今日のいいこと。

あんまりいいことない日々かも?だけど・・・
1日ひとついいこと発見!しよーっ!

「シンドラーのリスト」を観ました。

2009年12月09日 | 映画(DVDも)観ました。
 私はオスカー・シンドラーという方を恥ずかしながら知りませんでした。
 先に知ったのは、東洋のシンドラーと言われた「杉原千畝」の方です。

 詳しくは別の記事で書きますが、
 杉原は第二次大戦中に、ドイツ軍に迫害されてポーランドから逃亡してきたユダヤ人へ、日本国からの命令を無視し、ビザを発給し続けて海外への逃亡を手助けし、何千人もの命を救ったという人です。

 その杉原同様、たくさんのユダヤ人を救ったことで知られる「オスカー・シンドラー」の話がこの・・・

 『シンドラーのリスト』です。

          

 第二次大戦中、ポーランドへ侵攻したドイツ軍はユダヤ人を迫害、何百万人もの方が犠牲となりました。
 この時、同じくポーランドへドイツ人実業家が一儲けする為に入りました。
 それが「オスカー・シンドラー」です。
 彼はナチス党へ入党、元来からの話術や立ち居振る舞いの上手さに加えての賄賂によって、ドイツ軍上層部への強いパイプを作り、ドイツ占領下のポーランドで工場経営を計画、実行へ移します。
 その軍部の強い力を使って彼は、迫害対象のユダヤ人であったものの有能な会計士だった男を工場経営の為に部下にしたのを初めとし、殺される寸前だったユダヤ人を工場の熟練工として次々と招き働かせていきます。(熟練工は簡単には殺されないからです)
 そして、工場は軌道に乗り成功を収めます。

 しかし、戦況が悪くなったドイツ軍は、ユダヤ人が収容されていた施設を閉鎖、ユダヤ人は全員殺害(もしくはアウシュビッツ収容所送り)という命令が軍に出ます。
 一儲けが目的だったはずの彼は全ての財産を投げ打ち、できる限りのユダヤ人を救う手段に打って出るが・・・





                


 という・・・
 真実に「基づいた」お話です。

 ただし、その事実に脚色が入ったとしても、紛れも無い真実があったことは確かです。
 なぜなら、このDVDにはご本人達が登場し、証言すると言う特典映像が含まれています。
 何人かの人が証言としてカメラの前で語っていますので、こちらも是非ご覧ください。

 この映画、無駄に残酷なシーンをクローズアップするでもなく、淡々と見せてくれるので、話の中にすんなり入っていけてよかったです。
 ほぼ全部がモノクロの中で進んでいくので、まるで記録映画を見させられているようです。
 監督自体がユダヤ系という事でそれに対し批判があるようですが、特にドイツ軍の行為を誰もが憎悪を抱くほどにクローズアップして描いていませんし、どちらかというとさらっと描いていて、そういう意味ではその第三者的な描き方に好感が持てます。
 何の根拠も示さない社会的な問題と言えるような物語を、残酷なシーンを殊更にクローズアップし、これがみんなが知らない現実だ!的に宣伝する日本の安い映画とは比べ物になりません。


 これを観て私が思うのは・・・
 確かに戦争による負の部分を伝えることも非常に大切ですが、シンドラーや杉原千畝の様に、

 『人として何が大切なことか』

 を問うような事を教育では強く伝えることがもっと大切な気がしました。

 そうすればおのずと、負の部分への理解も深まり、もっといい世の中になると思います。
 だって、授業で杉原千畝の事なんか教わってないですよー!

 もっと世界には人として誇るべき行いを成された方ががいた事も伝えるべきです。更に、その中に日本人もいることも。

 その行いがどんなことか?とかを詳しく。

 なんだかもったいないですよねぇ・・・

 という事で、またもや脱線しましたが・・・
 ぜひぜひご覧頂きたいです。

 ただ・・・
 超長いです・・・





                


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