京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

つばな乱れて

2022年05月26日 | 日々の暮らしの中で

点訳の会合に参加のため滋賀県大津市へと向かった車の中で…。

大阪のFM局だったが、「今日もこの曲を」という調子でパーソナリティが紹介し、流れてきた曲の最初の歌詞だけは記憶に残した。
「このごろ平和という文字がおぼろにかすんで見えるんだ」
歌い出したのは桑田佳祐さん(であることは私にもわかる)。曲の紹介がよくつかめなかったので帰宅後ネットで見てみることにした。

タイトルは、5人で結成したグループ名なのかと勘違いした「時代遅れのRock’n’ Roll Band」。
桑田佳祐(作詞作曲)、世良公則、佐野元春、Char、野口五郎さんの5人全員がギターを演奏して歌うチャリティ・ソングだと知った。「No More No War」もう一度聞いてみたい。


縁石沿いに各所に群生する茅花(ツバナ)がトラック通過の風圧で乱れて踊るのだ。めいめいがバラバラに首を振り体をくねらせる。それを見るのが、トラックの後ろを走る私の楽しみだった。
銀色の踊りは美しい。みんな一斉に、同じ振り付けでなくていいのだ。
ひとかたまりのツバナ組。一丸となってバラバラに乱れ乱れてダンス、ダンス、ダンス。

      ('16.5)

孤立せずに生きていく。か…? どこかで耳にしたこの言葉。
                     
                           (写真はLukasが科学館で見た地球)
コメント
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