言の葉ひらひら - Wordy Leaves Dancing

「はじめに言葉があった」
"In the beginning was the Word."

生徒のための祈りの本

2005-09-06 | 教の葉
新学期が始まり、二週間目に入りました。先週はドタバタしていましたが、だんだん毎日のリズムが掴めてきたようです。私は現在、教育学部である教授のGraduate Assistant(大学院生助手)の仕事を午前中にし、午後に大学院のクラスに出る生活をしています。教育学士を取得し卒業した母校に四年ぶりに戻ってきたわけですが、六年前には自分が受講していた教育のクラスで、今度は教える事も度々あります。目の前に並んだ大学生達を見て、「彼らもいつか教師になっていくんだなぁ。」と思うと、感慨深いものがありますね。自分もちょっと前にはあそこに座っていたんだな、って。きっと先生になってからの方が楽しいけど、今はしっかり準備してみんな良い先生になって欲しいな。

さて、アメリカの教育学部の学生達は、四年生になって教育実習をやる以前からも、近辺の学校で週に何度か実習をする機会がよくあります。(教育実習も15週間やるし!)私が助手をしているクラスはTeaching Beginning Reading(初歩の読み方)で、もうすぐで学生達が小学校に読み方を教えに行くので、彼ら一人一人が学校に持っていく教材バッグの中身を準備するのが、目下の私の仕事です。そのバッグの中に入れるリストの中に、色付きのカードを20枚くらいリングで止めたA Book of Prayers(祈りの本)というものがあるのです。何の為に使うのか教授に聞くと、学生達が教えている子供たちのために祈れるようにだそうです。今まで、公立の学校で教えていたので、「あークリスチャンの学校に帰ってきたなぁ。」とちょっと感動しちゃいました。一ヶ月ほど前にキャンパスで仕事を探していた時も、面接をした後に面接官が私の将来の為に祈ってくれたり、昔ならあまり気にも留めなかった事が、新鮮で有難く感じられるようになったかな。とにかく「生徒のための祈りの本」もいいアイデアですよね。「先生ダイアリー」と共に覚えておいて、また現場に戻った時に使ってみようっと。

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2 コメント

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はじめまして (sarah)
2005-09-10 13:36:50
kuriksさん はじめまして

 ブログ楽しく拝見させて頂いています。

 実は私はアメリカに住んでいる元在日韓国人で、kuriksさん同様クリスチャンです。

 ブログの中で言語に関してとても共感でき、思わず頷いてしまう事が多かったです。



 私の場合は韓国語と日本語のバイリンガルですが、アメリカの生活もかれこれ10年になるので、ブログで書かれているようご多分に漏れず、英語も少しは喋れるようになりました。



 ただ、こちらでの生活は子育てと家事だけですので、当然英語もその範囲内のものですし、さらに悪いことに日本語は漢字が書けなくなってしまう程退化し、韓国語は主人との会話と教会生活で辛うじて保っている有様です。



 最近は、一体私はどこの国の人間なのか-言語面から追求すると定められないカテゴリーに属しています。

 

 けれども神の国の子という事だけは自信を持って言えるので、それで幸いと自分なりに納得しています。



 しかし、英語を若かりし頃にもっと頑張っていたら-子供の学校で白人のママさんに理不尽な事で責められても、理論立てて言い返せず、悔しい思いをした時に後悔を覚えます。(クリスチャンらしからずまだまだ血の気が多い世の人です)



 これからも楽しいお話をお伝え下さい。楽しみにしています。また、ブログを通しての神様の働きも祝福されますように!

 

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コメントありがとうございます! (kuriks)
2005-09-15 02:05:48
Sarahさん、はじまして。



コメント嬉しいです!ブログを始めた当初は、今まで自分の人生で関わってきた方達に向けて発信する心持でしたが、こんな風にオンラインの世界でしかない新しい出会いがあり新しい輪が広がっていくのも、楽しいなって思います。ありがとうございます!



Sarahさんは、トライリンガルなんですね。すごい。私も第三ヶ国語を学ぼうかとか思った事もありますが、英語と日本語も怪しげ(弱セミリンガル?)なので止めました。私の漢字もかなりやばいですし、英語の方も日常・専門範囲を超える分野はあやふやなドライアイス状態です…「自分はどこの国の人間なのか?」という質問は、多言語・多文化・多人種のバックグラウンドを持つ人がきっと皆、自問自答しているのでしょうね。その時、「自分は神の国の子」というアイディンティティーがある人は波があっても錨を持つ人のように心強いな。ちなみに「あなたの名前の意味は?」ってアメリカ人に聞かれる時、いつも「Child of Heaven」と答えています。ちょっと無理やりだけど、漢字の意味からそうも取れるかな、と。(親には「そんな意味でつけたんじゃない」とか言われるけど)



ところで、アメリカの現地校に子供を行かせてる保護者はタフな人多いですよね~。(一般的にアメリカ人は主張力が強いのかな?)私もESL教師兼通訳もしてたので、なにかとアメリカ人先生vs日本人保護者やアメリカ人保護者vs日本人保護者の間の交渉や摩擦の緩和をしていましたが、結構大変だったのでSarahさんの気持ちが少し分かる気がします。言語の壁で悔しい思いをした事は、かなりあるし。悔しさでへこまず、バネにしてお互い頑張りましょう!たとえ相手の親に全て理解してもらえなくても、自分の子供と理解し合っていれば、いいと思います!(エラそーにすいません。)



May God bless you and your family!
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