笛吹きひゃらりのひゃらひゃら日記

器用貧乏系OLひゃらりが平穏な日常の中でフルート吹いたり歴史に夢中になったりしている日記です。

雨天の中、西新宿を訪れた件

2010-09-24 23:20:49 | フルート【楽器選び】
昨日ついに行って参りました、
西新宿の村松楽器新宿店。
フロアに一歩踏み入れると、
なんか足元がフカフカした上品な感じのサロン。
いるだけでドキドキします。
チキン魂を振り絞り、
「あ、あのっ。試奏させていただいていいでしょうかっ」
っとお願いしてみたところ、
ホテルマンみたいなおじさまがにこにこと防音室に楽器を持って連れて行ってくださいました。
この防音室がね、応接室仕様なのよ。さすがムラマツ、こんなとこまでデラックス。
でっかい姿見があるので、姿勢にも気をつけて吹くことができます。
とりあえずDSのリング(Eメカなし)とカバード(Eメカあり)をお借りしてみました。



まずは安心安全ボクらの味方、カバードキィ。
ムラマツはやっぱり音の立ち上がりがいいなぁと思いました。
低音がきれいに響くところもダイスキです。
ひとしきり低音系のかっこいい曲でしみじみ味わったあと、
リングキィの楽器を持ちます。
うまくふさげるかなぁと思っていたら、まるで見計らったかのようにおじさまがプラグを持ってきてくださいました!
「少しふさぎましょうね、最初ですから」
左の薬指と右の薬指、中指をふさいでいただきました。
をを、これでノンストレスで吹ける。
そして試奏を続行。
吹きやすい状態に加工していただいたのでこちらの楽器も楽しく吹けました。
最近パールにシンパシーを感じていたからか、
今回ムラマツの楽器に触れた印象は、
「マッチョだなぁ」と。
キィタッチもマッチョ、楽器を構えた印象もマッチョ、音量もマッチョ。
あれ?
意味分かりずらい(笑)
けど私、やっぱりムラマツ好きです。
ダーク系の音色ががっしりひゃらりのハートをつかみます。
また心揺れちゃうなぁ…
防音室を出ておじさまに所感をお話しすると、
「リングキィオフセットEメカ付の在庫もありますからねー」
なんてお言葉。
あぁん、もっと揺れちゃう!

思わぬところでEメカあり/なしを同モデルで吹き比べることができたのも大きな収穫。
私はアレだわ、たとえリングであってもEメカは欲しいわ。

まだ見ぬ笛を想う件

2010-09-15 19:55:18 | フルート【楽器選び】
この間パールフルートギャラリーに伺ったとき、
「次は通常のマエスタプリスティーンシルバーと2010秋限定モデルのマエスタプリスティーンシルバーを吹き比べてみてください」とエプロンおじさんに勧めていただいたことは前回も書きました。

この限定モデル、レギュラーさんとイチバン違うのは頭部管でして、
レギュラーのほうはPHN-1が標準装備(リングキィの場合ね)のところ、
限定モデルは新作のビバーチェ、しかもライザー部分がゴールドのものが装備されているとのこと。
通常のマエスタプリスティーンシルバーよりパワー系のつくりになってるってことですかね。

しかしながらひゃらりがドキドキしながら両者の違いを気にしている点がもうひとつあります。
それはトーンホール。
レギュラーのトーンホールは半田付けのものしか用意されていないマエスタプリスティーンですが、
今回の限定モデルは引き上げのみ、だそうで。
チラシを見たときちょっとびっくりしてしまいました。
実は8月に山野楽器のフルートフェアで試奏させていただいたおり、
マエスタの925スターリングシルバーを2本、半田付けと引き上げの両方を吹いたのですがその違いが判らなかったんですね。
その後970プリスティーンシルバーを吹いたときは
「ををっ」
って感じだったんですが。
だから私、自分が
「ををっ」
って思ったのが銀の純度によるものなのかトーンホールの造りによるものなのか把握しきれておりません。
そんなわけで次にパールのギャラリーでする吹き比べは、
もしかしたら自分のフルートの構造に関する好みの方向性を教えてくれる機会になるんじゃないかしら、
と期待しきりなんです。


ちなみに、「ソルダード」「ドゥローン」ではなく「半田付け」「引き上げ」とわざと日本語表記しているのは、
学生時代に翻訳法とゆーものを勉強した名残です(笑)
日本語表記のほうが判りやすい言葉の場合は外国語のカタカナ表記ではなくできるだけ日本語で書け!と師匠に叩き込まれたのでした。
おしゃれじゃなくてゴメンナサイ…

上野の一問一答の件

2010-09-12 07:38:03 | フルート【楽器選び】
上野のパールフルートギャラリーに行って参りました。
念願のメーカー直営ギャラリーでの試奏です。



訪ねてみると、こぢんまりとした店内にキラキラの楽器がディスプレイされていて、 CDなんかも少し置いてあって。
どーん!って感じ(どんな感じだ)を予想していたので、
その素朴な店構えにびっくり。


接客してくださったのは小柄なおねえさんと、パールフルートのエプロンをつけたおじさん(多分リペアマンさん)。
ほかのお客さんがいらっしゃらなかったので、お2人を独占状態でした。
とにかくものを知らないので、あれこれ吹かせて頂いては質問して、の繰り返しでしたがいやな顔ひとつされません。
ありがたい。


てなわけでひゃらり&パールのおじさんの一問一答。


Q、カバードキィとリングキィで迷ってるんですが…

A、リングキィへの憧れがあるならリングキィにしておいたほうがいいですね。
高い買い物だから後悔しないほうがいいでしょ? ステップアップの励みにもなりますよ。お客さんぐらい指が長ければそのうちできるようになります。
ただ上級者やプロでも、カバードキィに対してポリシーのある方はカバードです。

Q、インラインとオフセットの違いも気になるんですが?

A、(双方を試奏するひゃらりのフォームを見て)ああ、オフセットのほうがいいですね。楽そうです。
リングキィがしばらくストレスになりますから、ほかのストレスの元は排除しましょう。
インラインに比べてオフセットは音色が損なわれるという方もいますが、 ほぼ問題ないと僕は思いますね。


Q、H管とC管ではどうでしょうか?

A、オケでやるならH管もありですけど、アマチュアならC管でいいと思いますよー?
(今探しているサークルがフルートアンサンブル中心である旨を伝える)
ああ、それならC管をおすすめします。
全く問題ない。
H管は価格も高いし、楽器も重い。
スチューデントモデルからの乗り換えなら総銀の重さだけでもズッシリきますから。


Q、引き上げと半田づけでは?

A、半田のほうが音色に厚みがあるのは事実です。けれど差はほとんどありません。
価格の差はそのまま技術料と思っていただいていいでしょう。
引き上げは同じ素材で形成しているぶん安定していると言うファンもいらっしゃるくらいです。取り扱い的にも音の立ち上がり的にも、引き上げのほうがアマチュア向けにはいいことがたくさんあると知っておいてください。


Q、頭部管の選び方はどうしたらいいでしょう?

A、リングキィの楽器だと標準装備はPHN-1なんですが、ほかにもビバーチェとヴィーヴォを試してみましょうか。フォルテはパワーが要るので、やめたほうがいいかな。
(試奏してみる)
ビバーチェ、いいですね。立ち上がりもいいし、低音もよく響きます。音量面ではこれでかなり問題がクリアされるはずですよ。


子ども電話相談室なみに親切な回答をしていただき、
大変勉強になりました。
これでパールでの候補かなり固まった予感。
「この秋にマエスタプリスティーンシルバーの限定モデルが出るんですけど、それがかなりお客さんの方向性に近いかなぁ。標準装備の頭部管がゴールドライザーのビバーチェなんです」
と伺ったので、
次回はレギュラーのマエスタプリスティーンシルバーとその限定モデルを吹き比べさせていただくことに。
帰りぎわに来月のアンサンブルおためしレッスンに予約を入れて、
たのしいギャラリーを後にしました。
知らないうちに2時間も遊んでもらっちゃいましたよ。

ニンジンジュースで健康志向の件

2010-09-09 21:13:05 | おうちごはん
月初はウチの部署的に繁忙期。
なんやかやと試奏に出かけられなくてちょっと悲しいひゃらりです。
コメントでいただいたアドバイスを実践したくてウズウズしてるのに。
なんで楽器屋さんって閉店時間が早いんだろうね。
本屋さんぐらい遅くまで開いてるとうれしーんだけどなっ。

話は変わりますが、
皆さんニンジン好きですか?
私はニンジンが好きでしょっちゅう購入するのですが、
いくら好きでもいかんせんアレは大量に食べるというもんでもないのでいつも3本使い切ることができません。
1人暮らしだし。
なのでふと思い立って毎朝ジュースにして朝ごはん代わりに飲むことにしました。
1回あたりだいたい1本の半分、
皮を剥いてフードプロセッサーでがーっとすりおろして市販の100%オレンジジュースに溶いて飲むだけ。
かんたん。

こしてない分ざらっとしてるからニンジンが嫌いな人にはきついかも知れないけど、
オレンジジュースの個性のおかげか生ニンジン特有のにおいは気になりません。
そしたら昼や晩の食生活をいっさい改めることなく1週間で1キロ減。
すばらしい。
ニンジンはカロテン豊富で抗酸化作用があるので、
そのうちお肌にも効果が現れるかしら。

笛友達不在の件

2010-09-02 22:56:11 | フルート【お稽古】
中学高校時代、管弦楽部に所属していました。
その部では基本的に1学年につき1パート1人。
中高一貫教育校だったし人気の部活で空きがほとんどなかったので、
それだけで1パート6人体制。
学生さんの部活レベルではまったく問題のない編成でした。

で、当時習っていたレッスンは先生と1対1の個人指導。
某大手のごくごく普通のお教室だったけど、
部活では習えないことを教わったり部活では吹けない曲を吹いたり、
楽しかったです。

で、ひゃらりが何を言いたいかと申しますと。

私、笛友達がいないんですよ。

上述の編成なものだから、部活の同級生はみんな他楽器。
同じ楽器の人は当然ながら先輩や後輩で、
音楽系部活は、ホラ、準体育会系的な上下関係だったから…(笑)
それに進学先も散り散りバラバラで、
フルートパートの人たちとはすっかり没交渉になってしまっています。
お教室でだって友達はできず、(個人レッスンだったからね…)
そのままフルートそのものとも疎遠になったと。
で、社会人になって再開した今、周囲にはフルートを吹く人がひとりもいないんですよ。
これ、意外に寂しいね。
同じ部署で楽器をやる人は多いですよ。
ってかうちの部は8割が楽器のたしなみがあります。なかなかの割合だと思います。
けどみんなピアノにギターにヴァイオリン。
管楽器いないの。
だからここで書いているようなフルート絡みの話ができなくて、せつないの。

ま、これがブログをつけ始めたきっかけでしょうか。
幸いにも他の方のブログにお邪魔するうちにいろいろと教えてくださる方もいらしたりして、
ネット上とはいえ笛の先輩を得たような気持ちでおります。
そんなわけで先輩の皆様、どうか今後もご指導のほどよろしくお願いいたします