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Never7 ~the end of infinity~

2005年06月05日 20時55分20秒 | ゲームレビュー
タイトル:Never7 ~the end of infinity~  機種:DC(PS2)

KIDの送る「インフィニティ」シリーズ第一段の完全版。
いわゆる「ループもの」と言われるもので、最初に悲劇的な結末を迎えた主人公が時間を遡り、
その悲劇を回避するために定められた運命に立ち向かっていくというもの。

恋愛要素を絡め、ヒロインは5人。それぞれがそれぞれに秘密や悩みを抱えていて、それも
同時に解決していくことになる。
私は前提知識全く無しでプレイして、たまたまいづみさん(ヒロインの一人)を最後に
攻略しようと決めていたのですが(年上キャラだったから)、いづみシナリオは他4人を
クリアして初めて突入できるものだった。
しかも、このシナリオが衝撃的。それまでは普通のループものとしてしか見ていなかったが、
この最終シナリオで
今まで自分の中で構築されてきた「Never7」の世界が崩壊させられた。
どんでん返しというか何と言うか、ゲームでここまでのカタルシスを得たのは初めてかも。
プレイしてて、ある意味怖くなってきましたもの。目が離せないというか途中でやめられない
というか。
最終シナリオまでプレイして、初めてこのゲームの真価が得られます。

しかしながら、個人的にやられたのはくるみシナリオ。年下のロリキャラっぽくて、
全然期待していなかったのですが。ある意味ループものの特性を一番美味くいかしたシナリオ。
ラストクライマックスでは不覚にも目がうるうるきてしまいました。
王道的なんだけど、王道だからこそ、グッとくるものがあって。

とにかく、このゲームとの出会いは自分的に大きかったですね。何せ、これプレイしたから
「Ever17」が発表されたとき、絶対に発売日に購入すると決意しましたから。

総評      : 8点
カタルシス  : 8.5点

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