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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

紫の煙

2018年07月07日 | こんなところ訪ねて
カーラジオでエフエム京都(α-STATION)をかけていたら、ハンバートハンバートの「おなじ話」が流れてきた。シンプルな歌詞、繰り返されるメロディが心に入り、知らず口ずさんでいた。そうか、今日は七夕…と思いだしていた。

(在原)業平寺とも言われる小塩山 十輪寺を訪ねた。


在原業平朝臣は晩年この寺に閑居し、塩釜を築き、難波の海水を運んで塩焼く風情を楽しんだという。
寺の裏山を登っていくと正面にくぼ地が目に入る。


地形は原形のままで、ここに故事にちなんで数十年前に塩竃を復元したとのこと。


想い人だった二条后(藤原高子)が大原野神社に参詣されるとき、業平はここで紫の煙を立ち上らせて、想いを託したと伝えられている。
なんと粋(すい)なことを!? 


コメント (2)
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