観て参りました。
「Drコトー診療所」では離島からの医療問題を中心にお話が展開しました。
「ブラックジャックによろしく」では医師を取り囲むしがらみから様々な医療問題を。
この「神様のカルテ」でも基本スタンスは同様。
医療や医師にまつわる問題から「命」に対してどういうスタンスで、どのような信念・考えで応ずることが正解で、それは本当に正解なのか?と、悩む主人公「栗原一止」を通し、また栗原を囲む様々な登場人物の立場によって異なる考え方を見て、観客である我々も考えさせられる。
そんな映画です。
観た者それぞれに答えがあると思います。
目先の一人の患者にとらわれ田舎の病院へ残るか?
大学病院に行って、まだ見ぬ大勢の人をいずれ救うであろう研究を行うか?
ご覧になって考えてみるのもいいかもしれません。
この「神様のカルテ」たぶん普通の方なら泣けるか感動するかすると思います。
私的には・・・
櫻井君のコントみたいな髪型(たぶんかつら)が非常に違和感があって・・・
彼の持ち味であるさわやかな笑顔とちょっと高めの声。を全く使わず抑えた演技に違和感が・・・。普段にこやかであるからああいう顔のつくりになっているのに、無理やり演じているようにしか見えず・・・。
おかげで脇を固める宮崎あおいさんや池脇千鶴さんをはじめとす俳優さんたちが際立って際立って。
主人公だけが無駄に浮いていてもったいない感じでした。
普段の櫻井翔のままであれば、ドンピシャだったと思います。
おそらく漫画とくらべても話のいろんなところを削っているので、原作小説からは大幅に削っているものと思います。
ぜひ原作小説「神様のカルテ」を読んでみようと思いました。
なぜ原作小説の表紙はこんなにさわやかな感じなのに、漫画や映画になるとおかしなビジュアルになってしまうのだろうか?漫画の絵自体だって同人作家の方が上手いと思う。