笛吹きひゃらりのひゃらひゃら日記

器用貧乏系OLひゃらりが平穏な日常の中でフルート吹いたり歴史に夢中になったりしている日記です。

フルート個人レッスン第15回目の件

2011-04-29 10:04:03 | フルート【お稽古】
さて、神田先生のコンサートでの興奮がさめやらぬ翌日は、
今月3回目のレッスン日でございました。

センセにも会うなり前日の話をしました。
そーすると音出ししてても、
「神田先生はもっとアゴ引いてたでしょ!
ひゃらりさんアゴ出てるよ」
なんて言われたりして。
そっかー、神田先生みたいにするのかー(注:おそれおおい)。
けど、アゴやヒジ、背筋なんかを
「神田先生の聴いてきたんでしょ?
神田先生のフォルム、見てきたんでしょ?」
って言われると、ぴって直るんだよなぁ。そのときだけだけど。
いつも言われることだけど、アゴを引くとかヒジを高くするとか、そういう『小さな工夫』で音がぜんぜん違って聴こえるのは、ふしぎなことです。

続いてたふぁごべ。
きのうの神田先生のコンサートで聴いた『ズドンと響く低音』が出したくて、それにこだわりすぎてしまって、
最初の音で何度もつまずくわたし。
センセは辛抱強くつきあってくださって、通称『ズドンのD』に近いナニカが出せました。やったぜ!
さて、今たふぁごべをさらうにあたってひゃらりがセンセにもらっているテーマは『指パタパタ禁止令』です。
自己流でフルートを進めてしまったひとにありがちな指を大げさに持ち上げるクセが、ご他聞にもれずひゃらりもあります。
指が大きく動きすぎると運指が遅れたり楽器が不安定になったり、
いいことはないといいますね。
なので
「パタパタしないで、どっちかってゆーと『ニギニギ』してあげる感じで指を動かしてみて?」
とのご指導。
れみふぁそらふぁみれ、れみふぁそらふぁみれ、に合わせて
「にぎにぎにぎにぎ、にぎにぎにぎにぎ」
と歌ってくれるセンセがダイスキ(笑)
いや、ふざけてるんじゃなくて、こういう指導がセンセの魅力なのよ。
てなわけで普段からにぎにぎを心がけて今後の練習に取り組みたいです。

最後はアルテ。
1ヶ月の間持ち越しの練習曲、11-11と12-8に今回も当たって砕けろです。
まずはやりやすい12-8から。
8分の3拍子の円を描くような旋律作り、リズム作りにちょっと慣れてきたみたい。
センセにも、
「つかめてきた感じだね?」
と言っていただきました。
それでも休符あけとかはズレぎみで、テンポのよい曲って難しいなと思うわけですが。
そんなこんなで12-8、合格をいただけました☆
続きましては鬼門中の鬼門、11-11。
こちらは8分の6拍子でして、アルテの後半はこの『イチニッサン、イチニッサン』と円を描く拍子が多いなぁと思いつつ取り組みます。
やはり休符あけが遅れがちなわたし、
センセは指パタとリズム音痴が主犯と冷静になさいます。
吹く前に歌ってリズムを叩き込むとなんとか遅れないで済むんだけどさっ。

すると鬼気迫るひゃらりの表情にセンセは苦笑い。



オマケのあがり、もらってしまいました。

あがりだけどオマケだから、また見てもらうんだ。
オマケのまんまで終わらせたくないからね…

とゆーわけで1ヶ月以上お付き合いした11-11とも少し距離を置いたカンケイになりそうな感じです。
次回からは13課に突撃~!

『神田寛明、おひとりさま』におひとりさまで行ってきた件

2011-04-28 21:06:45 | フルート【鑑賞】
4/26はN響主席フルート奏者、神田寛明先生のコンサート「神田寛明、おひとりさま」に行って参りました。
先般神田先生はCDを発売されて、今回はその記念企画とのこと。
というわけでプログラムもCDの内容に沿ったものでした。

前半
ケーラー:15のやさしい練習曲Op.33-1
ケーラー:12の中難易度の練習曲Op.33-2

後半
アンデルセン:24の練習曲Op.21

エチュード特集、全51曲マラソン演奏という試みです。
普段の「おひとりさま」は(「神田寛明、おひとりさま」はドルチェ楽器内のサロンで3~4ヶ月に一度開催される定番企画です。ひゃらりは今回が2回目。)、
おひとりさまと言いつつも伴奏者の方がいらしたりお弟子さんとデュエットのプログラムがあったりするのですが、
今回はずーっと、ひとり。独奏。
まごうことなきおひとりさま。
いやあタイヘンだ。

まずはケーラーの「15のやさしい~」。
練習曲というイメージを覆すその流麗な響きに、どきどきします。
そのうち取り組みたいと思っているエチュードでもあるので、ひとつひとつが気になります。
コンサートに向けて楽譜買ってちょっとなぞってみればよかったなぁとか少し後悔してみたり。
一つ一つは短い曲なのだけど、長いソナタを聴いていてたまに冗長に感じてしまうようなこともなくて、かえっていいのかも?

続いて同じくケーラー、「12の中難易度~」。
お、聴いてて難しくなったってわかったぞ(笑)。
高音から低音にパッと降りるとき、ズドンと深く響くところなんか、
やっぱり一流は違うなーと思いながら聴きました。
奇しくも現在ひゃらりが先月合格をもらったアルテ1巻10課のエチュードで【ズドンの低音】があって、
ひゃらりのセンセのセンセにあたるヤーノシュ・バーリント先生が得意だという話を聞いたばかり。
神田先生やヤーノシュ先生みたく、ズドンが響く日はいつのことだろう・・・

15分の休憩をはさんでアンデルセンです。
いやはや、音大受験生の高3でも連れてきたいようなプログラムだねまったく(笑)
前半よりさらに難しい曲になりました。
そしてスピードもものすごく早くて、ちゅるちゅる流れていく。
24曲もあるもんね、ちゅるちゅるやんないと終わらないね。
19曲目が終わったところで地震があってちょっとザワザワしましたが、
大きなトラブルもなく演目は終了。
時計を見たら9時半回ってましたよアナタ。
するってーと神田先生、たったの15分休憩で2時間半を1人で吹ききったってことか。すごいす。
アンコールピースはアルテ1巻の巻末、ガリボルディ20番。
を、これは近日ひゃらりにもご縁がある曲なんじゃない?
食い入るよう聴いてしまいました。
優しくてうつくしい曲だなぁ・・・

帰りには神田先生演奏のケーラーCDを購入してサインまで頂いてきてしまいました。
すっごく充実した3時間でございました。

フルート個人レッスン第14回目の件

2011-04-26 22:05:10 | フルート【お稽古】
さて、引き続き体調不良のまま臨んだ今月2回目のレッスン。
ノドはガラガラ、おはなずびずび。

レッスン内容とは直接関係がないのですが、
最近同門のお弟子仲間が増えました。
我がセンセがパールギャラリーでクラスを持つようになったのは12月からなので、
あまり同門ちゅー存在がいなかったのです。
よそでセンセが見ていらっしゃる生徒さんって、ほとんどが学生さんやキッズだったりするし。
で、ひゃらりと、ひゃらりより一時間後にお稽古してもらっている方だけだったんです。現状。
しかしこのたび、ひゃらりの一時間前のクラスに新しい仲間がご入学!
エプロンおじさんが
「ギャラリーのスタッフとセンセとセンセのお弟子で飲み会しよーよ!
同門会だよ!」
ってテンション上がっています。
飲み会ダイスキなエプロンおじさん(笑)

さて。
まずは半音階ロングトーンです。
うー、じっくり音を出すとなると低音きびしいよー。
今キィの仕様に自分が対応していく過渡期なんだと思います。
この試練を乗り越えないと、今後の演奏に差し支えるもんね。
指の位置のみならず、
ひじの構え方、首の据え方、体幹のキープの仕方…
一音一音、指導が入ります。
なかなか『当たった音』が出ないのだけど、
『当たった音』が出たときのまえすたはやっぱりすごい。
パワーを感じます。

続いてたふぁごべ。
楽器に慣れるまではまた1番を繰り返す日々でゴザイマス。
なかなか右手中指のリングをじょうずにふさぎきれないひゃらりのために、
センセがここで荒療治。
管体の指スレスレのところにセンセご自身の手をかざし、
「ひゃらりさんの指がわたしの手にあたったら最初からやりなおし!」
ひゃらりは右手の指を奥がちに置いてしまうクセと指を必要以上にパタパタ動かすクセがあるのですよ。
「そのかわり、ゆーっくりやっても平気だからね」
ありがたい。
結局3回ほど最初に戻りつつも、なんとか最後には通せました!

最後にアルテ。
前回から持ち越しの11-11、12-8、ともにコマギレにすればなんとかなるものの、どうもダメ。
不調を引きずっているようです。
「ちょっとね、息の流速や唇のカタチに関して、目を配ってみよう。
今までみたいに楽譜を追うことができればOKじゃなくて、次のステップに行ってみようよ」
てなわけでハーモニクス、っていうか外来語じゃなくてできるだけ日本語で言いたいわたしにとっては倍音、の練習。
C1->C2->G2->C3->E3->G3->Bb3、ってやつですね。
これをすることでニガテな音も感覚がつかみやすくなるし、
当たった音を出しやすくなるのだとか。
11-11も12-8も、ほっぺたが筋肉痛になりそうなくらい唇をしめて吹いてしまっていたので、
ちょっとおうち練習でも倍音で音の研究をしてみたいと思います。
んで、当然持ち越しね。
でも、できてないのにおまけ合格をもらうよりずっといいから、
がんばろっと。

フルート個人レッスン第13回目の件

2011-04-20 21:46:46 | フルート【お稽古】
実は震災以来、ハートがノックアウトしています。
こんなことしてていいのかな。
ここにいていいのかな。
なんにもできなくていいのかな。
そう思うたびに笛から遠ざかってしまったり、悲しい気持ちになってしまったり。
被災したお友達、おうちに帰ることができなくなってしまったお友達、現地に出かけた家族(兄がそういう職種です)。
たくさんのことを考えるにはわたしの脳細胞はシンプルすぎて、
処理がしきれません。
そんな春を過ごしています。
さらには長い風邪をひいてしまってダブルでやる気レス。
熱はそんなに出ないんだけどねー、鼻とのどがねー。

で、先週の水曜は4月の第1回のレッスンでございました。
その記録をアップするのに、1週間もかかってしまったよ。ほんとにダメだなぁ。。。

さて、まずは音出しで半音階ロングトーン。
今うちのまえすたはプラグが1個だけ入っています。
前回センセが教えてくださったおまじないのおかげで右手の中指はいらなくなったので、薬指だけ。
でも、この子がなかなか外せないのね。
いつになったらプラグなしのまえすたでいけるようになるかなっ。
そして音を出してみると、やっぱりCisから下みっつが苦しい。
ってか、意識すれば意識するほど鳴りにくくなるのはなぜだろう?
流れで中音くらいからずらずらっと降りていくぶんには最低音までいけるのになぁ。
リングでも密度の濃い低音を出せるようになりたい。
あと、前回のアンサンブル倶楽部のときにたかさんさんにアドバイスをいただいた、
【自分にあった足部管の角度を模索すべし】
というミッションに関してセンセに相談。
やっぱり教則本なんかにある組み立て方よりも気持ちアレンジを加えたほうがいいみたいでした。
足部管の向きで低音の出しやすさが変わるみたいだから、今のわたしには必要な研究ですよねぇ。

続いてたふぁごべ。
洋銀・C管のさんちゃんから総銀・H管のまえすたに変わったわけで、


重いのよ!!!


たふぁごべは当然のことながらお休みするとこなんかなくずっと吹きっぱなしだから、
中盤を越えた頃にその重さにへこたれてしまうんですね。
最近はさんちゃんならちゅるちゅる吹けていたフレーズがうまいこといかなくてジレンマ。
けど楽器のおかげで、音はいいんだよなぁ。
あと、ところどころスカスカしてしまうのはリングキィをふさげてないから。
「キィの真ん中に指があたるよう、きちんと感じなくちゃだめだよ」
って、絵も描いてくださったセンセ。
うぅ、ふさぎたいんだよう、ひゃらりだって。。。

最後はアルテ。
前回持ち越しになった11-11…
やっぱり、むり。
指がついていかないの。どうして?
ニガテなところをなんどか集中的に見ていただいてから向き直ったけど、
うまいことつながりを持てません。
今度は明らかにブツブツした感じになってしまう。
というわけでこれまた持ち越し。
続いてもうひとつの課題、12-8を見ていただきます。
11-11よりはまだましなのだけれど、やはりしっぱい。
「いつものひゃらりさんの音じゃないよ?きょう。
すごく乱雑」
優しくて楽しいセンセが、辛口コメント。
理由はたくさん思い当たるのです。
気持ちのダウン。
体調不良。
練習不足。
だけどお稽古事をしている以上、それは言い訳だから。


うー、フルート再開して初のスランプか?
どうなるひゃらり!!

で、今日はさらに次のレッスンだったわけですが、その模様はまた別の記事で…