心はいつでも青信号!

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私が彼を殺した

2005年06月18日 21時27分55秒 | ブックレビュー
タイトル:私が彼を殺した    著:東野 圭吾

東野さんの放つ本格推理小説。
これは本当に”推理”小説。なんたって、解決編がついていないのですから、
自分で読んで、推理して、結論を出さないといけないという。

容疑者は三人、ヒントは毒入りカプセルとその行方。
あとは全て本文の中から推理しろというー

いやー、私、ミステリはそこそこ読んでいますが、自分自身が推理するということ自体は
苦手で、分からないんですよ。
ミステリは、最後の解決編で「おおっ!そうだったのか」と驚くカタルシスを楽しんでいると
いうか(笑)
で、これもやはり分かりませんでしたー。世の中には簡単だった、っていう人もいますけどね。
ただ、色々と推理はされていますが、作者が解決編を出さないと結局のところ誰が犯人なのか
正解は分からないんですよね。
誰が犯人でもおかしくなさそうで、その辺の話の作り方はさすがに上手というか。
きちんと読み込んでいかないと、最後にヒントを出されても分かりませんね。

でも、こういう作品を出すことが許される東野さんは凄いですよね。
「どちらか~」はこれから読むのですが、ちゃんと考えてインプットしながら読まないとなぁ。

総評       :  7点(微妙。解決編次第か?)
犯人不明度   : 8点