山で鍛える

修行・訓練・山行の記録用

男体山攻略戦

2013-09-19 11:14:42 | 修行・訓練
部長と行ってきました!日光男体山。
日本百名山に数えられる名峰です!
何より中禅寺湖の北岸にそそり立つ、円錐形の富士山似の雄大なシルエットがステキです!

【男体山】
標高 :2485m
メンバー :2名
天気 :晴れ
駐車場/登山口:二荒山神社ピストン

登山口の標高がたぶん1,200mくらいですから、
実際の上りは約1,300mくらいになるんですかねー。


まだ朝方の中禅寺湖。
うーん静かです。
そしてこの日は天気と湿度は最高なのですが、若干寒くて半袖のみしか持ってないことに不安を覚えました。


二荒山神社の登山者専用Pに車を停めて、参拝料500円を納めて登山開始です!


とても立派な神社でした。


0730スタート。
神主さんの説明では登り3時間半、下り2時間半の計6時間かかるとのこと。
ガイドブックやネットで事前に収集した情報でもほぼそんな感じでしたね。


石段が100段くらいあって、あっやっぱり山ってキツいんだなと少しづつ緊張感が増してきました(笑)。


1合目。
ここからはしばらく木の根を踏んで樹林帯を登っていく感じで、
そこそこキツめの坂の角度です。
初っ端、まだ体が温まってない時のコレですから、ふくらはぎが早くも重くて爆発しそうでした。
コレが頂上まで続いたら相当キツい戦いになるぞと戦慄が走りましたね。お~ぶるぶるぶるです。
そして当然、汗だくの熱々ですので寒さへの不安は皆無になりました(笑)。ワタシには要らぬ心配でしたね。


しかしここ3合目からは一度舗装された林道を歩く展開になり、
しかも平地に近いくらいの緩やかな上りなので、
一度リフレッシュさせてもらったことで
相当体が温まってキレが出てきました!


それにしても最高の天気です!雲一つないとはこのことですね。
東京より数段、秋の訪れを実感出来ます。


中禅寺湖はどの標高で見ても美しくて癒されます。


4合目。
ここからまた本格的な『角度』の登山が始まる感じです。


しばらくは樹林帯ですが、いずれ大きい岩がゴロゴロしてきて、
最終的にはガレ場に変化します。


結構急です!




実はかなりの急登ですが、岩を登って行く感じが楽しいですし、
またずっと木の根を踏むような樹林帯の急登が続くよりは、変化もあり飽きません。


THE・ガレ場。
極力手を使わないで足のみで上りまくりました!


ここが8合目。
5合目から7合目の標識を見落としながら進んで来たので
ここで8合目ってのはすごく嬉しかったですね。
もし6合目って書いてあったら、精神的にキマすし、まだゴールが見えないのでペースを上げれませんからね。


祠があります。
ここで休憩する人、多いんでしょうね。
私たちはペースを守り、ほぼ休憩なしでひたすらに進んで行きます。


進みだしてすぐにある奇岩。木が生えてるっちゅね~。




養生してるのかな?この区間はそこそこの上りで、長かったです。


徐々に森林限界が近づいてきて…


この辺りから、溶岩っぽい岩や砂に変わってきました。
ようやく森林限界でしょう。


何気に足が取られて
歩き辛いです!
砂浜を上る感じで上手に進んで行きません。


もう頂上が近いことが雰囲気で分かります。
視界も完全に開けていて、振り返ると中禅寺湖が綺麗に見えます。


鳥居が見えてきました!
山頂全体が二荒山神社の奥宮になってるんですね。
山そのものが御神体なのでしょう。


頂上に着きました!
0930でしたので、
2時間ちょうどで登り切ったようです。
そんなに早く登ってはいないのですが、ほぼ休憩なしで黙々と一定のちょっと早めのペースで来たからの結果ですね。
体力的には全く問題ありません。




頂上中央付近。


東側に行くと鐘もあり、


石碑もあり、


剣もあり!
ここが一番高いピークだと思います!
神剣が刺さっててカッコいいです。
何かの神話に基づいたりしてるんですかね~?


後で調べたら落雷で折れたものを最近新調したようですね。


一番のピーク(東側)から頂上全体を臨む。


筑波山が見えます!




ハイ松を抜けて西側に…


山頂の西側。
ちょっとした神社の施設があり、ちょうど中禅寺湖を真正面から見下ろせる立地で、
しかもここだけは人が一人も居なくて落ち着けたので、
カロリー補給と小休止をしました。






オート事業部の千葉レクの際に頂いたお土産から、山に適した『黒ゴマきなこピーナッツ』を持ってきました。
甘さが体に染み渡ります。


今日の相棒、コロンビアパッサデス25L。
みなさんのザックを見ると、30~50Lくらいのを背負ってる人が多いですね。
何を入れてるんだろう(笑)?日帰り登山なのにね。
ワタシのは25Lでも半分くらいしか入ってません(うちのプーさんはこの山も何とウエストバッグ(推定4L)のみ。)
恐らく『携行品』と『昼食』の差でしょう。みなさんガスバーナーでカップラーメンとか食べてましたからね。


頂上は広いし、いろいろな見どころがあったので1時間弱滞在してましたね。
1020に下山を開始。
ちょっと小走りするくらいのペースで下りましたので、1時間半くらいで下りたと思います。


1150下山。

総括ですが、
シンプルに素晴らしい山でしたね。
唯一沢歩きがなかったですけど(水場なし)、樹林帯歩きありのガレ場ありと変化に富んだ飽きない山でした!
また、眺望は抜群で、頂上も広くて見どころが多いため、ついつい自然と長居してしまうのです。
キツい箇所もあり、クールダウン出来る箇所もありってのも良かったですし、コースタイムもさすがに7時間近い登山になると苦しさを感じますが、この日は頂上の休憩を抜くと3時間半で上り下りしてますから、下山してからの気力も体力も余力があり
『楽しめた』って感覚で登山を終えることが出来ました。
もちろん『それなりの山で結構な訓練になったな』とも思えるレベルの山ですよ。

今までの山だと、モッチョム岳、両神山、そしてここ男体山が時間的にも難易度的にもワタシには丁度良くて、
大好きです。

帰宅後にネットでいろいろ調べる(最近コレが楽しい)と、
すぐ近くに女峰様、白根山、太郎山と2500m前後の山々、日光火山群があり、
どれもいい山っぽいので、また日光には足を運ぶことになりそうです!

しかしうちの部長の運転だと、
巡航速度が早く、段取りがパーフェクトなため、移動時間が大幅に短縮されるので
関東の奥地まで進軍出来るのがいいんです!

一度自宅に帰りシャワーを浴びて、家の用事も済ませて、更に1時間ほど電車移動しても
夕方5時から打ち上げちゃん出来ますからね(笑)。

一日がホント長く感じて、
楽しいことが2つも3つもあった気がして
まさに『充実』します。
※楽しさのあまり、打ち上げが深夜にまでおよびすみませんでした…。