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KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2025

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

タバコの火。

2015年02月19日 | 歳時記
悪い友人に勧められ
20才でタバコを覚えました。

それから20年吸い続けましたが
40才のとき
なにがきっかけという訳でなく
喫煙をやめました。

吸ってた頃の楽しみは
冬の通勤路で歩きタバコ。

これは美味かった。
冷たく爽やかな風がタバコの煙と
混ざってホント美味い。

そして吸い終われば吸殻のポイ捨て。

今となってはあり得ない行動ですが
あの頃は罪悪感なくやってました。


雪の中に投げ捨てられた吸殻。

見ているとタバコの吸い殻は
その存在を示すために発熱し続け

発熱によって周りの雪を融かし
自分の火を消してしまう。


あのころは

なんだか自分の姿を
見ているようで切なかった。

ガンバってもガンバっても
周りからは理解されず
相手にされず力尽きてしまう自分。

雪の中では熱を出さずに
大人しくしていればいいものを。



私は今年60才になります。

20で始め、40でやめた喫煙。
次は60才、今年から
再開すれば良いことになりますが

20年サイクルなど
くだらないことを考えず

どうやらこのまま
タバコを吸わないで
過ごすことになると思います。kyokukenzo
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