8月14日(土)「おくずかけ」
お盆の2日目。今朝は「おくずかけ」をつくって仏前にお供えした。「おくずかけ」は仙台地方でお盆の定番料理である。「お葛かけ」と書くのだろうか、夏野菜各種とうーめん(温麺)を薄い醤油味で煮て水溶き片栗粉でとろみをつけたものである。
作り方は家庭によっていろいろあるのだろう。しかし具に夏野菜と温麺は不可欠である。仏様にお供えするに当たって失礼がないように、使った材料を確かめながらお椀に盛った。野菜はインゲン・ミョウガ・オクラ・ニンジン・ゴボウ・ナス・サトイモ・ジャガイモ・サツマイモである。麺は製造過程で油を使わない白石温麺。以上のメイン素材のほかに糸こんにゃく、高野豆腐、豆麩、油揚げ、シイタケが加わる。以上で15種類だ。
この煮物が何時ころから仙台地方で行われるようになったのか分からない。とにかく手に入るものは何でも使ってご先祖様にご馳走しようと始めたものではなかろうか。精進料理だから煮干など生臭物の出汁は使わない。干しシイタケと昆布だけの出汁だからあっさりしている。
この煮物は深鍋にどっさり作る。ある程度の量がないとおいしくないのだ。一度には食べきれないので当然残る。残って冷めたものがまたうまいのである。冷める段階で素材に味が満遍なくしみこむからだろう。
盆棚はリンゴ、ナシ、カキ、メロン、バナナ、グレープフルーツなど内外の果物で賑やかだ。今日はその他に仙台長ナス漬け、ベルギー産チョコレートまで加わった。ご先祖さまも供え物の国際化に驚いていることだろう。
お盆の2日目。今朝は「おくずかけ」をつくって仏前にお供えした。「おくずかけ」は仙台地方でお盆の定番料理である。「お葛かけ」と書くのだろうか、夏野菜各種とうーめん(温麺)を薄い醤油味で煮て水溶き片栗粉でとろみをつけたものである。
作り方は家庭によっていろいろあるのだろう。しかし具に夏野菜と温麺は不可欠である。仏様にお供えするに当たって失礼がないように、使った材料を確かめながらお椀に盛った。野菜はインゲン・ミョウガ・オクラ・ニンジン・ゴボウ・ナス・サトイモ・ジャガイモ・サツマイモである。麺は製造過程で油を使わない白石温麺。以上のメイン素材のほかに糸こんにゃく、高野豆腐、豆麩、油揚げ、シイタケが加わる。以上で15種類だ。
この煮物が何時ころから仙台地方で行われるようになったのか分からない。とにかく手に入るものは何でも使ってご先祖様にご馳走しようと始めたものではなかろうか。精進料理だから煮干など生臭物の出汁は使わない。干しシイタケと昆布だけの出汁だからあっさりしている。
この煮物は深鍋にどっさり作る。ある程度の量がないとおいしくないのだ。一度には食べきれないので当然残る。残って冷めたものがまたうまいのである。冷める段階で素材に味が満遍なくしみこむからだろう。
盆棚はリンゴ、ナシ、カキ、メロン、バナナ、グレープフルーツなど内外の果物で賑やかだ。今日はその他に仙台長ナス漬け、ベルギー産チョコレートまで加わった。ご先祖さまも供え物の国際化に驚いていることだろう。