みようみまね屋のスパイシーコロッケ買いに行っていいですか!?

ふつうの主婦が、色々思いついた創作話を書くブログです。

JUMPファンと、JUMPファンでない人への創作小話9

2017-04-01 14:46:59 | ゆうこシリーズ

よかったら、読んでみてね

 

ゆうこ:私は、商店街の片隅で占いをやっている、「前世は高い木の上に住んでいたかもかも・ゆうこ」。

今日も、世の中の迷える子羊を待っています。夕方430分。小腹から大腹になりかけたころ、お客さんがやってきました。

 

ありお:こんにちは。いいですか?

 

ゆうこ:あっ、どうぞどうぞ。やっと今日最初のお客さんが来たわ。

 

ありお:はじめまして。「目が合うだけで、メロンメロン」です。

 

ゆうこ:えっ!?それが名前なの。まあーた変わった名前ねぇ。

 

ありお:みんなからは、まさしく「ひとめぼれ」だね、美味しそうな名前だね、ということで、「朝ごはんちゃん」って呼ばれてます。

 

ゆうこ:じゃあ、朝ごはんちゃんの悩みはズバリ何かな?

 

ありお:それがですね。温泉卵を作ろうとすると、いつも固ゆで卵になってしまうんです。

 

ゆうこ:えっ、それが悩み!?たしか、固ゆでで12分くらいよねぇ。ゆでる時間、少なくすればいいと思うんだけど。

 

ありお:自分でもわかってるんですけど…。つい…。

 

ゆうこ:頭の中に、いろんな可愛い女の子が出てきて、ついつい妄想して、時間がオーバーするんでしょ。

 

ありお:えっ!?なんでわかるんですか!?エスパーなの、ゆうこは。

 

ゆうこ:そういう朝ごはんちゃんも、私の名前なんで知ってるの?すごいわ。もしかして、前世は「いっしゅんぼうし」で、パリコレに出てたんじゃない?

 

ありお:そうそう。つばの広い白い帽子かぶって、お椀の舟にのってパリに着いて、一瞬だけみんなの視線を釘付けにして、ランウェイを歩いたよね…ってちがーう!!「いっしゅんぼうし」じゃなくて、一寸法師。百歩譲って、白いつば広の帽子かぶってたとしても、モデルじゃないし、おとぎ話だし、ぜぇぜぇ~…。

 

ゆうこ:ふっふっふ、やっとみつけたわ。待ちに待った今日がその日なのね。

 

ありお:えっ、何ですか一体…。

 

ゆうこ:百年に一人の「いっさいがっさい」を見つけたわ。

 

ありお:百年に一人の「逸材」だと思うんだけど。

 

ゆうこ:そう、それよ。

 

ありお:状況が見えないですけど。

 

ゆうこ:教えてあげるわ、朝ごはんちゃん。

 

ありお:はい。

 

ゆうこ:サンタフェ家で毎年行われる、朝焼けの方に向かって打つ、ツッコミ千本ノックよ。

 

ありお:何ですかそれ?怖いんですけど。

 

ゆうこ:去年は私の双子の弟たち、「ゆあたり」と「ばったり」が挑戦して、327本目であえなく撃沈したわ。ルールは簡単よ。ゆうこがボケて、朝ごはんちゃんがツッコミで打ち返すのよ。大丈夫。夜ごはんちゃんならできるわ。

 

ありお:夜じゃなくて、朝ごはん。…えっ、もう始まっちゃってるんですか?どうしよう!?午後2時からの卵のタイムセール、楽しみにしてたんだけど。

 

ゆうこ:なぁに、ぶつぶつ言ってるの。子供の使いじゃないんだから、どんどん行くわよ!!

 

ありお:ゆうこ、ちょっと待って。目の前の時計見て…。今、11時58分、59分。

 

ゆうこ:えっえっ…。もう夕方だと思ってたら、美魔女ゆうこの勘違い、バカバカバカ。昼なんです、なーんちゃって。急いで、「見よう見まね屋」のスパイシーコロッケ買いに行かなきゃ。今日50%OFFなのよ。あっ、朝ごはんちゃん、ごめんね。ばいばーい、またね。

 

ありお:ふぅ、なんとか、これで一大事解決させちゃったかも。自主練しすぎると、試合の時打てなくなっちゃうからね。ばいばーい、ゆうこ。またね。

 

ゆうこ:春なので、イケメンとスパイシーコロッケ半分こして、「ハオツー」と言いたい、「前世は高い木の上に住んでいたかもかも・ゆうこ」でした。


前回は知念侑李くんでしたが、今回は有岡大貴くん編です。実は今夜、オムライス&ハンバーグをディナーにする予定。楽しみ

ほうほうほでした

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