

EAGLES “HOTEL CALIFORNIA” 1976年 を聴いてみるが、リリースから今年2016年で40年って、嘘だろ!とアルバム付属資料をみて驚く。
曲中のイケメン友人多数お抱えで高級車をハブらせる粋な女性、今、どうしてるのかしら?等と思ってはならないだろうし、砂漠で迷子になったかのように行く宛をなくし、イイカンジお部屋多数のカリフォルニアホテルに行き着いて、最後は虫けら一匹殺せない二人の心中現場を運悪く目撃してしまった上に、容疑者に仕立て上げられてしまったとも読める主人公は今、どうしてるのかしら?等と思ってはならないのだろうが、続きが気になる。
チェックアウトは出来ても退去は出来ないカリフォルニアホテル。脱獄しても刑期が終わりまでは去れない刑務所と言ういつかに語った説だが、今は、この世の否、我が人生のたとえだったり、現代の文明のたとえだったり――と考えがめぐる。SNSなんかも案外そうか?等と言う事まで思い始めるが、全ては妄想の如く――。

この投稿記事を書いて日が浅い中、『つつじヶ丘3丁目物語』 2.『瞳の向こうの世界』を思い出す。
『瞳の向こうの世界』が最初につけたタイトルと言う話は、この投稿記事で書いた通り。
『瞳の向こうの世界』と言う物語の世界があったら良いなで、その物語を書いた事をサツキツツジを見ていて不意に思い出す。私の理想とする世界へは永遠に行ける事はないが、それはもう20年も前の話。そして今のフィーリングで、いきたいと思う理想の世界が描けないなと思う昨今。こんな世界に行きたい、こんな世界があったら良いのに――そう想える事が希望になるかもと思いつつ、そんな希望なんて所詮空しい話と溜め息をつくか――と言う葛藤で揺れる。
« 前ページ