京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 爪の重さ

2012年09月14日 | 日々の暮らしの中で

禍も三年どころか三、四カ月で、新生へ。

5月、熊野古道ウォーキングツアー最終回、初日のことだった…。
それまで、もっと急な斜面を何度も下りていたというのに、この日初めて、膝小僧の内部に刺すような痛みを感じて歩いた。距離にしてそう長くはなかったが、膝への衝撃を和らげようと足先の着地に気を配ったのかもしれない。つま先まで痛みが生じてきた。が、幸いこの時限りのことで終わって、翌日に持ち越すことはなかった。痛みは。

問題はその後のこと。ほどなく、左親指の爪の付け根が内出血したように変色してしまった。あれから四ヶ月、生え変わりの準備は着々と進行していた。歩行に不都合などないが、爪の片側が剥がれきらぬままここ1週間。引っかけてはいけない、覆いっぱなしではどうかと気を揉んで、とうとうひとまずはめでたくゆるりと剥がれて、「一件落着」といった具合。

これで足元が軽くなりました。はがれかけの爪一枚のなんと重たかったことか…。



コメント (8)
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