YFL-311、愛称さんちゃんとのお付き合いの件

私が現在使っているフルートはヤマハのYFL-311というモデルなんですが、
これ、実は中古で求めました。
先代オーナーは初心者で購入してすぐ飽きてしまい、
1年ほどで手放されたとのこと。
なので、全然悪いクセなんかもついていない素直な状態で私のところに来てくれたわけです。

この子のことを私は最近「さんちゃん」と呼んでいます。
モデルの名前は311だけど、数字って味気ないじゃない？
だから、さんちゃん。

さて、このさんちゃんはとても良い子です。
よく鳴ってくれるし、音程も安定しています。
中学高校時代に吹いていたワンランクダウンのモデル、211との差は歴然。
頭部管だけでもシルバーって、こういうことなんだね！っていうキモチです。
（というか211で6年間疑問を感じなかった私の耳の悪さよ…）
ただ、やはり管体洋銀の悲しさで、高音がきんきんとウルサイ。
復帰したばかりの私に言えたことではないかもしれないのですが、
この夏、山野楽器さんのおかげで高級モデルをたっくさん吹かせていただいた耳にちょっぴりツラい。
さんちゃんを吹けば吹くほど、いい楽器が欲しくなるというジレンマ。
ちょっと罪悪感を感じつつも、
あと数ヶ月、この子を大事にしてやらねばなぁ…
と考えるひゃらりであります。

２本目の楽器の件

今使っているフルートは、私にとって２本目です。
初めての楽器は中学1年のときに父に買ってもらったヤマハのYFL-211。
いわゆる入門用の中でもいちばん安価なシリーズではありますが安定性は楽器屋さんのお墨付き、ということで青春時代をともに過ごしました。
ここで「音大目指す」とか「フルート続ける」とかだったらもっと上位モデルを買ってもらうのでしょうが、
私自身にそんないい意味での貪欲さもなく、
実家もそんな裕福だったわけでもなく…
ええ、そのまんま211は錆びていってしまったのでした。
いつかリペアに出してあげたい、と思っています。
ごめんね211。

で、今使っているのはYFL-311。
かつての相棒211クンの、ひとつだけ上位モデルです。
材質もちょっぴりアップグレード。
211クンは洋銀と呼ばれる銅や亜鉛、ニッケルでできた合金でできています。
翻って311さんは、頭部管と呼ばれるパーツだけ純銀仕様。
とはいえ、前のよりステップアップしたものの、いわゆる入門モデルの域を出ません。
けど素材が違えばやはり響きも違います。
いまの私にはもったいないほどきちんとした楽器なんです。

というわけで写真は二度目のフルートライフの最初の相棒であるYFL-311さん。
大事に吹いていきたいなと思っています。