オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

少子化の効用

2024年06月09日 18時38分53秒 | スキー

今日は朝から雨が降ったり止んだりの典型的なメルボルンの冬型の天気でした。最高気温は13度くらいの肌寒い日でした。

ただ、山の天気予報を見てみると、降雪は殆どなくて、昨日からオーストラリアのスキー場開きなのですが、山に雪はなく、リフトも動いておらず開店休業状態です。

僕も会員になっているスキーロッジでの最初の宿泊を6月下旬に予約していたのですが、、、予約の二週間前までにキャンセルすれば、会員はキャンセル料を払わなくてもよいので、取り合えずキャンセルしました。もし雪が降れば、再び予約をすることが出来ます。

スキー場開きの日にも、これから2週間後の天気予報を見ても、まとまった降雪になることはないという予報なので、、、やはり地球温暖化の影響であることは間違いないでしょう。最近読んだ新聞記事では、温暖化がこのまま続けば、オーストラリアでスキーが出来るのはあと30年もないという予測がされています。オーストラリアのスキー場は海抜2千メートル以下なので、温暖化の影響が出やすいのだそうです。

人間が生きて行くためにはエネルギーを必要とします。どこかへ出かけたり買い物に行ったりするには車が要りますし、日本に帰るには飛行機にも乗らなければいけませんし、二酸化炭素の消費を減らすのは簡単ではないですよね。風力や太陽光のエネルギーは一見良さそうですが、、、風力発電のプロペラや太陽光発電のパネルを作るには膨大な化石燃料のエネルギーが必要なのです。それに、いずれは産業廃棄物になりますから、環境に良いとは言えません。

冬になれば、スキーにも出掛けたくなるし、、、寒い冬が来れば、ストーブなど暖房を点けたくなりますよね?日本の夏はエアコンがなければ過ごせませんし、、、。どうやって二酸化炭素の排出量をこれから減らせるのか?それは不可能だと思うのです。

これからは、今まで発展途上国だったインドや東南アジア、中東、アフリカの人々が段々と豊かになってきて、先進国の人々の様に車に乗り、エアコンを掛ける生活をし始める訳ですから、、、石油や石炭などの化石燃料が掘りつくされるまで、人類は貪欲にエネルギーを消費し続けるのではないでしょうか。

地球温暖化を止める唯一の希望は世界人口の減少です。人口が半分になれば、エネルギー消費も半分で済むわけですから、、、日本の人口が少なくなって良いことの一つは、二酸化炭素の排出量が減る事でしょう。

日本経済新聞の記事によると、世界の人口は2064年の97億人をピークに減少を始めると試算されていますから、、、あと30年で減少に向かいます。そして、日本だけでなく、世界中の多くの国で少子化のスピードが速まっているようですから、もっと早くもっと少ない人口でピークに達するかも知れません。

日本の政府は少子化対策庁を作って若者に産めや増やせよと言っていますが、、、地球温暖化を食い止める為には、人口が少ない方が良いですから、、、日本の若者は理にかなった行動をしているとも言えます。

本当に、スキーヤーにとっては雪が降ってくれないことには、、、冬の遊びが出来ませんので、、、早く世界の人口が少なくなるようにと、祈るばかりです。まあ、その頃に、僕は存在していませんが、、、。

それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。

コメント
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