水仙のこぼれ話

         風に揺れる水仙の花から時折余談が零れ落ちてくる

サーモンとアボガドの生春巻き

2016-11-10 | 料理


今月の我々地域の仲間の料理は、第一弾が先月深川に行って食べた深川めしを真似て浅利丼を作ったが、写真を撮るのを忘れた。
第二弾が、サーモンとアボガドの生春巻き、こんにゃくのゴルゴンゾーラチーズ風味、カリフラワーのアンチョビ・ガーリック炒め、ツナと蓮根の炊き込みご飯、味噌汁の5品。
この中でのお勧めは、サーモンとアボガドの生春巻き。サーモンはスモークドサーモンが切れているのでやりやすい。アボガドは、半量を拍子切りにし、残り半分を粗く潰してディップにし、細切りにした胡瓜とサニーレタスと一緒にライスペーパーで包んで生春巻きにし、トマトケチャップ中心のつけだれを添える。サーモンを一番外側にして巻くとサーモンピンクが外に現れ色添えになる。
そろそろ正月に親族が集まる際に作るレシピを考えようと思っていたが、このサーモンの生春巻きは使えそうだ。
今日は年賀状の原稿も出来上がったし、歳用意は着々と進みだしている。もうそんな時期なんだ。


我が生前退位宣言賀状書く

根津美術館の庭園

2016-11-09 | 散歩の写真


根津美術館に応挙展を見に行った際に美術館の庭園を見て回った。ここは東武鉄道や富国生命などを作り上げた実業家根津嘉一郎氏私邸跡。根津美術館はこの庭もあるので西洋人の来邦者に人気が高いと聞いた。私が行った時には庭を見て回る人の半数近くが西洋人と見受けられた。この庭には茶室が4つある。茶会が開かれているときはほぼ日本人で占められるのではなかろうか。













紅葉はようやく色づきはじめている状況で、見頃はまだまだのようだ。地下鉄表参道駅から歩いて10分程度の都心にあるのに、まるで深山幽谷に迷い込んだかのよな錯覚を覚える。

渋柿のまづ葉先より枯れ始む

白隠の達磨の眼冬立ちぬ

秋逝けり野川の岸の捨て小舟

円山応挙展

2016-11-06 | 展覧会


根津美術館に円山応挙展を見に行った。まだテレビで大きく取り上げていないので混んでいずゆったりと見ることができた。「応挙の幽霊」で有名な人だが、幽霊の絵は展示されていなかった。
写生画で有名な人で、写生帖も展示されている。昆虫や草花など画材になるものを精密に写生している。現物を写生した絵を基に更に自分なりの写生画を描き、作品の絵にはその第二次写生画を基に描いているようだ。単なる写生を超えて現実を絵画的に再現している。

国宝「雪松図屏風」の雪は、色を付けずに紙の白さであらわしているが、雪のある場所ごとに雪の質感まで描いている。まるでマジックのようだ。





「藤花図屏風」は藤の花もいいが、墨の濃淡であらわす幹や枝は見事に描き出している。




「七難七福図」は応挙の出世作になったもののようだが、実にリアルな描きぶりである。