私たち人間が呼吸をするには、鼻か口のどちらかですね。
もともと、鼻から吸う呼吸が自然な形です。
なぜなら、人間以外は鼻で呼吸します
鼻には吸った空気を浄化する機能が備わっているからです。
空気中のほこりを取り、乾燥した空気を適度な湿度にして、
のどや肺にとって刺激の少ない空気にしてくれるのです。
口はもともと呼吸をするためにあるわけではないのですが、
人間は呼吸ができてしまいます。
口で呼吸することにより、乾燥した冷たい空気、
口から直接体内に取り込まれることで、
口腔内・喉が乾燥し、細菌などや直接侵入してきますから、
粘膜に炎症が起きてしまいます。
当然、風邪などにもかかりやすくなりますし、
口臭・歯周病、唇の筋肉の弱化によるいびきや顔のたるみなど、
口呼吸の弊害はさまざまです。
口呼吸による口腔内の粘膜の炎症は、
白血球やリンパ球の異常をもたらして
免疫に作用するためアトピーやアレルギーに
関係しているという説や実例がありますから、注意が必要です。
とくに最近は、子供たちから大人まで、
さまざまな原因で口呼吸が増えているということは、
有名な健康テレビ番組でも取り上げられているほど問題となっています。
自分はよく寝る前は腹式呼吸で、
鼻からゆっくり10秒吸って、10秒止めて、
10秒で吐く ということをやり、
運動前は 胸式呼吸で
おなかを凹ませながら胸に空気をため、止めて
一気に吐ききるということをやります。
鼻呼吸にするには、こういうクセづけと
顔の表情筋トレーニングが効果的のようです。