天使の図書館ブログ

 オリジナル小説サイト「天使の図書館」の付属ブログです。

創作ノート☆Part6~ファンタジー小説、その2~

2011-05-14 | 創作ノート
 ※使用させていただいているイラストは、幻想素材サイトFirst Moon様のものです。利用規約を守らず転載or再配布したりされないよう、よろしくお願い致します。


 創作ノート☆Part4のところでわたしが「アイタタタ☆」と言ってる小説、そのタイトルさえ名前の出てこない小説の第5章に、主人公の友直くんがTRPGをやってるシーンが出てきます。


 >>「何やってたんだよ」とか「遅いぞ」とブーイングを受けつつ、司書室を締め切るとゲーム愛好会の活動を始めることにする。
 今プレイしているテーブルトークRPG(TRPG)のゲームマスター(GM)は僕だったから、僕が来ないとゲームが再開できず、それでみんなはずっと待っていたというわけなんだ。
 えーっと、このゲームを知らない人のために一応説明しておくことにしよう。簡単にいうと、TVゲームのRPGをボードゲームに置き換えたもの、といえばいいだろうか(この表現も厳密には的確でないのだが)。
 ひとつの物語世界を作り上げて、それを進行させていく役割を持っているのがGMで、今回は僕がそれなわけ。で、他にテーブルを囲っている三人はおのおの自分の好きなキャラクターを創作して、僕の作った物語を進めていってくれるんだ。


 わたし、アニメの「遊戯王5D’s」が大好きだったのですが、実をいうとその前のシリーズについてはあまりよく知りません
 でも遊戯王のあのシステムって、たぶん元はTRPGが下敷きなんじゃないかなと思うので、今はTRPGについて知ってる方、多いかもしれませんね。

 わたしも高校生の頃、一時期このTRPGにはまって、友人4人とプレイしていたことがあります♪(^^)
 そして今回はわたしがGM(ゲームマスター)を務めた物語の紹介をしようかな、と。
 ではまず、登場人物のキャラクター紹介から……。


 ・ジュナン=某国の由緒正しき剣士(ただし、自称・笑)

 ・フェアリー・テール=エルフ族と人間のハーフ。年齢不詳(もちろん、見た目は若い女性☆)
            金髪の長い髪に碧色の瞳。

 ・リュシアン・ヴェール=修行中の白魔法使い。純粋な心を持った癒しキャラ。
             金髪に青い瞳。

 ・フィリアス=黒髪に黒い瞳、黒いローブを身に纏った黒魔法使い。
        記憶を失っていて、自分の名前以外思いだせない(でも実は竜族の末裔)。


 それぞれのキャラクターシートには、自分で考えた名前や設定や性格などを書きこんでもらいます。
 唯一フィリアスだけは、他の三人と違って「過去とか考えるのめんどい☆」ということだったので、GMのわたしのほうで記憶喪失キャラということにさせてもらいました。

 わたし、この時プレイした物語を、実は途中まで小説化してまして、確か第1章のタイトルは「いい日、旅立ち」だったと思います(笑)

 なんにしても、実家にあるバインダーを見ないことには、町や村の名前とか、細かい設定を思いだせないんですけど……とにかく4人はRPGゲームの定石どおり、「出会いの酒場」みたいなところでパーティを組むことになったわけです。

 そしてそこで村人たちが、おそろしく巨大化した昆虫やこのあたりに出没するトラやヒョウに悩まされているという話を聞くわけですね。
(ちなみに、以下の会話は大体のところイメージですので、実際に↑のキャラクターズがまったく同じことをしゃべっていたというわけではありません。そこまで一言一句たがわず、何年も昔のことを覚えてないので


 ジュナン:「おっしゃ。そんじゃまあ、その人を襲うとかいうトラやヒョウのいる洞窟までいってみようぜ!」

 フェアリー・テール:「まあ、しょうがないわね。そうしないと話進まないし」

 リュシィ:「おっす!!レッツラゴー♪(^^)」

 フィリアス:「あんたたちだけで行けば~?」
 

 見るからにゴス系ファッションの、やる気のない黒魔導士!(笑)
 でも彼女もまた、他の三人に引きずられるようにして、ダークタイガーと村人たちが呼ぶ獣退治へ出かけてゆくのであった……。
 ザッザッザッ(このネタ、わかる方いらっしゃいますでしょうかww)


 さて、ここで彼ら4人が村人たちから得た、情報をまとめておきましょう。

 情報その1(コマンド→村人の親父と「はなす」)
「洞窟の外に出てきて、人を襲ってるのはおもに黒いトラだなや。
 金色のヒョウのほうは、極たまにしか姿を現さないんだなや」

 情報その2(コマンド→村人の女性と「はなす」)
「森には、普通の何十倍もの大きさの昆虫がいるっぺよ。
 そんなバッタやクモと出くわした日にはあんた……死ぬ気で逃げるしかないっぺよ」

 情報その3(コマンド→「村の若い衆と「はなす」)
「んだんだ。時には戦わずに逃げることも大切なんだなや」

 それと言い忘れてましたが、彼ら4人がパーティを組んだのはがおもな目的です(笑)
 なんつー現金なパーティとお思いになられるかもしれませんが、ドラクエやFFをプレイしたことがある方なら、誰でもご存知のとおり――最初の頃ってとにかくお金がありませんからね。
 この事件を解決した暁には、500レーテルのお金を村長からもらえるってことで、4人は勇んで(?)出かけてゆきました。

 あと、村の武具屋さんや魔術書を売ってる場所で、出かける前に装備品を買いだしする4人……。
 でもTRPG上級者さんなら、ここでGMにこう突っこむやもしれません。
「俺たちは村長から頼まれて獣退治にいくんだから、そんなもん全部タダで村人に提供させろよ」と。

 わたしもこのシナリオがGM初体験、他の4人もTRPG初心者ということで、そのあたりについてはゲームRPGの先入観が物凄く強かったんだと思います。
 誰ひとりそのことを疑問に思うことなく、洞窟へ出かけるというイベント前には買物が必須という感じで、所持金を田舎の村に落としていってくれました(笑)

 ちなみに、わたしがこの時武具屋で売ってたのは、たとえば銅の剣とか、ドラクエで最初に訪れる村などで売ってる装備品です。
 TVゲームのRPGじゃないので、値切るという選択ももちろんアリなのですが、みんな行儀よく提示された値段を払ってくれたと思います(笑)

 あと、魔術書として売ってるのはおもに、・ドラクエ体系の魔術書か、・FF体系の魔術書のどちらかでした。
 たとえば、白魔術書だったら、ホイミとケアルがあります。でも回復力はどっちも同じ。単にプレイヤーさんの趣味で好きなほうを選んでねっていうことなんです♪(^^)

 それと、黒魔導士のフィリアスさんは、ドラクエにもFFにも詳しくないとのことで、とりあえずどういう呪文なのかを説明して、ギラやラリホーなどを購入していただくことに。

 さてさて、それぞれ銅の剣を装備して攻撃力が+10になったとか、銀のアンクレットを買って防御力が+5になったとか、細かいことをキャラクターシートに書きこんでもらって、4人のパーティは獣退治へといざ出陣!していったというわけです。

 あと、ここで面白いのは、誰も武具屋で「こんぼう」を買いたがらなかったということですかね(^^;)
 ドラクエでおなじみのアイテム、「こんぼう」ですが、ジュナンさんは剣に愛着のある性格ですし(ひとりカッコつけ男ともいう・笑)、エルフがこんぼうって似合わなさすぎwwってことで、彼女はレイピアを購入してたと思います。

 まあ、確かに嫌ですよね。
 巨大な昆虫がたくさんいる森へこれからいくのに……こんぼう片手にそいつらをメコメコ☆にするなんて(笑)

 TVゲームのRPGではこのへんのことってあまり気になりませんが、やっぱりTRPGではリアルに想像力が働くあまり、気になるというか……TVゲームのバトルだったら、「巨大なバッタAとBをたおした!!」で終わるところでも、TRPGではGMが、「フェアリーちゃん、こんぼうにバッタの緑の体液がついてるヨ☆」とか、いらんこと教えてくれますからね(^^;)

 それでは、次回は「4人の邪道極楽パーティ、魔の洞窟へ向かう」の巻です♪
 それではまた~!!





最新の画像もっと見る

コメントを投稿