京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

上賀茂の社

2024年10月09日 | こんなところ訪ねて
年に何度も訪れる上賀茂神社。


秋はこの萩の花を見るため“だけ”に、と言っても過言ではない。


「花を愛おしむわれわれの心はいつでも、花を愛おしむわが心を愛おしんでいるのであり、
また、そういう心を宿して生き続けているわが身をさらに愛おしんでいるのにちがいない」


上賀茂の社を流れる御手洗川の紅萩。
花にも花どき。伸びてたわんだ枝が、微かに風に揺れる風情など、たおやかで美しい。
草カンムリに「秋」と書く、まことに愛すべき花。
どうやら良いタイミングで今年の命を共にした、と言っておきたいな。

などとのあれこれも、なるほど杉本秀太郎氏が書かれていた通りかもしれないと思うのでした。

コメント
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