山で鍛える

修行・訓練・山行の記録用

宮之浦岳攻略戦

2013-05-14 14:49:41 | 修行・訓練
【宮之浦岳】
標高 :1936m
メンバー :2名
天気 :晴れ
ルート:淀川登山口~ピストン


日本百名山に数えられる宮之浦岳に登ってきました!

気合い入れて0330起床。
そして0400にベースキャンプ宮之浦にある『田代別館』を出ました!
愛車はポンコツ軽自動車。
レンタカー代ケチりすぎましたかね笑。


屋久島登山の楽しみである
朝・昼セットの弁当。
写真は朝弁当。
屋久島には早朝4時にお弁当受け取れるお店が数店あるんですよ。
淀川登山口まで車で約75分かかり、
0515に到着。
まずは車内で腹ごしらえ

しかしその前に事件が…。
この淀川登山口、
こんだけ早く出たんだから一番乗りで着いたと思いきや、
何と駐車場はもう満車で全く車が停めれないんです
マジでめちゃくちゃ焦りました
車停めれない→登山出来ない→おちこぼれる→かわいそう
ですよね?

写真は下山後撮影したものになりますが…

向かって一番左の車がワタシんの。


ロープのポール(下のコンクリの土台激重いピクリとも動かず。
推定100kg。)を火事場のクソ力で退かし(ごめんなさい。)、無理矢理1台分のスペースを造りだし駐車しました。
アナタハロープガクルマニクイコンデルノミタコトアリマスカ?

いやぁ焦ったよ…。
みなさん朝お早いんですね…。


行ってきます!
※今回は自分のiphoneを行きの羽田空港か飛行機で紛失する騒動あり(結果は機内で発見され鹿児島空港に保管)、この屋久島トリップ中は自分では写真を撮れないので、同行者が撮影しました。
必然的にワタシが出る写真が多く、お見苦しくて恐れ入ります。m(__)m


かなり整備された登山道をこんな感じで行軍。
坂も緩いし楽勝な気配。


淀川橋より淀川をパシャリ。
怖いくらい水が澄んでて
幻想的な川です。


途中屋久鹿と何度か遭遇(写真中央をよーく見て下さい!)。


おいおい何だか楽チンだぜ。
これが九州最高峰かつ難易度★5つの山か??
道が整備されすぎなんかな。

4キロくらい歩くと花之江郷に到着。

綺麗な湿地です。
雰囲気的に尾瀬っぽいですね。
下の木道、霜が降りてるの分ります?
まだ時間も0640くらいだし、
しかも標高が高いので結構寒いんです。


後半はずっとこんな景色の中頂上に向けて行軍していきます!


デカいっすよ!
モアイか!


岩がごろごろしてます。
これがガイドブックで見た、宮之浦のイメージじゃ!!
島全体が大きな花崗岩でできた屋久島は、山頂付近には風雨にさらされ丸くなったりとんがったりした大きな岩がごろごろしているんです。
時にはドデカい石が縦に積み重なったのもあり、不思議な自然の造形物に目を奪われます。

そしてようやく…

0845登頂!
完全に雲の上。
2組くらい先客がいましたねー。


頂上っちゅね~。
全然疲れはないっちゅね~。
日々のトレーニングの成果っちゅうよりも
この山自体が結構楽っちゅね~。






(ギャグってます笑。)
この日は快晴、
とにかく快晴、
全ての方位を見渡せる絶景がそこにはありました!
種子島も見えたし、
安房になるのかな、海岸線もクッキリと見えました!
二〇三高地から見下ろす旅順港のようです。






30分ほど頂上で休憩してから
下山開始。
途中で黒味岳に行く分岐があり、普通だったら寄って行きますよね?
もちろん私たちもそのつもりでいたのですが、
思ったより宮之浦攻略が楽だったせいもあり、
体力があり余っていたため、
マサカのこの後下山してから、即モッチョム岳に移動、
1400~1900までにモッチョムも攻略出来ないかと
恐ろしくアグレッシブなプランを急遽立案。
まずは下山を急ぐことになりました。
※真珠湾攻撃並の無茶なプランを立案した理由は、実は前述の体力云々の要因だけではなく、この日は驚くほどの快晴で明日は曇りの予報、モッチョムの頂上からのスーパービューはガスれば地獄、晴れれば極楽なのです。
つまりこの天気のうちに2つ行けないかと思い立ったのです。


下山して
記念撮影。
1200すぎくらいかな。

総括すると
まあ、いい山ではありましたが難易度は★3つくらいでしょ。
そして登山道が整備され過ぎてて、獣道的なとこやファイト一発的な難所もなく
男の冒険心を満たしてはくれません。
年配の体力あるご夫婦におススメって感じですかね。
日々トレーニングしている人、山慣れしている人には物足りないこと必至(※淀川登山口からのピストンの場合)です。

しかしですよ。
意外に勾配はきつくなくても
歩行距離がそこそこ長いせいで、
じわじわと疲れてきて、
この後連続してモッチョム行くのは無理だと思い、
安全策をチョイスし、
この日は
温泉→打ち上げ→早めの就寝というスケジュールになりました。
(帰京後、後悔したのが、モッチョム行かないのであればちょっと足を伸ばして黒味岳に登るべきだったと、やり残した感が湧き出てきちゃいました…。)

おしまい。

最新の画像もっと見る