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笛吹きひゃらりのひゃらひゃら日記

器用貧乏系OLひゃらりが平穏な日常の中でフルート吹いたり歴史に夢中になったりしている日記です。

フルート個人レッスン第5回目の件

2011-01-20 22:32:33 | フルート【お稽古】
今月2回目のフルートレッスンに行って参りました。
レッスンは月3回。
毎週より日程調整がしやすく隔週より多めに見ていただけるので、
再開したばかりのわたしにはちょうどいいのかな。
けど、笛センセのレッスンがダイスキだから、
ほんとはお月謝増えても毎週がいいよー。
お休みの週はさみしいよー(笑)

てなわけで半音ずつのロングトーンから。
前回褒めていただいた『緻密な音』を心がけて吹きます。
低音はきれいになってきたけど、ちょっと中音が荒れるみたい。
高音になるとまた抜けるんだけど。
最近の傾向です。
気をつけたい。
中音強化のために、低音から同じ指の中音にオクターヴ移行する練習を教えていただきました。
すこーんと抜けるスポットを覚えておこう、とのこと。

続いてタファネル&ゴーベール【毎日の練習】1番。
「指も動いてるね。音ムラも減ってきた。じゃあ、さらに次のことをしよう」
次のこと?
「運指練習用のエチュードと言えど、曲だから。
ただ機械的にやっつければいいものじゃないわけよね」
ふむふむ。
「だから、音楽性がほしいのね。音楽を表現したい。
頭の中でものがたりを作ってみたらどうかな?
簡単なものでいいの。
そうだな、この曲は音の上がり下がりが丘みたいに見えるから、
いなかのおじさんがいくつもの丘を歩いて越えて町にお買い物に行くところをイメージしてみようか?」



えーっと。
確かに丘に似てる。

というわけで実践です。
そしたらね、気のせいかな、吹きやすいんですよ。
ふしぎだねー。
れみふぁそらふぁみれ、れみふぁそらふぁみれ、れみふぁそらふぁみれ、れみふぁそらふぁみれ、とおじさんが歩いていきます。
「はちみつがたっぷり入ったおいしいケーキを買いに、おじさんは町に行くの。
ケーキ楽しみだなーってうきうきしてるから、軽快にね。
ずるずるべったりした吹き方だと、おじさん楽しく歩けないからね。」
ふぁそらしどしらそ、ふぁそらしどしらそ、ふぁそらしどしらそ、ふぁそらしどしらそ。
ケーキ楽しみだなー。甘いのうれしいなー。
らしどれみれどし、らしどれみれどし、らしどれみれどし、らしどれみれどし。
「途中で近所のワンコに会って、一緒に町に行ったりもするの」
ワンコとお散歩たのしいなー。
どれみふぁそふぁみれ、どれみふぁそふぁみれ、どれみふぁそふぁみれ、どれみふぁそふぁみれどー。
おわり。
町に着きました。

「できたね?さっきよりずっといいよ。音楽になってたよ?」
まじですかー。

この指導法って、もしかしたらオトナのレッスンとしては特殊なほうかもしれない。
けど、こういうことをしてくださるセンセのレッスンはいつも予想外で楽しくて、ひゃらりはダイスキ。
それにしてもセンセとわたし、妄想族仲間ですなぁ。

1番がなんとなく形になってきたので、
今月からちょっとずつ吹いている2番も見ていただくことに。
「長調の展開だった1番と違って、2番は短調なんだよね」
なるほど。
「だから、2番のイメージは、ケーキが売り切れててがっかりしながら帰路に着くおじさんです」
…うわぁ。
すごいぞセンセの妄想力(笑)

1番に比べてまだ楽譜への慣れが足りないので、2番はゆっくりめでつっかえつっかえ。
だけど、がっかりしたおじさんが頭の中で歩いていたので(笑)、
機械的にはならないで済んだような気がします。

「毎日これをやってればぜったいうまくなるから!」
というセンセの言葉にのせられつつ、練習にいそしみたいと思います。

お次はアルテ。
今回は5課です。
このあたりからムズかしくなってくるんだよねー。
この課では2重奏になっているエチュードが3つあるんですが、
1つ目はともかく2つ目でキライな運指のところが出てきてミスタッチ。
ミとレを細かく動かすのが苦手です。
ってか、薬指と小指がもつれがち。
「薬指は筋肉の構造が人差し指や中指と比べて機能的ではないんだよね」
いや、けどほかの人はできてるし!
ひゃらりだけできないなんてだめだし!
今日からタファゴベ練習の最後にでも「みれみれみれみれみれみれみれみれ」って部分練習してみよっと。
ともあれ、2つ目もやり直しで合格をいただけました。
けど、3つ目のエチュード、5-8は次回に持ち越し。
早くて歯ギレのいい曲なのだけれど、
歯ギレをよくすることに意識が行き過ぎてタンギングがぶつぶつっとしてしまっているのだそうです。
火を通しすぎてタマゴがざらついてしまったカルボナーラみたいになってしまった。
きちんと弾みつつもなめらかな仕上がりを目指そう、ということで来週また見ていただくことに。
今まで1レッスンごとに1課仕上げてきていたので、
ちょっと停滞してしょぼーん。
けど、焦ったって仕方ないもんね。
丁寧に取り組んだほうがいいにきまってるもんね!

フルート個人レッスン第4回目の件

2011-01-06 22:31:37 | フルート【お稽古】
さてさて、昨日は2011年のレッスン初めでございました。

まずは半音ずつのロングトーン。
音が緻密になってきていていいね、とお褒めの言葉を頂きます。
わあい。
この音出しの練習のとき、一応低音Cから一番高いBまでめいっぱいやるんですが、
わたし、最高音Bの指が何回やっても覚えられません。
若年性アルツハイマーなんだろうか…
曲の中でめったに出てこないからだろうと自分を慰めてはいるのですが。
うぅむ。
余談ですが、笛センセはトリルキーを”マメ”と呼びます。
かわいい。

続いてタファネル&ゴーベール【毎日の練習】1番。
ゆっくりだけど、全部吹けたー!
それを受けて、
「全部なぞれるようになったら次のことを考えようね」
とはセンセのお言葉。
この練習プログラムには二つの目的があって、
ひとつは以前にもセンセが以前におっしゃった『運指改善』。
そしてもうひとつは、『ひとつの山のなかで音のムラをなくす』ということなのだそうです。
音出しをするときは注意深く吹くから緻密な音が出るけれど、
実際に移り変わる音階の中で上質の音を維持するということはとても難しい、とセンセはおっしゃいます。
「けど、演奏って、維持していかなくてはいけない場だよね」
だからタファゴベのような基礎練習でその力を養うのだそうです。
毎日タファゴベプロジェクト、継続しなくちゃ!と思いました。

最後にアルテ。
この日は4課です。
吹き始める前に、センセ、こんなことをはじめました。
「わたしが今楽譜を見ることができない状態だとして、1小節目に書いてある情報を全部教えてくれる?」
フシギな指導法。
よくわからないままわたしは
「えっと・・・ト音記号です。」
「4分の3拍子です。」
「アレグレットで、四分音符ひとつが116だそうです。」
「最初の音はソで、二分音符、四分音符と同じ音で続きます。」
これを聞いてセンセはメモ帳に楽譜を書きました。
その楽譜には、低音ソ。
アルテの楽譜は、中音ソ。
そう、ひゃらりはセンセにすべての情報を伝えているつもりで、大事なことを落としていたのでした。
「これは、楽譜に盛り込んである情報を頭の中で整理するための練習なの」
センセはおっしゃいます。
判っているつもりで吹き進めていても、きちんと脳内に情報を整理してすべて取り込んでいないと、
途中で崩れていく。
だから先のことを見て先のことを考えて吹いていくことが大切なんだよ、ということでした。
奥が深い…。
ことにアルテ4課はリズムのひっかけがとても多いので、こういうことをちゃんとひゃらりに判らせておいてくださったんだと思います。
センセの指導法はユニークで、そして、深い…
ともあれアルテ4課も終了。
次回は5課だー!
さくさく進むぞー♪

レッスンが終わってから、今年の抱負をセンセにお伝えしました。
「いいんじゃないかな?」
とにっこりしていただいたので、ちょっと嬉しかったです。

フルート個人レッスン第3回目の件

2010-12-23 22:49:47 | フルート【お稽古】
昨日は今年最後のフルートレッスン。
いつものように会社を定時で上がってあわあわとお教室に向かったら、
笛センセ、お茶飲んで和んでらっしゃいました(笑)



今日ももちろん、いつもの半音階ロングトーンからスタートです。
中音域からまずは下がり、続いて上がり…
今日がいつもと違っていたのは、そのあとビブラートの練習をしたこと。
「すごくがっかりしたときにやけになって《あ~あっ!》って言うときの身体の使い方でビブラートかけてみて?」
をを、これは。
いわゆる薄っぺらいビブラートと違ってきちんと土台の存在を感じるではないですか。
それにしてもセンセの表現の仕方は面白いです。
つい笑ってしまいます(^ω^)
ビブラートのかけ方を教わったところで、半音階ロングトーンに反映。
高音域でロングトーンビブラートつき、キビシーよ!
頭くらくら。



続いてタファネル&ゴーベール《毎日の練習》1番を分解しながら。
今後いろいろな曲でよく出てくると思われるいくつかのパターンとリンクさせて教えていただきます。
「おうちでも練習してるね!」
なんて気づいていただいて、ちょっとうれしくなってみたり。
ひゃらり、コドモみたいです。


ラストはアルテ3課。
先々週、先週と同様にフレーズひとつひとつの繋がりと曲としての展開を大切に吹くことを心がけます。
休符があってもフレーズを止めないで、流れを感じながら吹くべし、とのこと。
忘れないようにしなくちゃ。
「経験者だから、アルテはできるだけサクサク行こう。その代わり、タファネル&ゴーベールはおうちでもレッスンでもびっちりしようね」
Yes, ma'am!


レッスンが終わって楽器を片付けていたらセンセが、
「ひゃらりさんはほんとに楽しそうにフルート吹くから、教えててもうれしいよ」
と言ってくださいました。
なんかすごく心がほわほわ。
やっぱりフルート再開してよかったと実感した、 2010年最後のレッスンでした。

フルート個人レッスン第2回目の件

2010-12-15 23:22:14 | フルート【お稽古】
ひゃらりが通い始めたお教室は、
レッスン開始時間の30分前に退社するんでも間に合うほど会社に近いのがウレシイです。



というわけで本日もレッスンに行ってまいりました。


まず最初は音出し。
先週習った口の感覚や舌の形に気をつけてみると、
以前より厚い音になったかな?という感触。
けど低音に行くに従って音が痩せるのが悩みです、と言ってみたら
「じゃあきょうは低音の強化プログラムをしましょうか」
とのこと。
「フルートで音を出すとき、息の構成として考えられるのはまず《量》と《スピード》だよね」 と、
センセはノートに



量×スピード



と書きました。

そして
「けど、ここにもうひとつ要素を加えたい」
とおっしゃって、


量×スピード×圧


と、《圧》という単語を書き加えられました。
「低音で強い音を出そうとして息の量とスピードを増やすと、オクターブ上がってしまったり曲そのものに集中できないほどの労力を使ってしまうことがあるでしょう?」
「適正な圧を適正な場所に加えれば、無理せず力強い低音を出せるのよ」
なんという理路整然。
かんどーです。
そして厚みのある低音を出すべく、適正な場所、いわばスイートスポットを探す方法を教えていただきました。
「これ、日本じゃあまり教えるひとがいないのよね」
とのことなので、探し方はナ・イ・ショ(爆)
けどその方法を伝授されてから低音域の半音階ロングトーンをしてみたら、
自分の音がてきめんに変わったことに気づきました。
またしてもかんどー。



続いて、
「さっき探した場所、気をつけてみようね?」
と、タファネル&ゴーベールの『毎日の練習』に。
今日は長調トレーニング目的の1番に加えて、
短調トレーニング目的の2番も。
揺らぎやすいフレーズのところは止めながら、
丁寧に指導していただきます。
わたしは持ち方が我流に近いので、
安定性に問題があるのです。
少しずつ直さなきゃと思うのですが、
「直さなきゃというより、日々練習するなかでいい音や楽な構え方を探していけばいいのよ」
というセンセのお言葉に、ふむふむと頷くひゃらり。



お次はアルテ、今夜は2課です。
「教則本のエチュードも曲としての組み立てを忘れちゃだめ」
との指導を意識してトライ。
ひとつひとつ曲の展開を相談してから吹きました。
センセってば生徒を乗せるのがお上手で、
「この曲ならうちらでCD出せるよ!」
なんてわたしの気分をアゲてくださいます。
ついついこちらもニヤニヤしちゃったりして、楽し~い!



かくして今週もあっという間の1時間レッスンは終了。
目からウロコぽろぽろです。
今日教えていただいたこと、忘れないようにしなきゃ!!

フルート個人レッスン第1回目の件

2010-12-08 21:39:49 | フルート【お稽古】
きょうはフルート個人レッスン第1回!
ワクワクしながらお教室に向かいました。
初レッスンとはいえアンサンブル企画で教えていただいたことのある先生ですから、
「よろしくお願いしまぁす」
「よろしくねー」
てなもんです。
アットホーム。気さく。


どんなレッスンをしたい?と聞かれたので、

自分は学校の部活を中心に吹いていたので、
どうも我流に過ぎること。
基礎がない状態で応用ばかりしてきたので、いざというとき困ること。
多少地味であってもまずは基礎を固めたい、ついてはそのための指導をしていただきたい!

と申し述べました。
ふむふむと笛センセは頷いてくださり、まずは音出し。
ラの音だけで15分!
いろんなポーズをとって、口の状態や姿勢を検証。
ひゃらり、右手の親指の位置が悪いようです。
あわてて矯正。
それにしても、フルートのレッスンに来て空気イスするとは思いませんでした。
空気イスのときの腹筋と後頭部の位置が笛を吹くのに適しているんだそうです。
さらに言えば、フルートのレッスンに来て椅子にふんぞり返るとは思いませんでした。
ふんぞり返ったときの口腔のリラックス具合が笛を吹くときに理想の筋肉状態なんだそうです。


続いては半音階を2音ずつロングトーン。
下がりながら、はたまた上がりながら、フルートという楽器のメカニズムや人体が出しやすい音、出しにくい音に関する説明をしてくださいます。
高音のときは海老蔵みたいに目を剥いて、なんて時事ネタを取り入れてくださるセンセ。
…惚れました。


続いて練習本。
タファネル&ゴーベールの『毎日の練習』を使って、音階練習。
基礎練をする上で必要な注意や音それぞれの持つ特色やマメチシキなどを教えていただきました。
「C管でいちばん低いシから中音ミぐらいまでは意外と裏返りやすくてね、実は各メーカーが未だ研究途中だったりするのよ」
まじで!
ブログつながりのいつりんさん、たかさんさんが相次いで話題になさっていた中音ミのことをセンセがお話しになるので、
エスパーかと思いました。


お次はアルテ。
「経験者だから最初の方は割愛しちゃう?それともがっちりあたまから?」
「あたまからおねがいしますっ」
ひゃらり、多少暑苦しい性格です。
というわけで1課からさらい直し。
フルートを始めた13才に立ち戻って、1小節1小節を丁寧に吹くことが楽しいです。
たとえ教則本のなかのエチュードであっても曲としての展開を考えながら吹くことが楽しく学習するこつだと教えていただき、納得。


とまぁ1時間のレッスンなんてあっという間に終わってしまう訳ですよ。
楽しいし、
もっと吹きたい、もっとじょうずになりたい、という素直な思いが湧いてきます。
センセとの出会いに感謝。
ほっこりと幸せな気持ちを抱きしめながら、お教室を後にしたひゃらりでした。