天使の図書館ブログ

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花子とアン-第43話-

2014-05-19 | 花子とアン
マルティーヌ・モーチ(オールポスターズの商品ページよりm(_ _)m)


 阿母尋常小学校wwモロそのままという感じですね♪(^^)

 ギルバート……じゃなくて、朝市くんと仲良く学校まで初出勤していく花子ですが、緊張のあまりか藁製の何か(←?)と教師道具の入った包みを間違えてしまいます

 一応ギルバートのエピソードと関りあるのは朝市くんでも、花子が最終的にくっつくのは珍獣好きの世界遺産大好き男のほうらしくww

 さて、まずは他の先生方に紹介される花子ですが、元担任のマキタ運動先生は「東京のみっちょんすくーるに通っていた……」などと発音し、花子が速攻「ミッションです」と訂正することに(他に、クラス→カラスとか・笑)

 すると、同僚教師のグリーンリバー幾三は、明らかに反発心を覗かせた態度で「こんな西洋かぶれの先生が生徒におかしなことを吹き込まないといいですけんど☆」と、嫌味な言い方をするのでした


 花子:「グリーンリバー先生って、なんとなく「おそ松くん」のイヤミに似てますよね。「シェーッ!!」ってやってもらってもいいですか??」

 緑川:「『シェーッ!!』って、一体誰がおそ松のイヤミやねん!!

 花子:「いえ、まさか本当にやってくださるとは思いませんでした


 なんていう、つまらないなんちゃって設定はどうでもよく(^^;)

 何やら先の思いやられる展開ですが、でも、可愛い生徒たちが自分に懐いてくれたら――との意気込みで(たぶん☆)、花子が教室で「ごきんげよう」と挨拶すると、教室は爆笑の渦に

「ごきげんようってなんずら」、「ご機嫌いかがですか?という挨拶です」……といったように優しく説明し、花子がまずは出席を取っていると、そこへ小山たえという名の生徒が、昔の花子と同じように赤ん坊を背負って教室へ入ってきます。

「ぼこ連れてくるじゃねえ!」、「きったねえ!」だのと囃し立てる悪ガキどもを注意し、授業をはじめる花子ですが、作文の授業でたえは「仲のいい双子の河童の友達がいる」という作文を読み上げます。

「河童なんかいるわけねえ!」、「こいつんちは貧乏で、友達なんかいねえし!」といったように教室は再び嘲笑の渦の中へ。。。

 あんまりうるさすぎて、他の教室のグリーンリバーが注意しにきますが、ここで富山先生の必殺技――「Be quiet!!」が飛びだします。

 そしてまた、「エーゴなんかで注意して、生徒にわかるわけねえずら☆」と、職員室でグリーンリバーにクドクドと嫌味を言われる花子

 それから午後の授業時間となりますが、生徒たちはまた、花子の話を聞かずめいめいそれぞれが騒いでおり、花子がいくら「お願いだから静かにして!!」と注意しても一向効き目がありません。

 そこで、校外授業として外へ実地の勉強をしに行くのですが、戻ってきた花子と生徒たちはマキタ運動とグリーンリバーより、ダブルで大目玉を食らうことになるのでした

 朝市くんはなんとか花子を庇おうとしますが、本多校長は聞く耳を持たず、「はな、朝市、ふたりとも立っとれ!!」と叱り飛ばします(逆ギレ??笑)

 いえ、生徒の手前、これじゃあ新米先生が威厳を保てないと思うんですけど、エピソードとして昔まったく同じことがあった……っていう場面を入れるためだと思うので、まあ細かいことはどうでもいっか☆なんて思いつつ(^^;)

 花子のほうは、例の校外授業によって、すっかり生徒たちのハートを鷲掴みにしたようで、最初はうるさくて授業にならなかった生徒たちも、今ではすっかり味方になってくれそう……といった予感のするところで本日は終わった気がします♪(^^)

 個人的に楽しみにしていたアンとの共通ポイントは、友達のきよしくんよりもバッタが大切らしい生徒がアンの教室にもいたっていうことと(昆虫好きの男の子の名前、忘れました)、たえちゃん=「アンの幸福」に出てくるエリザベス、生徒に校外授業を行うところはステイシー先生のエピソードかな☆なんていうところだったでしょうか

 最初にHKのあらすじを読んだ時には、たえちゃんってポールの女の子版なのかな……と思ったんですけど、たぶん作文の中の夕陽の国というのは、エリザベスの言ってた「明日の国」なのかなと思ったり

 また、アヴォンリーに新しく赴任してきたステイシー先生は、風変わりな授業を行うということで、リンドのおばさんなどは、最初あまり快く思ってなかったらしく。。。


 >>「女の子たちはみんな、あんなやさしい先生はないって思っているのよ。ダイアナが言ってたけれど、なんとも言えないきれいな金髪の巻き毛で、目がそりゃあすばらしいんですって。着物も美しくって、袖はアヴォンリーの中のだれよりも大きくふくらんでるんですって。一週間おきに金曜日の午後、暗誦をやらせるんですって。それでみんな、詩を一編暗誦するか、対話に加わるかしなくちゃならないのよ。まあ、思っただけでもすてきだわ。ジョシー・パイは、そんなこと、大きらいだって言ってるけど、それは想像力が足りないせいなのよ。ダイアナとルビー・ギリスとジェーン・アンドリュースは、こんどの金曜日に『朝の訪問』という対話をする準備をしてるんですって。そして暗礁のない金曜日の午後には、『野外研究』で森へみんな行って、しだや花や小鳥の研究をするんですって。それから毎日、朝と夕方に体操をするんですって。リンドの小母さんは、そんなやり方は見たことがない、これもみんな女の先生なんかを頼んだせいだって言ってなさるのよ。でもきっとすばらしいにちがいないと、あたしは思うわ。ミス・ステイシーも腹心にちがいないと思うの」
「アンや、バーリーさんとこの屋根から落ちても、あんたの舌にはちっとも被害がなかったことだけはたしかだね」と、やっとマリラは口をいれた。

(『赤毛のアン』、村岡花子さん訳より)


 でもまあ、生徒たちはもうこの美人のステイシー先生にめろめろ☆であり、アンもまたアヴォンリーで先生として着任した時にはきっと、「ステイシー先生のようになりたい」という思いが物凄くあったのではないでしょうか。

 アンの場合ちょっと、教育というのものに高邁な理想を掲げすぎていて失敗したところがあった気がしますけど(笑)、モンゴメリ=アン=村岡花子先生が三人とも学校で教師をした経験があるというのは、とても興味深い共通点であるような気がします

 というか、モンゴメリの日記にも学校の子供たちに対してどういう気持ちを抱いていたかがわかる箇所があって、そうした体験というのが間違いなくアンの教師生活に反映されていた気がするんですよね。そして村岡先生も「アンの青春」などを訳しながら、昔の教師だった頃を懐かしみつつ、時々おかしくてたまらなかったのではないでしょうか(笑)

 ではでは、「花子とアン」、明日は一体どんなことになるのか、続きがとても楽しみです♪(^^)

 それではまた~!!





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2 コメント

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Unknown (べの)
2014-05-19 21:02:46
 小さなエリザベスとポールの両方の要素があるみたいです。双子の河童は、ポールの手紙に出てきた「岩の人間たち」の中の「双子の水夫」だと思いました。「夕日の国」もその手紙に出てきますし。こおろぎを走らせたモーレイ・アンドリュースがいました。
 声優でもなく、超高校級の長身女子テニス選手でもない「ミッチャン」緑川先生、白鳥様に代わって、花子の天敵…になるんでしょうか。一応、英語で注意したら、ピタリと静かになりましたが。一学年一カラス…じゃなく一クラスなんですね。インゲン豆の発芽、後ろに水槽もありましたけど、あんなに自然豊かな所なんだから、教科書より実地で勉強できますね。農家の子どもが多そうですし。
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Unknown (ルシア)
2014-05-19 22:01:19
 あ、確かにそうですね♪(^^)

 べのさん、ご指摘ありがとうございます

 アンシリーズは何年かおきに必ず読みたくなる時期がやってきて……そうしたシーズンに全巻読み返すんですけど、それでも細かいエピソードなどは結構忘れてしまうんですよね(^^;)

 べのさんのコメントを今読んでて思ったんですけど、確かに緑川先生は白鳥かをる子さまの後継者の匂いがするような(笑)というか、モンゴメリのお話ってよく考えるとそういうポジションの人が必ず出てくるな~なんて思います。わたしも、「Be quiet!」はめっちゃ効果あった気がするので、生徒がうるさくなったら富山先生ばりにドスの利いた声で言うのがいいんじゃないかなと思いました(^^;)

 あ、こおろぎ走らせてたのって、モーレイ・アンドリュースくんでしたっけ。どうにも名前が思いだせず、どこらへんにそのエピソードがあったっけな~などと思っておりました(笑)

 本当ですよね。べつにクラスを任されてる先生の判断で校外授業やっても特に問題は……と思うんですけど、時代的なこともあって「これだからおなごの教師はダメずら☆」的なことになってしまうのでしょうか

 それと、どうでもいいことですけど、声優のグリーンリバーライトさん、わたし大好きです(笑)

 べのさん、コメントどうもありがとう~!!

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