、

では、日本の女子選手の場合はどうでしょうか…。

私の中では、一番、音楽と選手の個性が合っていると思ったのは
「愛の賛歌」で演技した鈴木明子選手です。フリーの「オペラ座の怪人」もそうですが、鈴木選手の場合は、とにかく選曲のセンスが良いように思います。


今回の浅田選手のSPの場合は、ノクターン…という誰でも知っている美しくポピュラーなピアノ曲が、
残念ながら、会場の雰囲気に完全にのまれてしまっているように感じました。
(~_~;)


地元選手の「カルメン」の完璧な演技の後だった事も要因でしょう。

荒川静香さんが、彼女の個性とピッタリ合った「トゥーランドット」で演技した頃に比べ、技術面でのレベルや評価の仕方が変わっている中で、

トリプルアクセルをはじめとするジャンプに重きを置いていた、としたら

ノクターンはジャンプを成功させるために相応しい曲でしょうか?

また、浅田選手の集大成の演技を表現しやすい曲なのだろうか…と、
そんな事を考えながらTV画面を見つめていました。

そんな風に感じたのは、おそらく以前、世界選手権で「アイ・ガット・リズム」に合わせて、表情豊かに楽しそうに演技していた浅田選手を思い出したからかもしれません。

泣いても笑っても、あとはフリーのみ
…ラフマニノフのピアノ協奏曲も彼女の個性に合っているかは(?)ですが、

思いっきり、伸びやかにジャンプしてオリンピックを楽しんでいただきたいものですね。



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