無類の本好きの勝海舟は立ち読み派、「ただ読み先生」と言われたという。龍馬もどうもそのよう。暗殺される直前、軍鶏肉を買いに行かせた峰吉という少年は土佐藩御用達の書店のせがれで、龍馬になついていた。龍馬はこの本屋に入り浸って立ち読みしていたのだろうか。無類の本好きという共通項が二人を近づけ、龍馬は弟子入りしたと思われてならない――などと、龍馬ファンの出久根達郎さんは綴っている(『本と暮らせば』)。
図書館で借りて、いわば「ただ読み」を2回目。その返却に当たって、どうしても手元に置きたい一冊になった『本と暮らせば』。こう言うことは時々あって、新刊や古書を利用して手に入れる。今回、こちらは新刊で注文した。そしてもう一冊、これは京都の古書店に注文した。少々前後しての注文だったが、今日相次いで届いた。嬉しや嬉しや!
古書店からの封を開けると、チラシが同封されていた。そうだった、と思い出させてくれた五月の古書市。楽しみ楽しみ~。
午後2時、歩きに出ようと着替えて外に出たのにポツポツと降り出してきて、中止した。書きものの続きを少し頑張ってみた。