地図のいろいろ

半世紀も地図作りに携わっていましたので、この辺で振り返って地図を見直してみようかな~・・・。

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電子基準点網図

2009-09-10 10:53:19 | Weblog
電子基準点網図

電子基準点は、全国 約1,200ヶ所に設置されたGPS連続(24時間)観測点のことで、その分布が上の図です。

高さ5mのステンレス製(設置場所により4,5種類あるようですが)で、上にGPS衛星から送られてくる電波を受信するアンテナがついており、その中には受信機と通信用機器が備え付けてあります。

観測されたデータは、リアルタイムで国土地理院測地観測センターのGPS中央局(茨城県つくば市)に収集されます。

 このような、近代的な基準点が出来たのに、何故、三角点や水準点が必要なのでしょうか。多分、過渡的な現象でしょう。

現在は、GPS中央局と電子基準点間は、常時接続されており、1秒間隔のデータをほぼリアルタイムに取得することができます。

地震などの緊急時の解析に用いられるほか、民間会社にも提供され、利用されるようになりました。

さて、GPSによる測位システムですが、
本来はアメリカの軍事目的に開発されたものですが、それが現在、世界中で官民を問わず利用されています。パソコンと同じです。

衛星と同じ正確な原子時計がGPS受信機にも取り付けられていて、発信-受信の時刻差に電波の伝播速度(光の速度と同じ30万km/秒)を掛けることで、その衛星からの距離がわかるという理屈です。

3個あれば、三次元の空間上の一点は決定できる原理です。
しかし、実際には、時刻の誤差などから(がたとえ誤差が100万分の1秒であっても、距離は300mも狂ってくるそうです。)、4つのGPS衛星を使い、その誤差を微調整するのだそうです。
現在、この地球上には、そのための衛星が30個飛び回っているそうです。(24個か?)

ただし、先にふれた、世界測地系を採用していなければなりませんが、幸い、わが国も最近(平成14年度)、日本測地系から世界測地系へ変更しました。
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