天使の図書館ブログ

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Cool&Passion2-【2】-

2012-05-26 | 創作ノート
【薔薇の魂】ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス


 ところで、こーゆーエロいの書いててなんなんですけど、カルのD・Sに対する感情っていうのはなんかフォモっぽい☆って感じる方は多いんじゃないかなっていう気がします(^^;)

 カルっておにゃのこ☆属性あるし、D・Sのハーレムの片隅にいても、全然違和感ないようなww

 というか、こみくす18巻によると、D・Sのはれむは当然のことながら男子禁制らしく……でも、唯一カルだけは出入りしてても、D・Sって怒らない気がするんですよね(笑)

 んで、「未使用・改訂版」を読んでて、カルってつくづく繊細なんだな~と思ったり。

 D・Sに叛いてしまったことを、カルはいつまでもずっと引きずっていて……12巻くらいの展開読むと、これだけの絆の確認があればもう十分すぎるくらい十分な気がするんですけど(笑)、でもその後、自分的にこーゆーことなのかなあ、と思ったりもしました。。。

 え~と、わたしまだ黒虹読んでないんですけど(汗)、旧四天王とか、D・Sの地位を狙う野心満々な奴ばっか☆みたいに聞いたので、そういう中でたぶんカルって、D・Sのことを絶対的に裏切らない唯一の部下だと思うんですよね。

 まあ、部下っていうか、友という名のオモチャという説も(笑)

 そういう中でカルって、「自分だけは絶対にオマエを裏切らない」みたいにずっと思ってD・Sと一緒にいたんだと思うので……結局自分も他の連中とさして変わりなかったっていう点で、二重に傷ついたんだろーなというか。

 もちろん、D・Sにとっては、「そんなつまんねーこと気にしてんのか、このヴァカわ☆」っていう程度のことだと思うんですけど(^^;)

 なんていうか、二次的にはカルのフォモ説ってかなり有力(?)な気がするんですけど、わたしの中ではやっぱりカルとD・Sの関係っていうのは、純粋な友情ってことになってますww

 というかカルって、別に男とも女ともそういうことをしたいって思ってない気がする。。。

 うん、この部分がわたしの中では一番、原作カルの行動原理(?)に近い気がするんですよね(^^;)

「え?じゃあカルって性欲がないわけ?」って言われるとアレ(どれ☆)ですけど、相手のほうからものすごーーーく、求められでもしない限りは、カルってそういう方面に目覚めない気がする(笑)

 母様を殺してしまったあたりとか、ネイと一緒にD・Sに育てられたあたりで、カルの中で時間って止まってるっぽそうだし、ゲドⅣ巻によると、魔法使いっていうのは性欲をないもののよーに出来るみたいなので、カルもたぶんそうなのかなってわたし的には思ったりしてます(^^;)

 二次小説的には、それだと面白くないというか、何も書けないっていうことになるので、今回は結構エロめでも、自分的にはカルが実は全然出来ない人っていう設定だったとしても、かなり平気だったり。。。

 とゆーか、そんな純粋なカルをますます愛しこそすれ、がっかりすることは100%ないという(笑)

 うん、そういう人に誠心誠意仕えて一生処女でいるっていう人生は、ある意味乙女の夢です

 まあ、公式設定でそこらへんどーなってるのかわからないので、わたし的にはとりあえずカルシェラなラインをプッシュ☆して、カルが幸せになるといいな~と思うんですけど、9巻とか10巻のあの短いエピソードのみで、よくこれまでこんなに色々妄想できたな……って、今回は自分でも書いてて少し感心(?)しましたww(笑)

 ではでは、明日の日曜日はお休みで、次回の更新は(たぶん)月曜日になるかなって思います♪(^^)

 それではまた~!!



       Cool&Passion2-【2】-

 シェラはその日の朝もまた、夢見心地で目が覚めた。

 自分の主君カル=スが、首筋といわず、胸といわず、太ももといわず――全身にキスをしてくれた感触が、今もなお体に残っていて、暫くは頭がぼんやりとし、脳がはっきりとは覚醒してこないような状態だった。 

(ああっ、カル様……)

 自分の体の上を優しく這う、主君の器用な手指の動きを思いだし、シェラはあらためて胸がきゅんと高鳴るのを感じた。

「シェラ、ここをどうしてほしい?」

 カル=スは、シェラのサクラ色の乳首に舌を這わせながら、彼女の紐パンティの中に、白くて細い手指を侵入させているところだった。

 主君の度重なる愛撫により、そこはもう彼を受け容れる以外にはないほどに、内側からしとどに濡れている。

「あっ……カル様、入れて、くださ……お、お願……」

「いいだろう」

 紐パンティの片方の結び目を外しただけの状態で――カルはシェラの中に入ってきた。

(あ……いや、恥かしい……っ!!)

 自分がおそらくは、淫らに上気した表情をしているのに対し、主君カル=スがあくまでも涼しげな顔をしているのを見て、シェラはそんな自分のことが恥かしくてたまらなくなった。

 そしてそこで、目を覚ましたのだ。


(わたしったら、なんてはしたない夢を……)

 ボーン、と居間のほうから時計の鳴る音が聞こえ、シェラはその時初めてハッとなり、ベッドの上へ体を起こした。

「もう五時半だわ。流石にそろそろ起きないと……」

 シェラは手早く身支度を済ませると、顔を洗い、城の中庭へ出て花を摘みはじめた。

 六月の今は、色々な種類の薔薇が満開で、シェラは花鋏を手に、特に香りのいいダマスク系の薔薇を何本か切りとることにした。ちなみに、イヴ・ピアジェという品種の薔薇である。

「おまえたちは幸せだな。あの方に唇を寄せられ、そして匂いをかいでもらえるだなんて……」

 シェラはなんとはなし、ぼんやりとし、今朝方見た夢を心の中で反芻した。

 このまま早く厨房へ行き、主君の朝食の乗ったワゴンを取りにいかなければとわかっているのに、首筋や胸の谷間にカル=スの唇の感触が甦り、陶然としてしまう。

 と、その時――薔薇の鋭い棘が指を刺したことで、シェラは現実の世界へ呼び戻された。

「つっ……馬鹿だな、わたしも。こんなところでぼんやりしている暇などないというのに……」

 シェラはそう独り言を呟くと、城の渡り廊下を走っていき、厨房で完璧にセットされているワゴンを受けとり、主君の部屋へ急いだ。

 もうすでに、カル=スを起こすべき時刻から五分ほどが過ぎてしまっていた。



 >>続く……。





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