夜中に異臭で目が覚めた。
記憶にあるニオイだった…
何か小さな固いものが手に触れた。
瞬間、
(カメムシだ!)
と、慌てふためいてM嬢と一緒に飛び起きた。
布団を叩くと、ベッドの足元に小さなカメムシが鎮座していた…
可哀想だが、
見つかったのが運の尽き、
ティッシュに包んで潰してゴミ箱に捨てた…
(あぁ、どうして自分は、こんなにいとも簡単に生命を奪ってしまえるのか…)
無意識の残虐な行為に恐ろしくなるのは毎度のことだ。
(生かしてやってもよかったのでは?)
と後悔する事もあるが、
深夜は罪悪感よりもカメムシに対する安眠妨害への怒りと憎悪の方が勝ってしまうのだ。
数日前に読んだネット記事でもカメムシの大量発生が話題になっていた。
カメムシが多い年は冬が寒いという説もあるらしい…
そういえば昨日、かかりつけの歯科医院に行ったとき、受付にいた昔馴染みの歯科医夫人が、
「雪が多いかどうかはカマキリのタマゴの位置で判断する人もいるらしいわよ」
と話していたっけ。
カマキリのタマゴ、探してみるかな。
だけど、
雪かきは、この腰じゃムリだな…。
夜中に一旦目が覚めると眠れなくなる。
蚊もそうだが、長い夜を虫に起こされるのはゴメンだ。
起こされたついでに気分転換しようとM嬢の新作ビデオを編集…
(そういえば昔、いつかフラッシュモブに参加しようと思って密かにビートイットを練習した事があったなぁ…)
いつの間にやら腰の痛みも忘れて、何事もなかったような気になってリズムをとっている。
新作ビデオです。
よろしければ一緒に歌いましょう♪
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