地図のいろいろ

半世紀も地図作りに携わっていましたので、この辺で振り返って地図を見直してみようかな~・・・。

1:25,000地形図「剣岳」の剣岳の三角点

2009-01-30 20:06:46 | Weblog
1:25,000地形図「剣岳」の剣岳山頂部分です。

左の図は平成16年刊行で、右が平成17年刊行の図です。

左の図には、柴崎芳太郎 陸地測量官が明治40年に事実上の初登頂をしながら、機材運搬が不可能であったため、四等三角点設置に泣いた地図です。

三角標石が設置されていないため、記号は単なる「・」(△ではない)で、かつ、標高数字はメートル単位で区切られ、小数点以下は記されていません。
その上、記録として残るべき「点の記」が残されないのです。
断腸の思いでしたでしょう。
そことは、新田次郎さんの「剣岳<点の記>」(文春文庫)に詳しく書かれています。


その無念を晴らすためか、国土地理院は平成16年度に剣岳測量100年記念として、この地に「三等三角点」を設置しました。なかなかやるね~!

標石は、標石運搬の体験をしてもらうため、希望者を募ったそうです。
実行委員のほかは、新潟工科専門学校、北陸工業専門学校、県立富山西高、国土交通省国土交通大学校からの52名だそうです。
リレー形式で室堂平から雷鳥沢キャンプ場まで約2kmを運び、そこからはヘリコプターで吊り上げたそうです。
なんたって、地中に約60cmも埋め(地上は15cm)、更にその下に「盤石」が置かれるもので、しかも御影石ですから・・・重さは?


測量は、当時の平板測量ではなく、GPS観測によったそうです。
新しい地図には、三等三角点記号で「2997.1」mと記入されています。100年を経て、漸く三等に昇格した三角点です。

しかし、その誤差は1m弱!




「剣岳<点の記>」と地図

2009-01-28 21:43:56 | Weblog
私の山の先生が、是非読めとすすめてくれた本を、さっそくちかくの本屋さんで買いました。

文春文庫の「剣岳<点の記>」新田次郎さんの書いたものです。

新田次郎さんの本は好きで、過去に「八甲田山死の彷徨」、「アラスカ物語」、「富士山頂」、「聖職の碑」など、夢中になって読んだことがあります。
夢中にさせる要素を持った作者です。

この「剣岳<点の記>」は、今年の夏頃には東映が映画化するようです。

それに、今日、発見したのですが、国土地理院が平成19年に、剣岳測量100年記念として1:30,000山岳集成図「剣・立山」を発行していました。
定価800円です。
この本を楽しむには是非必要な地図です。即買いました。

その表紙を、上に掲載しました。

そしてコメントに「明治40(1907)年7月、参謀本部陸地測量部の柴崎芳太郎を測量官とする測量隊が剣岳に三角点を埋設するために登頂に挑んでから、平成19
(2007)年で100年の節目を迎えました。当時の測量の様子や幻に終わった「点の記」などについては、直木賞作家の新田次郎さんが『剣岳<点の記>』(昭和52(1977)年8月初版、・・・文芸春秋社刊)として長編山岳小説にしています。・・・」

また、「山岳登頂の幕開けと柴崎測量隊」として柴崎さん、生田信さん、宇治長次郎さんらの写真と共に当時の状況が要約されています。

今日は先ずその辺にして、早く本に取り付きます。では・・・





「等時帯」地図(東京中心)

2009-01-26 11:32:14 | Weblog
等時帯図(東京中心)を覗いてみましょう。

地球の赤道の全長は40,075,161km(約4、000万km)です。
24時間(正確には23時間56分で、これが4年に1回の閏年を生じさせます)に一回、地軸の周りを回ります。
北半球では、北極または北極星(ややズレていますが)の周りを、反時計回りに回っています。

そして、そのことが時差を生じます。
一周360度ですから、一時間に15度回ることになります。
赤道上の1度のこの長さは約11万kmです。
したがって、赤道上を時速165万km/hの速さで時計と逆の方向(左から右へ)に回っていることになります。
とすると、飛行機などで時速170万Kmぐらいで西に走り続けると、永久に年をとらないし、200万kmで走ると若くなる・・・?
そんな馬鹿な!
それは単なる、時計システムの問題、人間の作った約束事の問題ですね。
同じことが、時差にも言えるのでは!?

 
話は横にそれますが、緯度1度の長さを歩いて調べた人がいます。緯度ですから地球上のどこの長さもほぼ同じですが・・・。
それが日本の伊能忠敬さんです。江戸後期です。
「子午線1度の長さ」を測量するため、江戸から蝦夷まで、幕府の許可を得て測量したのです。
詳しくは、井上ひさしさんの「四千万歩の男」を読むと、面白く知ることが出来ます。

今日、取り上げた「等時帯」地図(東京を中心にした地図)は、この地球上に住む人々の生活をグローバルに管理するための約束事として作った地図です。

国際的には、イギリスのグリニッジ天文台を標準時の起点にし、15度毎に(東)に移動するごとに1時間遅らせています。
そして、12時過ぎると1日前の日の12時に切り替えます。
これが日付変更線です。

日付変更線を設けないと、飛行機で移動した国が今、何月何日の何時かわからなくなってしまいます。特に日付が!?

また、あまり正確に経線で時間帯を区切ってしまうと、一軒の家の中で日付が変わったりします。極端な例ですが。
そこで、国の境などでややゆがめて「等時帯」線を決めています。
例えば、国が何月何日を国会議員の投票日と決めても、バラバラになってしまうのを防ぐためです。

広い国、ロシアやアメリカなどは、洲で時間帯を分けざるを得ないところもあります。

また、サマータイムを設けている高緯度地帯の国の問題もあります。

大学入試センター試験 地理B

2009-01-24 13:04:40 | Weblog
大学入試センター試験 地理Bより

試験問題の一つを覗いてみました。
大変難しい問題でした。


地理Bの第2問に、島根半島の「中の海」、「境港市」辺りの1/20万地勢図を見ながらの問題がありました。(上の1/20万地勢図)

問1:①「中の海」は潟湖(せきこ=ラグーン)である。・・・《正》潟湖は砂州などで外海と隔てられてはいるが、狭い海峡で外海の塩水が出入りする汽水湖です。そのため、魚も淡水魚と塩水魚が両方すんでいます。

②、飯無川河口部には三角州(デルタ)が発達し・・・《正》河川が海に注がれる場合に出来る扇状地ですが、湖に面した場合は「三角州」とは言わない。その場合は「扇状地」です。
ここの場合は「汽水湖」(淡水と塩水の混じった海)のため微妙ですが、「中の海」の名称を尊重して「海」と見做し、「三角州」で正しいことにしましょう。しかし、微妙な問題を出すものですね。教科書にはっきり取り上げているのですかね?

③、中の海にある大根島は「陸繋島」である。・・・《誤》「陸繋島」は潮の流れによって、島と島や丘が自然に繋がる場合を言いますが、この大根島は人工的に繋いだ橋(堰)のようなもので、「陸繋島」には当たりません。「中の海」の干拓事業の一環として繋いだのですが、途中、農地が余る状態になり、干拓事業を止めたための遺物です。
実は、私は鎌倉のマラソンクラブの連中と「鎌倉~萩」までの1200kmをリレーしながら走ったことがありますが、丁度私が走ったのが、境港~大根島経由~馬潟(大橋川河口)でした。今でも大根島の伸びやかな農家のたたずまいや、広いお花畑を思い出します。いい名前の島ですよね。

④、島根半島の北岸にはリアス式海岸が発達しています・・・《正》4問のうち1問のみ間違いだそうですから、もうとやかく言うことはないでしょうが、三陸沖と同じように、海岸の入り組みの激しい地形で、一目瞭然です。多分素晴らしい漁場でしょう。ただ、こうした土地は、となりあったとの連絡は殆ど海上交通で、陸での連絡は起伏が激しく難しいようです。陸の孤島といった感じです。リアス式海岸ではないですが、伊豆半島の西海岸も同じです。

さて、この問題の正解は?・・・正解でした。しかし、難しい問題が出るのですね。次はまた日を改めて・・・!

大正期の藤沢駅周辺図

2009-01-23 10:10:49 | Weblog
大正10年測量の1/5万地形図を掲載しました。
今から87年前の藤沢です。

久し振りに、九段下の陸地測量部に行ってきました。
以前にもまして検索がしやすくなっていました。パソコン検索は無料ですし、必要なら原寸コピーを一枚@500-で即作成してくれますので、大いに利用するといいですよ。

この、藤沢の地図も、明治初期の測量成果からすべて検索できるようになっています。経年変化を調べたり、古道を探して、歴史散歩道を設定するのにも好都合です。

この、大正10年の地形図には、まだ公団住宅などまったくなく、境川の北隣、標高差20mの高台には針葉樹の記号と裏側の桑畑記号が見られます。
多分、この高台は境川の河岸段丘でしょうか・・・
また当時は、藤沢市ではなく、「藤沢町」です。(市制はS15.10.1)
地名の由来は、「淵沢」(淵や沢の多い土地)のようですが、もちろん定かではありません。

私は約半世紀前、この地の「大鋸(だいぎり)」に住んでいました。
当時はまだ住宅事情も悪く、運良く競争率30倍の3LDKの分譲公団住宅に当選し、
江ノ島や藤沢の中心街が一望できる高台で暮らしていました。
実に快適な住環境でした。


藤沢市には、有名な遊行寺があります。遊行上人が興した時宗総本山で、 遊行寺は正確には「藤沢山無量光院 清浄光寺」と言うのだそうです。
そしてこの遊行寺の門前町として、また東海道の宿場町として、藤沢の町は栄えたようです。
当時の地図でも、駅前より遊行寺の周辺のほうが街の中心になっています。
また、駅の南側は松林がチラホラした淋しい町並みのようです。
湘南高校が「湘南中学」として、今も同じ場所に記されています。


エベレスト山 登山ルート図

2009-01-22 15:22:12 | Weblog
昨夜、私の所属する山の会の月例集会で、アミューズトラベルの泉田清幸さんが特別講演をしてくれました。
内容はエベレスト(チョモランマ)登山の体験談でした。
世界最高峰で標高8,848mです。

最近の地球温暖化で、少し氷が解けて標高が変化しているとか。

上の地図で、右はその際、掲示された手書き地図です。左はGooglマップの地形図です。
手書き地図は南方向を上にしていますので、逆さに掲示しました。それは隣の地形図を正しく立体的に見せるためです。

立体的に表現するために、地形に陰影(ボカシ)を添えますが、光を西北の斜め上方向から照らした場合に出来る影を加えることにより、正しく立体的に見えます。それを逆に、東南の斜め上方向から光を照らすと、凹凸が逆に見えます。山が谷に見えます。目の錯覚から来ているのでしょうが。

さて、その際の話で、面白く聞いたことを羅列しますと、

1)、その名の由来ですが、人の名前だそうです。本来はチョモランマです。意味は「聖母峰」とか。

他の国々から登山者が来て、山にいろいろな名前をつけるので、現地の国では、無難な共通語を表現するようになったとか。その例に「K2」があります。

2)、7,500m以上の山で寝るのは、危険だそうです。(コメントの指示で「7500m」に訂正しました)
それは呼吸が浅くなるからだそうです。
確り呼吸して酸素を十分摂取することが大切なようです。
腹式呼吸は登山にかなった呼吸法とか。

確り吐き出すことで、自然、深く呼吸をすることになり、酸素を確り確保する結果になるようです。
高山になるほど、酸素は希薄になり、エベレストの頂上では、平地の1/3くらいになるそうです。(コメントの指示で、「2/3」を、「1/3」に訂正。5,500mで平地の約半分になるそうです。コメント有難うございました。)

3)、登るときは、一気に登らないで、登っては降り、を繰り返しながら体を希薄な空気に慣らしながら登山するのがいいそうです。
降りは一揆でもいいそうですが。

4)、リーダーの心得として、グループの登山力を揃えることが大切だそうです。
そして行動は、先頭のリーダーのすぐ後に登山力の低い人を付け、全体の行動を管理するのがいいのだそうです。
それでもなお、予定に遅れるときは、2組に分けて、予定通りに行動するグループを先行させるようにするそうです。
そのためには、リーダーは一人では勤まらない。

5)、当日の降水確率30,40%以上の場合、中止などは、ツアーでは考えられません。台風でしたら別ですが。
しかしそれはツアーの不便なところですが。

6)、生死をかけた登山の魅力は、「達成感」「挑戦」のようです。
十分納得できませんでしたが。
征服したときは、生死の重さをあまり感じなくなるそうですが・・・ボケるのでしょうか!?

講演の後で、例によって泉田清幸さんを交えて一杯、
そして、山談義に花が咲きました。



ソマリア沖へ海自派遣

2009-01-20 17:29:25 | Weblog
ソマリア沖へ海自派遣

海賊被害が多発しているソマリア沖海域へ、海上自衛隊の派遣が与党で大筋決定し、4月にも同海域で日本船籍などの護衛活動が始まる予定となりました。

派遣される海域は上の図の赤線の範囲です。日本の同一縮尺の地図の広さと比べて見てください。

現在、ソマリアは無政府状態で、各地の武装勢力が抗争している状態です。
多分、海賊行動はその資金源になっているのでしょう。
わが国は未承認国家です。

派遣は護衛艦2隻程度。護衛対象は日本籍船のほか、日本人や日本の貨物を乗せた外国籍船を含む予定だそうです。憲法との関係から難しい対応ですね。

上の地図は、日本の大きさとの比較で、ほぼ同じ縮尺の地図を並べてみました。
面積は日本の約1.8倍、人口は840万人で7%程度です。

問題は、こんなに広い海域の護衛に、2隻の護衛艦派遣で役に立つのでしょうか。
国際協調上、体裁を整えただけではないのでしょうか。憲法解釈上も恐る恐る・・・?
この辺に疑問を感じましたので取り上げてみました。
緯度10度の長さをそろえてみました。

1991年1月以来の内戦で国内インフラは殆ど破壊されているようですし、人道的な援助のほかは国に対する援助は国が分裂しているので、皆無のようです。

その上、内戦と旱魃で、治安も乱れて、人道援助もうまくは稼動していないようです。
気の毒な人々の住む国です。こんな状態の国が、現在の地球上に存在するのです。

そんな国の内戦に武器を供与する国や組織があるのも問題ですね。





膨らんだ世界金融資産(世界分布地図)

2009-01-17 11:14:48 | Weblog
膨らんだ世界金融資産(世界分布地図)

1/17の日経「世界を語る」(デビッド・スミック氏ー=元FRB副議長)の地図です。

今、世界的なバブル崩壊の時期です。
過去に日本も経験しましたが、今は全世界がバブル崩壊に見舞われています。
どこも頼りになる国はなさそうです。
日本は過去に経験してその対策を講じ、立ち直ったばかりですから、まだその影響は少ないようですが、世界恐慌の様相を呈しつつありますから、いずれ近い将来大打撃をこうむることになるでしょう。特に国際依存度の高い国だけに。

その記事の中に、「いくつものバブルが相次いで破裂しつつある。あえていえば、サブプライムはたった1.5兆$だ。クレジットカードが2.5兆$、新興国向け与信は4~5兆$、外国為替デリバティブ(金融派生商品)と、破綻リスクを保障するクレジット・デフォルト・スワップは各50兆$などを合わせればバブルは全世界で200兆$以上になる。10%が吹き飛んだとしても20兆$だ。」

アメリカの金融安定化法の総額7000億$では、とても対処できる金額ではない。それも、既に半分の3500億$は使われている現状。
今、世界はオバマ新大統領の登上に期待しているが、その後が怖い!

この地図を見ると、GDP比の金融資産が如何に大きいかが、一目瞭然です。
信用取引が膨らみすぎていますね。殆どの国がGDP以上の信用取引を含む金融資産で支えられています。いわゆる借金経営です。
企業は運転資金上、見通しさえ明るければいいでしょうが、
金さえ儲かればいいという、借金の証券化取引、それにアメリカ型の個人消費、「借金でものを買う体質」では、今の現象は当たり前のお灸でしょう。
アメリカ型の消費主導の「浮かれた驕り」に、急ブレーキがかかってくるのは当たり前のこと。

今、あわてて現金や国債に還流しているようですが、何か明るい材料がない限り、この傾向には拍車がかかるでしょう。

私は金も資産もないから関係ないですが・・・!(そのうち年金が減ったりして・・・!?)
年寄りの憎まれ口でした。


スマトラ沖地震津波の衛星画像

2009-01-15 11:52:36 | Weblog
2004年12月に起きたスマトラ沖地震津波の衛星画像です。

左は津波発生前で、右は発生直後の画像です。

この画像も、財)日本地図センター発行の「空中写真・衛星画像」から一部転載しました。

このような大規模な自然災害の場合は、広範囲にわたるため、衛星画像が有効です。
空中写真でしたら、何枚もの写真を繋ぎ合わせなければなりませんが、衛星画像ならごく少ない写真で全体が見れます。
また、必要な部分は拡大して詳細を把握することもできます。

その上、数百kmもの上空から撮影するため、正射投影に近い画像で、ほぼ正確な地図に近い展開になります。

2004年のこのスマトラ地震のマグニチュードは1900年以降で2番目に大きい規模で、9.3という数値だそうです。
そして、大津波が発生し、その映像はまだ生々しく我々の脳裏に残っています。
インドネシアのみならず、インド洋沿岸のインド、スリランカ、タイ王国、マレーシア、東アフリカ等でも被害が発生しました。

ただし、夜間やくもり空の場合は、現在は画像を取得することは出来ません。しかし、それも近い将来可能になるようです。

海洋情報を知る衛星画像

2009-01-14 15:27:49 | Weblog
海洋情報を知る衛星画像

左の写真は、海の色からクロロフィルーa色素の分布と量を知ることが出来ます。
この画像から、植物性プランクトンの分布と量が解るそうです。
右の写真は、海の色から海表面温度を知ることが出来ます。
これらは、雲を取り除くため1ケ月間のデータを合成したものだそうです。

これらの写真は、アメリカの地球観測衛星Teera とAquaが取得した画像データで、財)日本地図センターが発行している「空中写真・衛星画像」に掲載されている写真の一部です。

さて、
①、クロロフィルーa色素の画像から植物プランクトンの分布と量を知ることが出来るそうですが、このプランクトンは稚魚の大切な餌です。この分布と量から稚魚の状態を知ることが出来ると同時に、稚魚を餌にして生育する魚の分布と量を同時に知ることが出来ます。
時系列に整理してみるとよりその状況が把握できるようです。
また、植物プランクトンは光合成活動で二酸化炭素を吸収しますの、地球温暖化の状況分析にも役立っているようです。

②、海表面温度は、海洋の気候季節変化、暖流や寒流の潮の流れを知ることが出来ます。
時系列に整理することで、温暖化対策に役立っているようです。


昨日の日経に、「国産ロケット 韓国衛星打ち上げ受注」と言う記事が載っていました。
2007年から三菱重工は国から「H2A」ロケットの打ち上げを受注しているそうですが、この衛星=宇宙航空研究開発機構(JAXA)の衛星に、韓国の多目的実用衛星「コンプサット3」(地理情報解析や環境観測などを調査目的にしたもの)を一緒に搭載して打ち上げ、費用の軽減を図るそうです。素晴らしい発想ですね。

今後ますます、海外からの受注を拡大していく予定のようです。
世界市場では一年に20~30機の打ち上げ需要があるそうですから。

しかし、次に素人が心配するのは宇宙での衝突事故ですが!???