よかったら、読んでみてね
昔々あるところに、「びみょうこ」という名前のお姫さまが、小さな国を牛耳っていました。顔のかわいさも性格もペットへの愛情も、整理整頓も頭の回転も・・・と言い出せば、キリがないほどに微妙なのですが。
フルト:チャッピィ、どこで油売ってんだろ?あ~でもなんか小腹が空いてきた。下さい♪
おばさん:いらっしゃい。まぁ、河合郁人くんでないの♪ A.B.C-Zの・・・。
フルト:それみんなにすごい言われるんすけど、ぼく、フルトっていいます。よろしくお願いします。あと、スパイシーコロッケ1つ。
おばさん:イケメンだし、さわやかで、人当たり良いくせに、おっちょこだし。とっつーのこと、とっつぃって呼んでるし。
フルト:ちゃんと「とっつー」って呼んでますよ。仲良しで、あいつはいいやつです。
おばさん:ほぉ~ら、とっつーと友達ってことは、やっぱ郁人くんなんでしょ。チャッピィ、ラム肉のおかわりはいーの?
チャッピィ:くぅ~ん。くぅ~ん。(おかわりの意)
フルト:あっ!チャッピィ、ここにいたの。やっぱり首輪つけなきゃだめかな。
おばさん:えっ!?チャッピィって猫だったの!!てっきりあたし犬だと思って、手相見てもらってたよ。
フルト:それで、チャッピィはなんて・・・。
おばさん:来年あたり運気は上昇する見込みなので、くさらずにがんばれって。
フルト:そうですよね。人間いつまでもいいふうに考えてた方が、明日がくるのが楽しみですもんね。
おばさん:見てもらったお礼に300gのラム肉あげたら、そりゃあうれしそうに後ずさりしつつ食べたけど。
チャッピィ:くぅ~ん。くぅ~ん。(この状況あきたの意)
フルト:でも、おばさん1人じゃ、ここのお店大変でしょ。
おばさん:それがね、3日前から、イケメンの二人がバイトで入ってくれたの。
髙木くん:毎度ありがとうございます。JUMPのゆうやんです。
海人くん:King&Princeの髙橋海人です。
フルト:うわぁ~、かっこ良すぎて、目が開かない。
髙木くん:お褒めにあずかり、光栄ですけど・・・。コロッケ屋のおばさんのイチオシは・・・。
海人くん:若林正恭さんなんですって。
おばさん:あの方こそ、神さまの気まぐれであらわれた気がしてしょうがないのよ。かっこいいし、頭いいし、全体的に脂ぎってないし。
フルト:まぁ、そう言われてみれば、スッキリしてますね。
おばさん:職業柄、もうね、油ギトギトタイプの人は受け付けないし、胃もたれするのよ。
海人くん:確かに・・・。衣も薄そうで、オシャレに醤油とかかけて、コロッケ食べてそうだもん。
髙木くん:女の人にもやさしそうだしねぇ~。
おばさん:あっもうバイトの時間過ぎたのに、働いてもらってありがとね。ゆうやんには、ウィークエンダーコロッケ9コ。海人くんには、シンデレラコロッケ6コ。フルトくんには、ファイブスターコロッケ5コ持って帰ってね。
フルト:(あちあち)ありがとうございます。じゃあチャッピィ、かえろう。
海人くん:あのお・・・。
おばさん:なーに?海人くん。
海人くん:言いづらいんですけど、6コのうち1コだけ、小さめなコロッケが・・・。
おばさん:だってね、この前テレビ見てたら、リーダーぽい人が間奏の時に、顔上に向けて踊ってたから、ピーンときたのよ。
海人くん:はあ。
おばさん:この男の子はきっと、ピーナッツの食べ過ぎで、普段から鼻血ばっかり出してて。晴れ舞台の時も、血流してるから、正面見れないってね。すっごいお歌は上手なんだけど。
髙木くん:で・・・。
フルト:だから、1コは小さくして、油もあんまり摂取しないような配慮をしてくれたんだ。
おばさん:そおいうこと。すぎたげんぱくは、およげないってことよ。
チャッピィ:キャンキャン(過ぎたるは及ばざるが如し、の意)
フルト:じゃあ、お言葉に甘えて、いただきまーす。みんな途中まで一緒に帰る?
海人くん:すいません。ぼくは、カボチャの馬車待たせてあるので・・・。
髙木くん:お気遣いありがとうございます。ぼくも、イノちゃんと軽部さんがタクシーで待ってるので・・・。サヨナラ。
フルト:いいんだ。ぼくだって、ここで待ってりゃあ、そのうちさえきが気を利かして、人力車で駆けつけてくれるもんね。あっ!チャッピィ、そっちはカボチャの馬車だよう~、もどっておいでぇ~!!
ほうほうほでした