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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 スミレの花

2015年04月08日 | 今日も生かされて

「(ゆるやかな)山路を登りながら、こう考えた」。
「智に働けば」取るべからず。「情に棹させば流されて」ちょっとだけいただきたい。思慮分別をかざせば窮屈だ。
足元に少しずつ群生しているスミレを見つけた。その可愛さに魅かれて、心の煩いに負けることになってしまった。家に持ち帰り、小さな鉢に植えた。
   
    むらさきに菫の花はひらくなり 人を思へば春はあけぼの   宮 柊二

古典の中の名句「春はあけぼの」を結句において、印象深い。


先日の参拝時、東本願寺境内には花御堂が設けられていました。八日の釈迦の生誕を祝うためのものです。中央に安置された誕生仏に甘茶をかけて祝う、「花まつり」です。潅仏会、仏生会ともいいます。
コメント (8)
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