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ひぐちアサ著『おおきく振りかぶって』1から23巻再読破

2014年09月18日 23時59分15秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
身辺整理と暇人パワーを利用して、改めて、ひぐちアサ著『おおきく振りかぶって』の1巻から23巻までを再読破した。



↑第1巻買ったの何時だっけ?でもう覚えていないが記憶が確かなら、2007年のおわりか2008年あたりから集めだした気がする。20巻を越えると、流石にボリュウムが漫画でもあった。しかも、結構内容が盛り沢山で読み応えは十分にある。
改めて全巻読破してみると、こう言う繋がりがあったのか、とか、この人がこの人か、的なこれまでパラパラ断続的に読んでいくと忘れてしまっていた事がぐっと近づいてきて、内容理解に助かった。
キャラクターの数は当たり前の話多いが、顔は似つつも、それぞれ違う感じが出ているのは凄いなと毎度思う。同時に、野球に関する事もかなり研究と言うか調べている様子が見てとれ、よくここまでの長編になったな、と思えた。
試合の場面も巧く描写されているのは勿論だけれど、遠くで見ていると言うより、近くで見ているような読み手をひきつける力があった。主人公がいる高校以外同士の試合にもそれは生きているが、その辺りの試合展開や描写は練って作られたんだろうなと思えた。それはそれで、アリだと思う。
そして、主人公始めとする西浦ナインの動きも巧みに描かれているが、いまだに、顔と名前が一致しない私である。主将と投手、捕手の2人、マネージャーに監督と顧問くらいは一致したが、それ以外の人はからっきしと言う情けなさがある。
後は相変わらず、投手と捕手のやりとりは本当に良いなと思うし、試合を周囲の協力と共に巧く運んでいく姿は立派なものであり、力強さと存在感
あるし、試合展開を見る読み手側に試合そのものをぐいっと漫画絵と共に読み手に近づける力がある。勿論、西浦ナイン全員、本当に試合での勝ちを信じて動くその姿には脱帽もの。そんな希望と共に動機付けを巧みにこなす顧問に監督も凄いなと思う。ここんな感じの野球チームホントにあったら凄い。だからこそ、あってほしい、そんな物語に出会いたいと言う気持ちになれる。有り得ない物語かもしれない、だから、良い。それこそが1つの「願い」であり「想い」だろうと思う。出会えて良かった作品だな、と思う。
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文庫版サイズコミック、柊あおい著『耳をすませば』

2014年09月18日 23時27分33秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
身辺整理をしていたら出て来た、文庫版サイズのコミック、柊あおい著『耳をすませば』。2005年に出たもののようでも、古本屋で私は入手したようだ。何時買ったは覚えていない。5年前の2009年に書いたこの記事に言いたいことは書いているので今更でも、またページをめくって最後まで読んでしまうあたりが私らしくまたありがちな話ではある。何回読んでも、良い話だな、と思う。アニメ版の映画の基になる原石を改めて見てみると、巧みに話を形にしたんだな、と思う。
アニメ版より、原作の漫画はすごく幸せな物語だなと思えるのは何故だろうか。恋愛に障害はつきものとしても、リアルの世界で本当にアニメ版の様なストーリーに落ち着くと、ドラマティックではあるけれど、主人公は、どんな気持ちを抱いて彼と向き合っていくのだろうか?
漫画でない本を幾冊も読む主人公達。活字場馴れの現代においては、かがみで、真似したくてもそうは出来ないよな、と思う。とは言え、10代と言う世の中に1つ1つ触れて行く過程の中で出会う活字だけの物語の中で、1つでも、これは名作!とその後の人生において記憶に残るものがあるなら素敵な話じゃないと私は勝手に思う。沢山の物語を読んだ二人に、読んだ物語のどれだけが心の中に残っているのだろうか?
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苦し紛れの更新 【0918】

2014年09月18日 23時01分51秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
急特TH「それでは今夜もやります、昨日140917のこのblogの人気記事ランキングをネタに話を進める『苦し紛れの更新』。1番最初は、第10位に入ったこの記事、風と何時もこのblogではお馴染みの歌手の歌に関する話をしたものですが、書いたのがまだ真夏時の8月11日で先月。暑さはすっかりなくなってしまいましたが、なんなんでしょ、であります。風、気まぐれで掴みとることは出来ず、けれど上手く乗っかると幸せにも成れるものでありますね。続いては、第5位のこの記事、秋の夜が来たな的な話を書いたものですが、この記事を読んでいくと、今話しました''風,,に関する話に繋がるものがあったりします。夜の色が濃くなって、何事もなければ、ほっとして、しのぎやすくなったな、と言う所なのですが、今はそうではなく、ああ短い秋が来てしまったのね、と空しく何もしないままで過ごした夏の日から今日までの推移に希望はないなって思います。しのぎやすい夜は好きですが、人生の夜と言う闇に陥るとなんか笑ってられないです。続いては、第4位のこの記事。案外読まれてるなと思いますが、1回読んだら2度と読まないがこよblog記事だと私は勝手に思っています。やりたくもない事ずくめの中で思い描いた事や感じた話を形にして、単なる自己満足に浸る私は単なるバカですけれど、書いてみると少し落ち着く感じがします。blogへの記事投稿は、夜の闇を照らす光の1つだと思います。7年前よりも投稿環境は整っているので盛大にやりたい放題ですけれど、やりたい放題と言ってもネタが続く筈もなくて、停滞を余儀なくなれてしまうのは仕方ないですね。続いては、第3位にランクしたこの記事私のひとりからおけのセットリストにまつわる話ですが、タイトルにひかれてなのか読まれたようですね。具体的な曲名等には触れてはないですけれど、2007年以降、深夜アニメを観ているので歌う歌もそれ系になり、益々、誰か大勢でカラオケは出来なくなりました。ついでにかなりやりたい放題な歌い方もあるので、余計ですね。何と言う話でしょうか。続いては、第2位のこの記事、深夜の風に怯えを感じた話ですが、これがランクインしたから10位にあの記事がランクインしたのかな?と思いますけれど、決して生暖かい気持ちの悪いそう言った類いなものではないので御安心いただければと思います。今までにない経験で私はただ驚く事しか出来ないですね。夜が敵になってしまったとは考えたくはないですけれど。そして最後は、第1位のこの記事。こんな話が1位になった理由が解らないです。他人に読んだら、また''見たくもない話,,だなと思います。そんな話がこうして読まれたことはある意味では恥ずかしくもありますけれど、嘘ではないので、何もそこにはないです。3回目の墜落、これはもうどうこうもなくて、操縦管を握る気がしなくなるほどの想いです。ダメ操縦者の末路なんて決まっているようなもので、忍び寄るものに怯えつつも、もう仕方ないよ、と言う気持ちで今も居ます。といった所で、苦し紛れの更新でした。ではまた」
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Morning on【0918】

2014年09月18日 07時07分07秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
涼風鈴子「はい、はよーざいますー。涼風鈴子どすー、モーニングオンどすー。今朝もインチキDJがやるモーニングオン、言わなくても解るのが良いですね」
リスナー「よかねーよっ!毎度、マンネリ番組は飽きたにだよ」
涼風鈴子「確かにな。とは言っても、筋書屋の無駄な生命維持による番組継続中でありますのよ。そんな番組なのよ。で、今日はお馴染みのゲストが来ているにだよ」
海芝浦偽左衛門「どうも、八丁畷同心海芝浦偽左衛門です。御無沙汰であります涼風様」
涼風鈴子「それで旦那、今日のこてつの調子はいかがなんで?」
海芝浦偽左衛門「そうだな、上々――って、涼風様、お戯れを」
涼風鈴子→改め→涼風様「白々しい、あんだが出てきたと言うことはこてつしかないにだろ」
海芝浦偽左衛門「何を物騒な。私は八丁畷同心であります、じゅってはありますが、こてつを使うのは稀でございますよ」
涼風様「とかなんとか言っちゃって――放送自粛――。あだしは知ってるにだよ」
海芝浦偽左衛門「御冗談を。確かに、街の噂にある―放送自粛―。ですがこの海芝浦偽左衛門、痩せても枯れても八丁畷同心。そんな――放送自粛――とは」
涼風様「怪しいなぁ」
海芝浦偽左衛門「それが証拠に今日はこれにて劇の打ち止めとお話が」
涼風様「きた、きた、劇の打ち止め。と言うことは?」
――スタジオのライトが落ちる――
リスナー・涼風様「そーら始まった、お約束が」
海芝浦偽左衛門「ついでにインチキを彼の世へ送り出して終わるぜ」
辻斬りの効果音
悲鳴「ぎやああああ」
――スタジオのライトが点く――
涼風様→戻り→涼風鈴子「そらみろ、何時もの――放送禁止――じゃねえか。何が八丁畷同心海芝浦偽左衛門だよ、所詮は――ネタバレしたくないので伏せ字にします――。全くクダラナイ。って言うと、はい、リスナーさん決まり文句をどぞ」
リスナー「嫌なら火星に帰るんだ兎ひゃー。インチキDJは火星には帰らないうがあ」
涼風鈴子「はい、良くできました。拍手カムニダ。では、今日はこれにて失礼するぜ。以上、モーニングオンでした」
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物語を思い描いた時にみたもの

2014年09月18日 04時17分49秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59



↑このシーンを見かける直前、私は1つの物語を思い描いていた。それは、いつかに書いた自作物語の類似で、形にするのは容易いまでも、また同じ話ではなんかな、と今は思う。その時は、結構ノリノリだった。多分、逃避願望からだろうな、と思う。いつかと同じ、望まぬことを義務としてやるも何の成果も上げられぬと知っての上だったからだろう。

私が思い描いたその物語を誰かが描いたらきっと面白くなるだろう、だから、そんな物語をみてみたい、出来るならコミックやアニメで。文字だけの物語ではなんかつまらなくて――。

猫じゃらしの向こうに、花が咲いている。無論、名前は知らない。こんな所に2輪だけ咲いているのを見ると、種が風で飛んできたか、生き物によって運ばれたかの何れかだろう。
私が作り出した物語の種が花を咲かせると、こんな感じに、誰の眼にも止まらずに終わるんだろう、と思う。そうであるならば、書いてみたら?と言う声もしてきそうだが。2007年も背中を押されて物語を書いたっけ、と思い出す。そんな小さな種から花まで咲かした物語もまた、ここで取り上げた花の様に人知れずして咲いているようなもので。

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ジョーン・G・ロビンソン著『思い出のマーニー』読破

2014年09月18日 03時57分59秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
ようやく読破した、ジョーン・G・ロビンソン著『思い出のマーニー』。なかなか最後まで読みきれなかった。購入してからかなりだらついて読んでいたので仕方ない。
読み出して、急にぐいぐいひかれたのは昨日140917の事で、続きが気になって斜め読み的にページをめくり行ってようやく読み終えた。序盤は、まあこんなか、的で、大して引き付けられなかったのに妙な話。そんな物語に出会ったのは人生初かもしれない。
読み進めて行く中、読破間際になって、4年前に読んだこの物語みたいだな、と感じていたら、今回読破した『思い出のマーニー 』の訳者のあとがきにもその作品と似た部分があると書いてあり、やや得意気な気持ちになったのは言うまでもない。
本作品を読破して思った事は「なるほどな」の一言に尽きた。本作品の英語タイトル“WHEN MARNIE WAS THERE”がこの本を読んでいく中で、意味をなしていたとは思わなかったが、それを考えると、訳者のあとがきに書いてあったあの物語と感じ的には似てるとは思うが、読破前にそれを知ってしまうと、面白味に欠けるところもあるかな、と思ってみたり。
いこの作品の映画のCMを観たとき、これは、Girl's love storyか?と思えた。Boy's love storyがあるなら、それもあってありだろうと思う話は余談だが、女性と女性の友情を示した物語として、それは女性側にはどんな風にうつるのだろうか?
他方でこの作品には、果たせなかった夢が描かれている様にも見えた。こんな風にしたかった、と言う想いが私には見てとれた。こんな風に出来たら良かった、と言うとある人物の想いを主人公に伝えたかったと。主人公は、その想いをしっかりと受け止める事が出来たようだけれど、それで幸せだったのか不幸だったのか、私には判断に困る所もあった。
総じて何と言って良いか、この記事を書きながら解らなくなってしまったけれど、主人公が体験したことを体験してみたいか、と言われれば、私は嫌かなと今は思う。幸せであって幸せでない、そう思える場面が物語の中にあって、どうだろう、の一言に尽きてしまう。だが、物語が進み、終盤になって、先述の通り「この先それでどうなるんだろう?」と言う読み進めたくなる衝動にかられたので、決して、ツマラナイ作品ではない。けれど、読み終えて、素直に、楽しかったかと言われると、ちょっとな、と思えるほろ苦さがあった。
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