奥田英朗の「罪の轍」読んだ。舞台は昭和38年秋の東京浅草。東京オリンピックを控え、東京の街が変貌を遂げている時に下町の豆腐屋の幼児が誘拐事件が発生。主人公は警視庁捜査一課の若手刑事、落合昌夫(←通称、オチ)。容疑者は北海道からの流れ者の若者・・・。
当時の世相、風俗と捜査の仕方、興味深く読めた。まだテレビ、電話がようやく家庭に普及し始めた時代だ。捜査はアナログだが、当時、既に指紋照合の技術はあったようだ。落合刑事の同僚、ニール刑事(←仁平刑事、太陽にほえろのようなネーミングだ!)など個性的な刑事が多く登場。
最近は若い女性の監禁事件はたまにあるが、誘拐事件、銀行強盗はめったに起きなくなった。監視カメラなどの常設が増え、失敗に終わる可能性が高いからかな。
昭和38年に東京下谷で「吉展ちゃん誘拐殺人事件」があったが、この作品は似ている。「吉展ちゃん誘拐殺人事件」がモデルになっている。
835ページの超長編作品だが、引き込まれるように読み、長さを感じなかった。さすが奥田作品。
昨日は朝4時起きで仕事。夏休みシーズンで一人休みのため、いつもより早く仕事開始。地震発生でちょっと嫌な感じだったが、株高、円安で悪くない日だった。1日の値動き幅が8日連続。過去最長を更新したらしい。為替は少し落ち着いてきたが、来週は日本がお盆の関係で取引が減るなか、東京時間からの円高を警戒。
仕事を終えてからジム通い。今年144回目。ベンチプレスから始めて5種の筋トレ。筋トレの後、ランマシンで8キロのラン。タイムは62分。ジムへの往復ラン2キロを含め、10キロのラン。今年の走行距離は1,430キロ。
昨日の故郷、三重桑名の最高気温が40℃超え。全国でトップ。三重県下で40℃超えは観測史上初とのこと。帰省が今週でなかって良かった。
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