地図のいろいろ

半世紀も地図作りに携わっていましたので、この辺で振り返って地図を見直してみようかな~・・・。

図番号

2008-01-23 11:44:21 | Weblog

わが国の地形図には、各図の左上に「図番号」が、右上に「メッシュ番号」が示めされています。
「図番号」は国際100万分1の枠組みの中で、整理された番号で、大変グローバルに位置が把握できて便利です。
まず、地球の北半球をN(南はS)、子午線上を、赤道から南北へ向かって4度毎にABCD・・・Tと緯度80度まで区分けしています。
更に日付変更線から経度6度毎に東に一回りした番号、つまり01~60までつけています。
従って、沖縄本島はNG-51、札幌はKK-57、東京はKI-54になるのでしょうか。
また、丁度いいことに、わが国の1:200,000図は、この区切りと図域の線が一致していて、国際図一区画の中に1:200,000図がタテ6枚、ヨコ6枚の36枚が収まります。その番号を右上から左下へ、下方へ向けて1,2、・・・36とつけています。
したがって、1:200,000「東京」はKI-54-25に成ります。
同様にして、1:200,000図を、タテ、ヨコ1/4づつに区切って1:50,000図の番号としますので、「東京西北部」はKI-54-25-6となり、1:25,000の「赤羽」はKI-54-25-6-1になります。
それが「図番号」として地形図の左上に示されています。
明日は、数値地図のための「メッシュ番号」について書いてみましょう。今日はもう時間がないので失礼します。