仕事机にしろ、リビングのテーブルにしろ
何も乗っかっていないのが気持ちいい。
ライトスタンドや時には季節の小花や
サプライズのおみやげが置いてあるのはいい。
が、基本は何もないのが好きだ。
仕事にとりかかるのに、片付けから始めるのでは
テンションが落ちてしまう。
ごはんやお茶をいただく時に、残りもののパンが
置いてあったり、飲み残しのマグカップなんかが
そのままでも困る。
机やテーブルの上がきれいだと、やりたいことに
真っ直ぐに入っていけてすぐにとりかかれるのがいい。
そんな風に思う。
朝、元気に事務所に着くと、デスクライトのアームを
ハンガーに見たててお雑巾がかかっていた。
なぜ他人のライトアームを洗濯物干しにしてしまったのか
皆目検討もつかないのだが、きっとナイスアイデァくらいの
ノリなのだろう。それにしてもよくこんなことを
思いついたものだと感心するも、ちょっと気持ちが凹んだ。
気分を取り直して朝のコーヒーを飲む。
やっぱりデスクはなんにもないのがいいと改めて思った朝だった。