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舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

keiki hula

2008-07-02 23:55:23 | ダンス話&スタジオM
われらがスタジオMにも小学生のケイキ(お子さん)の生徒さんが何人か来てくれてます♪

どの子もお母さんと一緒に大人のクラスに混じってレッスンを受けているのですが、いやはや、すごいですね。
何がすごいって、その集中力の素晴らしいこと
レッスンの前後は思い思いにおしゃべりしたり、大人の生徒さんたちと遊んだりしていますが、ひとたびレッスンが始まればただちに練習モードに入り、小学校低学年の子にはつまらないんじゃないかと思うような基礎練習のときもすごく真剣に取り組んでくれるのです。
私が同じくらいの年だった頃を思うと、まったく尊敬に値する集中ぶりです

そう。私は決して集中力のある子供じゃなかった(笑)。
というより集中力にきょくたんなムラがあり、やる気に火がつくと誰に止められてもとことん突き詰めるのに、そうでないとき(※そうでないときのほうが多い)は何一つやる気がせず際限なくぐうぐう寝ている子供でした。いや、ひどいなマジで。三年寝太郎かよ。

こんな人間がこれまで無事生きて来られたのは、ひとえに少ない覚醒時にすべての神経を集中させて火事場の莫迦力的なやりくちで万事切り抜けてきたためです。
覚醒時にかかる負担が甚大なため、余りおすすめできる生き方ではありません。

そんな私と今うちに来ている彼女たちとを比べるのは申し訳ないようですが、とにかく自分がそういう子供だったため、彼女たちを見ると頼もしい気持がします。
そしてレッスンを頑張ってくれている甲斐あって、この子たちはとても上手い!!!
このまま練習を続けたら、絶対に大人になってからも素敵なダンスが踊れます

「このまま練習を続けたら」というのが、実はとても重要なポイントです。
よくお子さんにことさら「子供らしさ」を強調した踊りをさせたがる人がありますが、私はこれをお勧めしません。
うちでは大人の生徒さんたちとまったく同じように基礎を身に付けられるようレッスンをしています。
なぜならこうした「子供らしい踊り」はたんに大人受けを狙ったものであり、お子さん本人の踊りのためには決して良くないからです。

私は決してこういった「子供らしい踊り」を仕込まれませんでしたが、それでも大人の踊り方にシフトするのにそれなりの苦労を強いられました。
子供時代なら大目に見られていた(むしろ可愛いなどと褒められさえする)オーバー過ぎる動作や動き過ぎの上半身などは、10歳も過ぎれば鼻につくものとなり、そのままでは決して良いダンサーにはなれないのです。

だから「子供らしい踊り」は大人たちの自己満足に過ぎず、本当にお子さんのためを考えたら、彼女が最初からきちんとした踊りを身に付けられるよう心掛けるべきです。
大人になってから身に付けたものでさえ、良くない癖を取るのは一苦労です。ましてそれが子供時代に身体で覚え込んでしまった癖であれば尚更です。
しかし子供の頃に一度きちんとした踊り方を覚えておけば、その後何年もブランクが空いてからまた踊ろうとしたときでも、すぐに順応することができるのです。

「子供らしさ」「大人らしさ」は実年齢ではなく曲設定に合わせて演じるべきです。
その方が「曲の内容を踊りで表現する」というフラの趣旨に合っているし、なにより、踊ってて楽しいじゃないですか。

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