心の赴くままに…

夫婦二人でのんびり、気楽に~

母の病気の事①

2013-12-14 23:55:11 | 日記
母が泊りに来た日は11月20日。
その時は扱けた時のコブと痣の酷さでにびっくりした。
既に1週間ほど経っていたので、左半面のほとんどがビックリするほど、どす黒く変色していた。

22日にデイサービスに行ってお風呂に入り、お世話をしてくださった係りの方から実家へ電話があった。
「黄疸が出ているみたいです」と…
うちに来た時は気が付かなかった。
義姉も気が付かなかった。
兄は「顔の内出血ばかり気になっていた。黄疸なんて気が付かなかった。」
うちに来た時もデイサービスでお風呂に入って来たので肌をまじまじと見ることはなかった。

4人とも全く気付かず…
食事が進まず、あまりにも食欲が落ちたな~とは思っていた。
 
25日、「デイサービスに行って帰って来てから病院へ連れて行こうと思っている。」
出かけたら「すぐ病院へ連れて行った方が良いですよ」と
看護師の資格を持っている方から電話があって送り返されてきた。

掛かり付け医の所へ行くと「おかしいな~」とさかんに首を捻って
「うちでは看れません。紹介状を書きますから…」と言われ、
うちと実家のちょうど真ん中くらいにある病院を紹介して頂いた。

掛かり付け医が首を捻ったのも当然なのかも…
僅か10日ほど前に行った血液検査の結果では、ビリルビンもγGTP、ALPも正常で何ら予知することはできなかったのだから~

とにかく出かけた時点で、入院覚悟で兄は準備をして出かけそのまま入院。
その日の血液検査はびっくりするような数値が出ていた。
正常値のビリルビン0.3~1.2が7.2に、γGPTが10~47が769に跳ね上がってた。
CTを撮ったり…途中一人で連れて行かれとても不安だったのだろう。
「息子が詳しいから息子に訊いて」と看護師さんに向かって言って泣いてた。
検査を終えて担当医から説明を聞いて深刻な状態だと…

がん細胞が胆道を塞いで胆汁が十二指腸の方に流れていない。
手術は無理でこのままだと2~3週間くらいしか持たない。
内視鏡検査で処置をして長くて1年~6ヵ月、短くて半年~2,3ヵ月と言われた。
何も施さずにこのままではと、次の日処置をして頂くことにした。
兄がその夜は付きそうことにして三人は帰宅。

26日、内視鏡検査。
時間が掛かってる。
部屋の外で待っている私たちは余りに時間が掛かるので心配になった。
それに大きな声で母に呼びかけている声が聞こえた。
「まさかね。麻酔もしないでカメラを入れてるんじゃないよね。
 そんなことされたら堪らないよね。」
兄と私は気が気でなかった。
兄が「可愛そうなことしたな~」とポツリ。
「もしかしたら麻酔が効いてるから大きな声で言ってるんじゃない?
 私も麻酔されていても知らないうちに歩いてベッドを移動したって言ってたから…」
「そうだね。そうだね。そうでないと…」
1時間以上経て、病棟の看護師さんが部屋に入って行く時「拘束しないと…」
兄が「仕方ないね」
痴呆があるので拘束することに承諾の書類を出していた。

医師の説明では「胆管のつまっている場所に金属の管を入れるステント留置をおこないました。」
ステントを入れて狭くなった胆道を広げる処置をしたので時間が掛かっていたと納得。
内視鏡で胆管から出る胆汁を外に出すチューブを挿入して鼻から出るようにしている。
そのチューブを引き抜いたら大変。
両手をベッドに拘束された母が可哀そうだったけど仕方がない。
兄は心筋梗塞やいろいろ他にも患っているので交代で看ることに…
一晩中目が離せない。
拘束されている事にも苛立っていた。
夜観回ってきた看護師さんに悪態をついてた。

ご機嫌の悪さに
「朝、血液検査なんだけど注射させてくれるかな~」と出て行った。