鬼の手形

旅行案内パンフで見つけた

　「　鬼の手形　」

というのがどうも気になるという夫の意向でその場所に行くことに・・・
しかしどうにも行き方がイマイチわからない。
そこでちかくであろうと思われる公園で居合わせた見知らぬ少女に聞いてみる。すると

　「　それは三つ石神社というところにありますよ。
　　　一緒に行って道案内しましょうか。　」

という丁寧な返答。
暑い中わざわざ同行してもらうのも気の毒なので、道順を事細かに教えてもらい目的地に。
途中、細～い道にヒヤヒヤしながらも無事に三つ石神社に到着。




神殿脇にしめ縄を張った大きな石が・・・

この石の陰にあと二つの巨石があります。

伝説によると昔この地方に羅刹という住民を苦しめる鬼が住んでおり、人々が三つ石の神に祈り鬼を捕らえてもらい、境内にある巨大な三つ石に縛り付けたという。
鬼が二度と悪さをしないと誓ったので、約束の印として三つ石に手形を押させたという。
この岩に手形を押したことが

　「　岩手　」

の県名の起源と言われてるそうです。


また鬼の退散を喜んだ人々が三つ石のまわりを

　「　さんさ　さんさ　」

と踊り回ったのが

　「　盛岡さんさ踊り　」

の始まりと言われてるそうです。

思いがけないいい勉強になりました。