京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 「郵便局の木」

2012年12月17日 | 日々の暮らしの中で
いくつもの回り道、寄り道をしながら、その時々に道案内をしていただけた師と仰ぐ人との出会いには恵まれたと振り返ることができる。
禅寺の僧であったが、中学校校長職を退いて市長を務められた恩師の訃報を受け取っていた。いま一度と懐かしい方だったが、長くお会いすることのないままに終わってしまった。かつての教え子でもあったご子息に宛て弔意を認めて…。母が、父が、と喪中葉書きの悲しみが届くことも増えてきた。


赤い実が団子になって、丸く群がった見事な木があった。その根元付近に「郵便局の木 タラヨウ」と書かれて札が立ててある。それによると、
【タラヨウは郵便局のシンボルツリーです。葉の裏に先のとがったもので字を書くとその跡が黒く残るので、古代インドで手紙や文書を書くのに用いた多羅樹の葉になぞらえてその名がつけられました。一説に「葉書きの木」ともいわれています】とあった。

 
よく利用する郵便局だが見過ごしていたらしい。
コメント (8)
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