天使の図書館ブログ

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Cool&Passion2-【1】-

2012-05-25 | 創作ノート
【キューピッド】ウィリアム・アドルフ・ブグロー


 真面目(?)バージョンとエロバージョン、どっちも同じタイトルですみません(ややこしい

 少し考察的な記事を書いてから、次にエロいほうのSSをしようと思ってたんですけど……なんかわりとすぐ書き上がってしまったので、まあいっか☆なんて思い(^^;)

 んで、タイトルがダブってて、なんかすみませんm(_ _)mみたいな話

 まあ、今回は受難的な意味じゃなくて、ただ単に<情熱>っていうことでよろしくです(何を??)

 え~と、あとこれ、たぶん間違いなく18っぽいので、読まれる方は一応お気をつけくださいね

 この程度では、まだまだ全然ヌルいとは思うものの……今回はなんか、のっけからソレかwwみたいな感じになったので(^^;)

 一応、もうひとつネタ☆としてあったのは、カルがシェラに媚薬を盛るっていうものだったんですけど、カルの行動原理(?)からあまりに離れすぎてるな~と思ったので、こっちのパターンになりました。。。

 でもまあ、媚薬盛るほうの話も、もしかしたらいつか書くかもしれないし、書かないで終わるかも……っていったところかも(だからやめとけって・笑)

 ではでは、書いてる時に特に章分けしなかったので、何回の連載になるかわからないんですけど、そんなに長い話っていうわけでもないので、「カルシェラDEらぶえっち」に抵抗のない、大人のお姉さん☆以上の方推奨ということで、よろしくお願いします♪(^^)

 それではまた~!!



       Cool&Passion2-【1】-

 シェラは自分の主君に体を好きなようにされ、喘いでいた。

「あ……っ、カル様、どうか、どうかもうお許しを……っ!!」

「駄目だ、シェラ。まだ許すわけにはいかない」

 カル=スはベッドの背もたれによりかかり、またシェラはカルの胸に背中を預けているような格好だった。

 シーツの中では、シェラの足が大きく広げられ、後ろから伸びたカルの白い手指が何度もそこを行ったり来たりしている。

 もう指だけで、何度絶頂に達しているかわからないシェラは、涙目になって、なんとか後ろの主君に哀願の眼差しを向けようとする。

「カル様、お願い……どうか、お願いですから……っ!!」

 愛しい娘に、そのような瞳で懇願されては、カルとしてもそろそろシェラを解放しないわけにはいかなかった。 

 愛撫に明け暮れた左手の指をシェラの中から抜き、右手を彼女の豊かな乳房から離す。

 それからカル=スは体勢を変えると、シェラの濡れてどうしようもなくなっている中へ、自分のものをゆっくりと突き入れた。

「あっ……カル様、カル様………!!」

(今日は、いつにも増して可愛い声だな)

 そう思いながらカルが、自らも絶頂に達しようかという瞬間――彼は自分の寝所で、ハッと目を覚ましたのだった。


「夢、か……」

(それにしても、なんという生々しい夢だ)

 カルは、全身が微かに汗ばんでいること、それから恥かしくも自分が夢精していることに気づき――体温が少しばかり上昇するのを感じた。

(私はあの娘の裸すら見たことはないというのに……ここのところ、毎夜のように見るこの種の夢は一体なんなのだ?もしかして私は、無意識のうちにもそのくらい己の欲望を抑制しているということか?)

 心当たりなら、カルにはいくつもあった。

 まず第一に、シェラが花器に花を活ける間、カルは食事をしながら彼女の後ろ姿をじっと<観察>している……そして、シェラがなんとなく視線を感じて振り返ると、あくまでも食事に全神経を集中している、といったような振りをするのだ。

 その間カルがいつも考えているのは、どうやったらシェラに「自分が本当は女である」ということを白状させられるだろうか、ということだった。

(まさか、身体検査をするわけにもいかないしな)

 そこまで考えてからカルは、そんないかがわしい物思いを持ったことに対し、急に後ろめたいような気持ちになる。

(無理に男の振りまでして、シェラは忠実に仕えてくれているというのに……そんなシェラの清らかな思いを裏切り、近ごろ私が想像していることといえば……)

 そしてカルは、自分が一週間ほど前に見た夢の内容を思いだしていた。


「あっ……カル様、そ、そんな……そんなこと……っ!!」

 いけません、というようにシェラが自分の腕を振り切ろうとするのを、カルは力ずくでやめさせた。

 シェラは男と言っているわりには小柄すぎたし、そもそもカルとは二十センチ以上も身長差があるのだ。カルがその気にさえなれば、力で彼女のことを意のままにするのは、そう難しいことではなかった。

「どうした?オマエは男なのだろう?だったら何を恥かしがる必要がある?」

「で、でも……」

 シェラが困惑しきった顔をするのを見て、カルはくすりと笑った。

 厚い肩パットにより、肩幅を広く見せかけているシェラの上衣を脱がせると、彼女は一回りほども小さくなったように見えた。

 夢の中のカルは意地悪くも、そんな彼女のことを姿見の前に立たせ、それから「よく見ろ」と暗に言うかのように、鏡の中のシェラと目を合わせる。

「この膨らみは、一体なんだ?私にわかるように説明しろ」

 シェラが言葉もなく、ただ涙ぐむのを見ても、カルはさらなる追求の手を緩めない。

 次は、彼女のズボンに手を伸ばし、腰を締めているベルトを外しはじめる。

「カ、カル様……本当に、本当にもう………」

 ご勘弁ください、とシェラが眼差しで訴えるのを無視し、カルは彼女のズボンのジッパーを下げた。どさり、とベルトの重みにより、シェラの実際の体格よりも二倍は大きいだろうズボンが足許に落ちる。

 そして、そこから現れたのは、カモシカのようにすらりとした二本の細い足だった。

 シェラが下に着ていたのは、意外にも女性ものの下着で、カルは次に容赦なく彼女の内ももに手を這わせて、こう聞く。

「シェラ、これで一体どうやって、自分が男だということを証明するつもりだ?」

「……ご、ごめんなさいっ!!どうかお許しください、カル様っ!!」

「もちろん、オマエが男か女かということなど、私にはどうでもいいことだ。だが、私をたばかったことに対する罪は、精算してもらわなくてはな」

「あの、わたし……カル様に許していただけるなら、どんなことでも……」

 けれど、次の瞬間、カルの視線が天蓋付きのベッドに向けられるのを見て――その意味を察した彼女は、頬を朱に染めていた。

「カ、カル様……」

 カルは体重の軽いシェラのことを、ひょいと抱きあげると、ベッドの上に彼女のことを下ろした。 

 それから自分も上着を脱ぎ、シェラのサラシをといてもといても、何故かいつまでもとき終わらないというところで――その日は目を覚ましたのだった。


(そうだったな。最初にこの夢を見て以来、何故かどんどん内容がリアルに、より生々しくなっていって……今日に至ってはこの始末だ)

 カルは柱時計にちらと目をやると、時刻が六時に近いことに気づき、衣服の乱れを直してから、シェラが自分を起こしに来るのを待たねばなるまいと思った。

 そこで下半身の処理を手早く済ませ、汗に汚れた衣類も片付け――もちろん手も洗ってから――いつもどおりシェラがやってくるのを、寝たふりをしながら待つということにしたのだった。



 >>続く……。





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