洲原神社つづき。
では、石段を上がって楼門から中へ入ってみます。
石段を上った先に拝殿。
楼門の向こうに見える長良川。
この楼門、上部には明治16年奉納の大太鼓がおさめられています。
かつては除夜の鐘のごとく大晦日に叩かれたのだそう。
手水舎
社伝によれば創建は717年。
越前国の神職三神安角の次男である泰澄によるものと伝わります。
古来、正一位洲原白山とも称えられた由緒ある大社です。
白山神社(白山比神社)の前宮でもあり、「白山権現」「須原権現社」とも称されていましたが、
明治の神仏分離令により「洲原神社」へ改称したとのこと。
拝殿(市の重文)
江戸時代に再建。入母屋平入りで、舞殿型。
苔生した桧皮葺の屋根がきれいです。
ああ、いいわねこの開放感・・。
ここでいったん楼門を出て、あらためて参道側からお邪魔してみる。
カメラ片手に境内をウロウロ。
あまりに素敵すぎて、もうどっから攻めたらいいか分かんないわよ・・(>∀<)
楼門を横から見た図。
社殿立ち並ぶ境内。
あかん、好き過ぎてテンパるわ。
好きなもん満載の大皿を前にして、何から食べたらいいか思わず迷っちゃうかんじ。
とりあえず拝殿内から行こか。うん。
で、この木の前でおもむろに写真とってたら、
境内を歩かれていた宮司さんらしき方から「男桧にしがみついてお願いするといいですよ~」
と声をかけられる。
(あとで確認したところ、常駐宮司さんはいらっしゃらないようで、社務所の責任者の方でした。)
これは縁結び夫婦桧男桧・女桧という二本の夫婦桧で、縁結びの神木と言われています。
男性は女桧を、女性は男桧を抱きかかえてお願いすることで、良縁に恵まれるのだとか。
うーん、一応既婚者だけどいいのか?・・と思って躊躇していたら、
「皆さんやってますよ~写真とりましょうか~」と、なおも満面の笑みで言って頂いたので、
まぁいいかと思って写真をお願いする(笑)。
その後、楼門の太鼓のこととか重文指定の拝殿狛さんのこととか、色々とお話を伺う。
拝殿内の絵馬についても御教示下さって、
「ぜひ拝殿内にのぼって見てって下さいねー」と言われる。
え、いいんですか。のぼって。
「どうぞどうぞ」
ということで、靴をぬいで恐れながら上がらせていただく。
スゲーうれしい。
※なお、いつでも上ってOK!なわけでは無いということで、
希望の方は社務所へ一言声をかけて下さい とのお話でした。
ただその場合も、中央部分の一段高い場所↑は、上っちゃダメです。
先ほどまで外側からバシバシ写真撮ってましたが、内部から眺める光景はまた格別・・。
歴史を感じさせる床なので、歩くときは注意が必要。
それにしても立派な拝殿だなあ。
安政五年ということは、160年近く前に奉納されたのね。
七十名ぐらいの御名前が記されています。
この時期に多かったという大地震に関係するものなのかな・・?
今年は約40年ぶりにこちらで挙式が行われ、新郎新婦が舟を漕いで川を渡ったそうで・・
風情ある光景が目に浮かびました。
こちらには楼門にあるものと同じ太鼓が置いてあります。
来年の1月にNHKで放送されるドラマ(たしか8話完結かなにか。)で、洲原神社が出てくるとか。
それはぜひ見なければ。(*・∀・)
その③へつづく・・。