みようみまね屋のスパイシーコロッケ買いに行っていいですか!?

ふつうの主婦が、色々思いついた創作話を書くブログです。

JUMPファンと、JUMPファンでない人への創作小話45

2017-09-05 17:34:53 | 日記

よかったら、読んでみてね

 

「古今東西ロボット」3人の、その後のある日(創作話)

 

キイ:さぁ、いらっしゃい、いらっしゃい。今日もカステラおいしいよぉ~!!

 

(サク、サク。サク、サク。)

 

サキ:ちょーむずい。なんで今日は、3種類も作んなきゃなんないの、まじで…。

 

レンジ:リンラ リンラ リンラ♪ 寄ってらっしゃーい。 リンラ リンラ リンラ♪ 見てらっしゃーい。

ねぇ、そろそろ3時のおやつにしない?どうせ、お客さんなんか来ないんだし…。

 

キイ:しょうがないなあ~。じゃあ、心と心をあわせて…

 

3人:いただきマンチェスター。

 

(モグモグ、モグモグ)

 

サキ:今日も又、おやつ、カステラ~!?はぁーあ、まじむかつく…。

そもそもなんで、この3人で商売しなきゃなんないの。

 

キイ:だって、「そんじょそこら島」で、あんなに仲良しになったんだから。

『もう、離れられなぁ~い。キャハ 運命のチーズの糸、青いヨーゼフ」

 

レンジ:そうそう。「口ぶえはなぜ~♪ 夜ふくとこわいの~。」って、それ、ハイジの歌だし、ヨーゼフは茶色だし。もうさぁ~、言いにくいんだけど…。

 

2人:なになに。

 

レンジ:このチーム、今日で解散しない?お客さん誰も来ないし、先月も、先々月も赤字だし…。

 

サキ:ほんとそう!大賛成。(イケメンボイス)

 

キイ:だめ。ぜったいだめ。あともう少しすれば、絶対みんな食いつくって!!

 

サキ:ちょームリ。大体なんで、タコ焼き機の穴に、都道府県の形のカステラ、ちまちま入れて、お客さんと世間話しながら売らなくちゃいけないの!(少し怒)

 

レンジ:そうだよ。百歩譲って、そのカステラおいしくたって、店名が「花カス屋 テラテラ総本家」はないんじゃない。食欲失せるし、絶対みんなに笑われてるって…。

 

キイ:んーでも、そこがいいんじゃない。むしろ。

 

2人:なんで!!(ふつうに怒)

 

レンジ:インスタント映えするし、NSN(並大抵じゃない・ステキな・ナツメウナギ)で、世の中の人たちに広く知ってもらえるし。

 

サキ:はぁー。もうどうしよもなく、まじムリ。毎日毎日カステラを細かくキッチンバサミで切って、今日は愛知県、明日は群馬県、って、やってられないよ。

 

キイ:岩手県とか、北海道もあるよ。大きくて切りやすい日もあるじゃん。だってさぁ~、世の中のみんなとの話の継ぎ穂って…。

 

レンジ:あれでしょ。お天気の話だったり、血液型とか、嫁姑問題とかね。

 

キイ:でもさぁ~、みんな必ず、生まれ故郷があるわけで、日ごろからお国自慢したくて、ウズウズしてるんだから。

 

2人:そうかなぁ~!?

 

レンジ:それに、2人はいいよ。仕事してるって認知されてるから。ぼくだけ、街行く人に、

「このおにいちゃん、なんで1人でオレンジのレオタード着て、美容体操してるの?」って、絶対…。

 

サキ:思われてる。ちょー思われてるよ。(イケメンボイス)

 

レンジ:キイちゃんが、「君は今日から、ラインダンスをとりあえずがんばれ」って言うもんだから、恥ずかしさに堪えながらやってるけど、そもそもこれ…。

 

キイ:そうそう。

 

レンジ:まだ最後まで話終わってないよ!これ、ラインダンスじゃないよ。10何人かで、ラインを作って踊ってないもの。たった1人だもん(ゼーゼー)。

 

サキ:落ち着いて、レンジちゃん。はい、お水。

 

レンジ:ありがと、ゴクッ、ゴクッ、ゴク。それに、面倒くさくてさっきスルーしたけど…

 

キイ:なに。まだ何か、いろもんつけたいの。

 

レンジ:あのね、後々わかることだけど、「インスタント映え」じゃなくて、イ・ン・ス・タ映えだし、「NSN」じゃなくて、SNSだし。「いろもん」ではなくて、いちゃもんだー!!

 

キイ:そうなの!?(青ざめる)

 

2人:そうそう。アッハッハッハッハー。あースッキリした。

 

キイ:ありがと。本当の友だちだからこそ、言いにくいことを僕のために…。うっうっう(泣)

 

サキ:泣かないで、キイちゃん。大丈夫!俺らまだ、本当「っぽい」友達だから。とりあえず、「っぽい」がまだ付いてるから。

 

レンジ:そうだよね~。「っぽい」が付いてた方が、いろいろとうまくいくと思うから。とりあえず…。

 

2人:とりあえず?

 

レンジ:3人の「っぽい」友情の証に、早口言葉言ってみよーよ。これ、言ってみて。

「右たびにビクともしないGiveMeLove美容師」

 

サキ:うわぁ~、むずい。マジ成功する自信がない。どうしよ?

 

レンジ:もしかして、うまく3人とも言えたら、タライとかもらえるかも。すごーくキレイなピカピカのタライが空から降ってきたら、その中に冷え冷えのソーメン入れて、あとでみんなで食べようね。

 

キイ:いいねいいね。薬味は、ネギとミョウガとシソの葉で。

 

レンジ:じゃあ、僕から行くよ。「右たびに………びようし。」あーごめん、言えちゃった。

 

サキ:マジ?レンジちゃんは、言えちゃあダメなキャラなのにぃ~。それじゃ、言ってみるね。

「右たびに~びようし」。うわっ、ちょー嬉しい。言えた

 

2人:じゃあ、最後はビシッと、キイちゃん、がんばって…。

 

キイ:よっしゃ~。いくよ!「右くびにビクビクする内視鏡日和ギブ」…

 

(ぶっぶっぶぅ~♪ 3・2・1・・・・ゴン!!)

 

キイ:いたたたった。も~う、舞い降りてきたマイタライ♪だよぉ~。

 

サキ・レンジ:やったぁ~。ソーメン!ソーメン!大好きソーメン!

 

キイ:あの2人が、あんなに喜んでくれたから、まぁ~いいか。今度は、

「花カス屋テラテラ総本家フューチャリング行水しながらミニトマト屋」H・F・Gとしてがんばろ。

 

どこかの国の、副業でもがんばるロボットの、3人のお話でした。


もう少し、夏っぽいものを堪能したい、ほうほうほでした

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする